秋田県(1) - 駅と駅舎の旅写真館

東北地方・秋田県の印象的な駅をめぐる鉄道の旅。
木造駅舎など古く趣きある駅舎、ローカル線の無人駅、ふらりと下車し心魅かれた駅etc…。春夏秋冬、駅を巡る旅『駅旅』で目の当たりにした心に残る風景。駅構内設備、駅前や周辺の気になるモノ、そして、あの日、あの瞬間、体感した空気感も…


東大館駅(JR東日本・花輪線)~駅名標が国鉄時代を醸し出す木造駅舎~

JR東日本花輪線・東大館駅、昭和4年築の素朴な木造駅舎

大館に到着し、ホテルで旅装を解いてから、再び自転車で出た。行く先は花輪線の東大館駅。明日、東大館駅から列車に乗るので、その時に見てもよかったのだが、早朝で時間が無さそうなので、じっくり見ておきたいと思った。急に古めかしい感じの街並みになった。右に向くと、目的地の東大館駅の木造駅舎があった…

ホテルメトロポリタン秋田・ノースウイング~秋田駅のトレインビューを愉しむ~

ホテルメトロポリタン秋田から眺めた秋田駅ホーム

部屋から列車が眺められそうなホテルメトロポリタン秋田の新館ノースウイング。秋田駅西北側に位置し、線路近くに建てられ大いに期待できる。羽越本線の羽後亀田駅を訪れた後、もう一駅訪れる計画をだったが、朝早かった事もあり疲れていて、もうホテルに向かう事にした。JR東日本系列のホテルという事もあり、駅から徒歩1分程度、駅前というかほどんど駅内という好立地で、折りたたんだ自転車という重い荷物を持つ私も楽々…

羽後亀田駅(JR東日本・羽越本線)~哀愁漂う大正の木造駅舎~

開業の大正9年築の木造駅舎が現役、羽越本線・羽後亀田駅

自転車で亀田の町に立ち寄った後、羽後亀田駅へ。駅舎は横に長いやや大きめの木造駅舎で、駅開業の1920年(大正9年)以来のもの。桜の木が一本、寄り添っているのもまた風情溢れる。車寄せも昔ながら造りをそのまま残している。欄間や長押のような側面の板は古び木目浮く。やはり長年の使用でガタが来ているのか…、よく見ると側面の板の部分は少し曲がっている…

鶴形駅 (JR東日本・奥羽本線)~一風変わった高床式の木造駅舎~

JR東日本奥羽本線・鶴形駅、戦後築の高床式の木造駅舎

鶴形駅の開業は戦後の1949年(昭和24年)と比較的新しい。当初は仮乗降場で、上下3本ずつの列車が停車したという。駅に昇格したのは1952年(昭和27年)1月25日。木造駅舎は築堤上のレールに合わせた高床式という変わった構造が強いインパクトを発する。古レールなどの鉄骨が駅事務室や待合室のある駅本屋を高くかかげ…

桜前線は北へ・・・、東北路をゆく~駅・桜旅2006~

JR花輪線・小屋の畑駅、列車のライトに照らし出された夜桜

えちぜん鉄道の駅に咲く桜を堪能して、一ヵ月後、桜前線は北へ駆け抜け、東北に春の訪れを伝えていた。
古ぼけて寂れた待合室を覆わんばかりの見事な八重桜は今まさに花盛り…

矢島駅 (由利高原鉄道・鳥海山ろく線)~新旧駅舎並び立つ終着駅~

由利高原鉄道・矢島駅旧駅舎、国鉄矢島線時代からのもの

由利高原鉄道の薬師堂駅を見た後、終点の矢島駅に降り立った。2000年(平成12年)から供用開始された新築駅舎ながら、秋田杉をふんだんに使い、温もりある雰囲気。立派な新駅舎の横に、こじんまりとしたいかにもローカル線の駅舎っぽい建物があった…

薬師堂駅(由利高原鉄道)~ポツンと佇む満身創痍の木造駅舎~

第三セクター・由利高原鉄道・薬師堂駅、同社で数少なくなった木造駅舎

秋田県の羽後本荘駅から、地図を片手に市街地や国道108号線を歩き、国鉄矢島線から転換された由利高原鉄道の薬師堂駅へと向かった。できれば列車で降り立ちたかったが、列車本数が少なくちょうどいい時間の列車が無かった。市街地もやがて終り、外れのような風景になってくると…