遠野駅(JR東日本・釜石線)~民話伝わる土地のレトロな洋風駅舎~
新花巻駅から快速やまゆりに乗り、遠野駅に到着。2面3線のホームは線内の主要駅らしさ感じる。遠野駅の開業は1914年(大正3年)4月18日。現在の駅舎は釜石線の改軌と全通が成った、1950年(昭和25年)築。一見、石造りが印象深い洋風駅舎だが…
JR中央本線・大桑駅~開業15周年記念碑と桜の老木ある枯池~
駅舎の外に出ると、左手に大きな桜の木があるのが目に入った。その足元には、枯れた池が残されていた。ごつごつとした岩で囲われているが、割とシンプルな形状。大きな桜の木で覆われているのが印象深い。春の風景を見て見たいものだ。そして真ん中に、何やら記念碑が鎮座している…
大津港駅(JR東日本)~消えた!?駅舎横にあった御堂のある池は…~
2006年1月、常磐線の大津港駅を訪れた。駅舎の外に出て左手に、池庭があるのを発見した。こんな風に駅の敷地内に池…(今やほとんどがその「跡」と化してしまっているが)があるのは珍しくない。しかし大津港駅の池で目を引いたのが、池の中に中国風の赤い御堂がある事だった。オブジェであるが、なぜこんな所に中国風のお堂が?とても不思議に思った。
土讃線・坪尻駅~超秘境駅に残るJR四国唯一の純木造駅舎~
7月のある日、阿波池田駅から多度津行きの普通列車に乗った。乗客はたったの二人。地元の人はともかく、夏休み期間で、本来ならもう少し乗り鉄がいると思ったのだが、そんなのは私だけ。コロナウィルスの猛威で出控えている人が多いのだろう。吉野川を渡り、ぐるりとカーブし阿波池田の市街地を見下ろすと、レールは山の中に分け入った…
有間川駅~海に抱かれ佇む古き木造駅舎~(えちごトキめき鉄道・日本海ひすいライン)
北陸本線から第三セクター鉄道に転換されたえちごトキめき鉄道の日本海ひすいライン。有間川駅はその名の通り、眼前に日本海の絶景が広がる場所に位置している。長年の陳情が叶い、戦後の1946年(昭和21年)9月1日に有間川仮乗降場とした開業。その当時からの木造駅舎が残る…
東松江駅 (南海電鉄・加太線)~静かに余生を送っているような木造駅舎~
東松江駅の開業は、加太軽便鉄道時代の1930年(昭和5年)の12月1日。当時、和歌山市駅方面へは現在の紀の川駅経由と違い、南東に進み北島駅を経由し、紀の川を渡り至っていた。紀の川駅への現在のルートが開業したのは1944年(昭和19年)。現在の木造駅舎は1948年(昭和23年)の南海電鉄時代に建てられた…
天塩中川駅 (JR北海道・宗谷本線)~木造駅舎は戦後の建築当時の姿に…~
宗谷本線の天塩中川駅には、1953年(昭和28年築)の木造駅舎が現役で使われている。改修で外壁が新建材になるなど、やや味気ない姿になっていたが、2014年の改修で、昭和28年の建築当時の姿をイメージし改修された。私は2回、天塩中川駅に降り立った事がある。一回目は1990年代の前半。当時は簡易委託駅で、記念に硬券の入場券を買い、街中をぶらぶらし…
南松本駅 (JR東日本・篠ノ井線)~小さくなり生き残った木造駅舎はもうすぐ失われる…~
木造駅舎が残っている事はなんとなく知っていて訪れたいと思っていたが、やっと降り立つ事ができた。長野県第二の都市、松本市の都市圏にあるだけあって、広大な貨物ヤードの反対側の駅西側一帯は、マンションなどがある街並みが広がり、一日の乗降客は3000人程度と多めだ…
鶴形駅 (JR東日本・奥羽本線)~一風変わった高床式の木造駅舎~
鶴形駅の開業は戦後の1949年(昭和24年)と比較的新しい。当初は仮乗降場で、上下3本ずつの列車が停車したという。駅に昇格したのは1952年(昭和27年)1月25日。木造駅舎は築堤上のレールに合わせた高床式という変わった構造が強いインパクトを発する。古レールなどの鉄骨が駅事務室や待合室のある駅本屋を高くかかげ…
崎山駅 (平成筑豊鉄道・田川線)~枯池とボロ駅舎…~
九州旅行三日目、平成筑豊鉄道の旅を楽しんでいた。田川線の崎山駅に、古そうな木造駅舎が残っているので降りてみると、2番ホームの駅名標裏手に枯池があるのを発見した…