洋風駅舎(1) - 駅と駅舎の旅写真館

洋風駅舎(南海・浜寺公園駅)

身近な鉄道遺産、瀟洒なレトロさ溢れる洋風駅舎を巡る鉄道の旅

明治以降、西洋の建築様式を取り入れた建物が続々と建てられたが、産声を上げ発展著しい日本の鉄道についても例外ではなかった。ハイカラな駅舎は新しい文明の象徴として、当時の人々に眩しく映った事だろう。

明治、大正のロマン溢れる駅舎から、一部に洋風の要素が取り入れられた駅舎まで… 建てられた時代の香りを今に伝える洒落たレトロ駅舎。

(※ヘッダー画像: 浜寺公園駅(南海電鉄本線) )



初代松島駅~東北本線旧線跡に残る洋風木造駅舎~

東北本線旧線跡に残る初代松島駅の洋風木造駅舎

宮城県松島町にある東北本線の松島駅は2代目で、1代目は2.5㎞程北の内陸側に位置していた。初代の松島駅は日本鉄道時代の1890年(明治23年)4月6日に開業した。当時、岩切-品井沼間は現在の海側でなく、内陸側にレールが敷かれていた。しかし「海線」が開業すると、旧来の「山線」は廃止された。廃止され半世紀以上過ぎているが、初代の松島駅は当時の駅舎が転用され残存している…

渡波駅(JR東日本・石巻線)~洋風木造駅舎などひそかなレトロさが楽しい駅…~

石巻線、開業以来の洋風木造駅舎が残る渡波駅

渡波駅の開業は1939年(昭和14年)10月7日。その時以来の木造駅舎が東日本大震災を乗り越え現役だ。駅舎は一見きれいに改修されシンプルだ。しかし縦長の大きな窓や待合室天井の造りなど、洋風の造りが印象深く、随所にレトロさを残している

日本最古の駅舎・旧長浜駅舎をじっくり見る

日本最古の駅舎、洋風の長浜駅初代駅舎(現・長浜鉄道スクエア)

現役最古の駅舎として、1886年(明治19年)築と推定されているJR武豊線の亀崎駅の木造駅舎はよく知られている。しかし現役ではないものを含めれば1882年(明治15年)築の旧長浜駅舎が最古となる。官設鉄道が国鉄のはるか前身、工部省鉄道局の管轄だった頃で、北陸線(後に北陸本線)という名称が与えられる以前の古い時代の頃だ…

網代駅(JR東日本・伊東線)~温泉街に佇む洋風木造駅舎~

JR東日本伊東線・網代駅、リゾート色ある洋風木造駅舎

網代駅の開業は1935年(昭和10年)3月30日。熱海-網代間が伊東線最初の開業区間で、3年後に伊東まで全通するまでは当駅が終着駅だった。駅舎はスペイン風のオレンジ色の瓦や、岩風の装飾を施した腰壁が印象的な洋風木造駅舎…

東京駅丸の内駅舎づくしの旅[5]~重要文化財駅舎の壮麗な外観~

重要文化財に指定された東京駅丸の内駅舎、皇室専用出入口がある中央付近

究極の駅舎ホテル・東京ステーションホテルに宿泊し、昼前にチェックアウトした。帰路に就くまでどう過ごそうか考えたが、東京駅丸の内駅舎をじっくり見て過ごすつもりだ。昨日はライトアップされた丸の内駅舎の夜景を存分に堪能した。昼はどんな顔を見せてくれるのだろうか。天気は曇り空、だけど駅舎を撮影するのはこの位がちょうどいい…

東京駅丸の内駅舎づくしの旅[4]~復原された駅舎を内部から愉しむ…~

東京丸の内駅舎、装飾が美しいドームを見上げる

明治の頃、日本鉄道の上野駅と官設鉄道の新橋駅を結ぶ計画があり、その途中に中央停車場が設置される事が決まった。ドイツ人のお雇い外国人で鉄道技術者のフランツ・バルツァーにより概要が策定されたが、彼が提案したのは和風駅舎。しかし、日本側からの反対意見が多く、辰野金吾と葛西萬司が新たに設計。そして1914年(大正3年)、東京駅は華々しく開業した…

東京ステーションホテル宿泊記~東京駅丸の内駅舎づくしの旅[2]~

東京ステーションホテル・ツインルーム、皇居外苑が見えるパレスビュー

創建の大正時の姿への復原された東京駅丸の内駅舎。駅舎内の東京ステーションホテルは戦災で失われた3階部分も復原されリニューアルオープンとなった。リニューアル後は、重要文化財となった歴史的な建物を活かしつつ、より瀟洒でラグジュアリーな駅舎ホテルとなった。客室数は多くないが、335mという長さのため、部屋からの眺望により、客室の種類は更に細分化されている。おすすめの客室を…

東京駅丸の内駅舎づくしの旅[1]~夜景散歩~

真正面の行幸通りから見たJR東京駅丸の内駅舎の夜景

レトロ駅舎を巡る旅をするようになって20年近くになるが、東京駅丸の内駅舎を本格的に見てみようという気には不思議とならなかった。2003年に国の重要文化財に指定される前から、大正築のレンガ造りの洋風駅舎は壮麗で、近代建築として既に評価は高く、もちろん私も知っていた。東京駅は幾度となく旅に交錯し、所用でも何度も利用した…

上州一ノ宮駅 (上信電鉄)~味わい深い佇まいに包まれた木造駅舎~

上信電鉄・上州一ノ宮駅、レトロで味わい深い佇まいの木造駅舎

十数年振りに上信線の上州一ノ宮駅に降り立った。急角度の切妻屋根が特徴的な駅舎は、ホーム側はクリーム色で塗装されてるが、古い木造駅舎らしさ溢れる佇まい。窓枠や付け庇も古い木のまま。屋外改札口が残るのも昔の駅さながら。まさに昔の駅に降り立ったような感覚に陥る…

琴平駅(JR四国・土讃線)~こんぴらさん門前の洋風木造駅舎~

こんぴらさんのお膝元の洋風木造駅舎、琴平駅(JR四国土讃線)

特急南風で琴平駅に降り立った。アンパンマンのキャラクター達で溢れた大正の洋風駅舎、そして金刀比羅宮の門前の駅に、混乱した気分にさせされた。アンパンマン列車に慣れた地元の人々には日常の光景なのだろうが。しかし列車が行くと景色は開け、2・3番ホームを覆う木造の上屋の軒飾りには、こんぴらさんを意味する丸金(マルコン)マークがたくさんあしらわれていた…