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昭和時代・戦後に建てられた駅舎を巡る鉄道の旅

1945年(昭和20年)の8月15日の終戦後。木造駅舎は、木の味わいとレトロさ持ちながら、以前とは違った感じのものが建てられるようになった。

そして高度経済成長期には、コンクリート造りの横長や、ビル型の駅舎が増えていった。

地方のローカル線においては、鉄道の利用者減少により、無人化された駅では待合室程度の機能しかない小さな簡易駅舎に建て替えられるなど、新しい駅舎に取って代わられるように…
(※並び順は建築年順ではなく、記事の日付順となっています。)



土讃線・坪尻駅~超秘境駅に残るJR四国唯一となった純木造駅舎~

土讃線・坪尻駅、今やJR四国唯一となった純木造駅舎が残る

7月のある日、阿波池田駅から多度津行きの普通列車に乗った。乗客はたったの二人。地元の人はともかく、夏休み期間で、本来ならもう少し乗り鉄がいると思ったのだが、そんなのは私だけ。コロナウィルスの猛威で出控えている人が多いのだろう。吉野川を渡り、ぐるりとカーブし阿波池田の市街地を見下ろすと、レールは山の中に分け入った…

有間川駅~海に抱かれ佇む古き木造駅舎~(えちごトキめき鉄道・日本海ひすいライン)

越後トキめき鉄道・有間川駅、木造駅舎の向こうに見える日本海

北陸本線から第三セクター鉄道に転換されたえちごトキめき鉄道の日本海ひすいライン。有間川駅はその名の通り、眼前に日本海の絶景が広がる場所に位置している。長年の陳情が叶い、戦後の1946年(昭和21年)9月1日に有間川仮乗降場とした開業。その当時からの木造駅舎が残る…

東松江駅 (南海電鉄・加太線)~静かに余生を送っているような木造駅舎~

南海電鉄加太線・東松江駅、県道7号線沿いの木造駅舎

東松江駅の開業は、加太軽便鉄道時代の1930年(昭和5年)の12月1日。当時、和歌山市駅方面へは現在の紀の川駅経由と違い、南東に進み北島駅を経由し、紀の川を渡り至っていた。紀の川駅への現在のルートが開業したのは1944年(昭和19年)。現在の木造駅舎は1948年(昭和23年)の南海電鉄時代に建てられた…

天塩中川駅 (JR北海道・宗谷本線)~木造駅舎は戦後の建築当時の姿に…~

宗谷本線・天塩中川駅、昔の姿をイメージして改修された木造駅舎

宗谷本線の天塩中川駅には、1953年(昭和28年築)の木造駅舎が現役で使われている。改修で外壁が新建材になるなど、やや味気ない姿になっていたが、2014年の改修で、昭和28年の建築当時の姿をイメージし改修された。私は2回、天塩中川駅に降り立った事がある。一回目は1990年代の前半。当時は簡易委託駅で、記念に硬券の入場券を買い、街中をぶらぶらし…

南松本駅 (JR東日本・篠ノ井線)~小さくなり生き残った木造駅舎はもうすぐ失われる…~

JR東日本篠ノ井線・南松本駅、改築が決まった木造駅舎

木造駅舎が残っている事はなんとなく知っていて訪れたいと思っていたが、やっと降り立つ事ができた。長野県第二の都市、松本市の都市圏にあるだけあって、広大な貨物ヤードの反対側の駅西側一帯は、マンションなどがある街並みが広がり、一日の乗降客は3000人程度と多めだ…

鶴形駅 (JR東日本・奥羽本線)~一風変わった高床式の木造駅舎~

JR東日本奥羽本線・鶴形駅、戦後築の高床式の木造駅舎

鶴形駅の開業は戦後の1949年(昭和24年)と比較的新しい。当初は仮乗降場で、上下3本ずつの列車が停車したという。駅に昇格したのは1952年(昭和27年)1月25日。木造駅舎は築堤上のレールに合わせた高床式という変わった構造が強いインパクトを発する。古レールなどの鉄骨が駅事務室や待合室のある駅本屋を高くかかげ…

崎山駅 (平成筑豊鉄道・田川線)~枯池とボロ駅舎…~

九州旅行三日目、平成筑豊鉄道の旅を楽しんでいた。田川線の崎山駅に、古そうな木造駅舎が残っているので降りてみると、2番ホームの駅名標裏手に枯池があるのを発見した…

茶内駅 (花咲線(根室本線))~こじんまりとした町に建つ木造駅舎~

JR北海道・根室本線(花咲線)・茶内駅。昭和25年築の木造駅舎

花咲線と称される根室本線末端区間では数少ない、駅周辺に街並らしい街並みが形成されている駅。駅舎は戦後の1950年(昭和25年)築。2007年、列車交換でちょっと下車した時は、一面オレンジ色に塗られていたが、2019年降り立ってみると、全く違う緑色に…

宇部新川駅(JR西日本・宇部線)~白鳥のいる池は今…~

JR西日本宇部線・宇部新川駅、1948年築の昭和感漂う駅舎

JR西日本・宇部線の宇部新川駅の駅構内には、池があると聞いていた。しかもよくある水が枯れ廃れたのではなく、水が湛えられ立派に「現役」だという。宇部新川駅には、2002年の夏、引退を控えた旧型電車のクモハ42に乗りに来たときに訪れていた…

旧石切山駅 (定山渓鉄道)~石山振興会館となり廃線後も活用される木造駅舎~

定山渓鉄道・旧石切山駅。廃線後、残存した駅舎は石山振興会館に…

かつて札幌市内に定山渓鉄道という私鉄の鉄道路線があった。東札幌駅‐定山渓間が廃止されたのは1969年(昭和44年)の11月1日。廃線から半世紀近く経とうとしているが、石切山駅の木造駅舎は驚くべき事に現存し、活用されているという…