豊前松江駅(JR九州・日豊本線)~薔薇の花との競演が印象的な木造駅舎~

豊前松江駅の開業は1897年(明治30年)9月25日。開業時は松江駅という駅名だった。現在の駅名になったのは1945年(昭和20年)5月1日。木造駅舎は1932年(昭和7年)築。使い込まれた木の質感のままの年月が味わい感じさせる木造駅舎だ…
神代駅(JR西日本・山陽本線)~山深い秘境駅のような??海沿いの駅~

岩国駅から下り列車に乗り柳井港駅に立ち寄った後、上り列車に乗り、瀬戸内海と島々が望める風光明媚な眺めを車窓から楽しんだ。そして神代駅で下車してみた。上りホームに一歩踏み出すと、先ほどまでの車窓が嘘のように、深い森のように…
根府川駅~東海道本線の数少ない無人駅、慰霊碑と池庭…~

木造駅舎が残る神奈川県のJR東日本の根府川駅で下車してみた。東京‐熱海間の長大編成の普通列車が何本も行き交い、東海道本線東京口の圏内とも言えそうだが、ここまで来るとローカル色も混じり始める。根府川駅は美濃赤坂支線の美濃赤坂駅と荒尾駅を別にすると、東海道本線唯一の無人駅だ…
宗谷本線・抜海駅~日本最北の木造駅舎、そして無人駅へ…~

宗谷本線終点の稚内から2駅南の抜海駅へ…。ここより北の稚内駅と南稚内駅はコンクリート駅舎なので、この駅舎こそが日本最北の木造駅舎のある駅だ。駅は1924年(大正13年)開業。この小さな駅舎はそれ以来、冬の厳しい寒さに耐え続けてきた…
予讃線・下灘駅の荒れた日本庭園跡

青春18きっぷのポスターやプラットホームから瀬戸内海を望める事で有名なJR予讃線、愛媛県の下灘駅を訪れ、駅構内や周辺を歩いていると、駅舎の横に荒れ果てた庭園の跡を発見した。この庭園の遺構、よく見ると池もあったようだ…
藻琴駅 (JR北海道・釧網本線)~田舎の校舎のような素朴な木造駅舎~

釧網本線の藻琴駅は、オホーツク海の近くに立地する。田舎の小さな校舎ような素朴な木造駅舎は駅開業の1924年(大正13年)築。それ以来、雪とオホーツク海からの風に長年耐え続けてきたと思うと、味わいもひとしおだ。無人駅だが、旧駅務室跡に喫茶店「トロッコ」が入っている…
末続駅 (JR東日本・常磐線)~二つの枯池と戦後築の木造駅舎がある駅~

常磐線、末続駅の駅舎に面したプラットホームは幅が広くスペースは余裕がある。その中に、木々や花が植えられた一角もあり、「ありそうな」雰囲気を感じ、ホームを歩いていると、道路と駅を隔てる柵の前に、小さな枯池が埋もれてるのを発見した…
深日港駅(南海・多奈川線)~かつては航路への連絡を担った駅~

南海電鉄の多奈川線に乗り、終着駅の多奈川駅から折り返してくる時、車内から見た深日港駅の古びた佇まいに引かれふらりと下車してみた。駅は一面一線と、こじんまりとしたローカル線支線の典型的な配線だが、その割にプラットホームは広めの幅が取られている…
予讃線・下灘駅~瀬戸内海を見渡す駅…栄枯盛衰の残り香~

青春18きっぷの販売時期になると、JRの駅に宣伝ポスターが掲示されたり、パンフレット置かれたりする。鉄道で旅する若者や、日本の美しい自然風景の中を列車が走るシーンが多いが、これがひとり旅や列車に揺られのんびり旅をしたいと思わせ写真ばかりだ。そんな風景に添えられるキャッチコピーもムードを一層高める…
紀勢本線・冷水浦駅~海が見える駅の謎の構造物??~

有田鉄道に乗りにいくため、早朝の新大阪発紀伊田辺行きの列車に乗った。前夜が夜行列車で眠りは十分でなく気だるさは残り、すぐに深い眠りへと落ちた。気が付いたら列車は和歌山駅を過ぎていた。車内を見渡すと、黒い制服を着た学生でぎゅうぎゅう詰めだった。眠りまなこで車窓をボーっと眺めていると…