岩手県(1) - 駅と駅舎の旅写真館

岩手県の印象的な駅をめぐる鉄道の旅。
木造駅舎など古く趣きある駅舎、ローカル線の無人駅、ふらりと下車し心魅かれた駅etc…。春夏秋冬、駅を巡る旅『駅旅』で目の当たりにした心に残る風景。駅構内設備、駅前や周辺の気になるモノ、そして、あの日、あの瞬間、体感した空気感も…


遠野駅(JR東日本・釜石線)~民話伝わる土地のレトロな洋風駅舎~

JR東日本・釜石線、取り壊しに揺れる戦後築の洋風駅舎

新花巻駅から快速やまゆりに乗り、遠野駅に到着。2面3線のホームは線内の主要駅らしさ感じる。遠野駅の開業は1914年(大正3年)4月18日。現在の駅舎は釜石線の改軌と全通が成った、1950年(昭和25年)築。一見、石造りが印象深い洋風駅舎だが…

大船渡プラザホテル~トレインビューホテルならぬBRTビューを愉しめる大船渡駅前のホテル~

大船渡プラザホテルから眺めたBRT線大船渡駅

今宵の宿となる大船渡プラザホテルがある大船渡駅にやってきた。大船渡線は海沿いの区間は東日本大震災の津波で甚大な被害を受けたが、鉄道路盤をバス道に転用しBRT(バス・ラピッド・トランジット)として運行再開された。駅舎やホームなど駅の施設が流失した大船渡駅もBRT駅として再スタート。「配線構造」は鉄道で言うなれば2面2線の相対式ホームだ…

下船渡駅(JR東日本・大船渡線BRT)~鉄道時代からの木造駅舎が大改修されながらも残る…~

大船渡線BRT・下船渡駅、鉄道時代からの木造駅舎を改修

16年振りに大船渡線を訪れた。前回2006年は木造駅舎が残る折壁駅など、いくつかの駅で下車した。下船渡駅にも木造駅舎がある事は知っていたが、スケジュールの都合上、訪れる事ができず心残りだった。そしてあの大震災…、風光明媚な海沿いにレールが伸びていた大船渡線を何もかも変えてしまった…

仙北町駅 (JR東日本・東北本線)~後に首相となる人の鶴の一声でできた駅!?~

JR東北本線・仙北町駅の木造駅舎、ホーム上屋

盛岡駅から仙台寄りに1駅の仙北町駅で下車した。約5年振りの訪問で、前回、木造駅舎が印象的だったので、また来てみたいと思い続けていた。跨線橋は、趣深い木造駅舎に似合う古めかしい木造だ。木の手すりまで残っている…

折壁駅(JR東日本・大船渡線) ~汽車旅時代の懐かしい佇まいの木造駅舎~

大船渡線・折壁駅、昔ながらの佇まいの木造駅舎

大船渡線の折壁駅で下車した。改修され真っ白に塗られたが、昔のままの佇まいが趣を感じさせる木造駅舎が現役だ。1928年(昭和3年)の開業時からの駅舎という歴史がある。旧室根村の中心駅だったが、2005年(平成17年)9月20月、一関市と合併した…

青笹駅 (JR東日本・釜石線)~レンガ造りの小さな駅舎~

JR東日本・釜石線・青笹駅、大きな屋根に守られたレンガ造りの駅舎

レンガ積みに平屋根を載せているのが特徴の釜石線・青笹駅駅舎。無人駅で、駅舎と言うよりは待合室ではあるが、単純な造りがかえって面白い。しかし屋根は大きく、待合室はまるで大きな翼の下で護られているかのような雰囲気だ…

桜前線は北へ・・・、東北路をゆく~駅・桜旅2006~

JR花輪線・小屋の畑駅、列車のライトに照らし出された夜桜

えちぜん鉄道の駅に咲く桜を堪能して、一ヵ月後、桜前線は北へ駆け抜け、東北に春の訪れを伝えていた。
古ぼけて寂れた待合室を覆わんばかりの見事な八重桜は今まさに花盛り…