JR西日本(1) - 駅と駅舎の旅写真館

木造駅舎などレトロな駅舎、ローカル線、気になる駅…JR西日本の印象的な駅を巡る鉄道の旅

山陽新幹線や関西都市圏の路線など先進的で都会的なイメージだが、北陸、山陰地方など都市圏以外は、海に山に自然豊かなローカル線の駅巡りが楽しい。

中国地方には、因美線の美作滝尾駅山陰本線の御来屋駅や、木次線の駅舎など、古く趣きある駅舎が多い。



福野駅(JR西日本・城端線)~富山最古の駅舎を再訪…~

約6年振りに福野駅を訪れた。古い木造駅舎が残り、ホーム側には、かつて正面に掲げられていた古い駅名標が保存されていた。使用感はもちろん書体もえらく古めかしい。1970年(昭和45年)頃から、駅舎改修の2015年(平成27年)まで使われていたとか。前回は離れる列車からこの駅名標を目にし「あああ…見逃した!」と悔しいく思ったもの…

二塚駅(JR西日本・城端線)~トタン張りの木造駅舎は昭和のレトロさ感じさせる~

JR西日本城端線・二塚駅、開業の大正9年以来の木造駅舎

目次 折りたたみ自転車で二塚駅へ… 不思議なレトロさ残す大正の木造駅舎 貨物駅の面影 ===[Ad] 書籍=== 北陸の鉄道 国鉄・JR編【現役路線・廃止路線】 [Amazon] [楽天] =========== 折りたたみ自転車で二塚駅へ…  北陸旅行の3日目は城端線の木造駅舎を巡る。まずは二塚駅へ。  二塚駅は高岡駅から二駅…、新高岡駅ができるまでは一駅で、わずか3㎞ちょっとしか離れていない。これなら高岡駅で袋に収納した重い自転車を抱え広い構内を移動し列車に乗るより、ホテルから走っていた方が面倒が無いのではと思い、直接走って行く事にした。  途中、街を東西に横切るあいの風とやま鉄道や氷見線の線路に行く手を阻まれた。目の前の跨線橋は自転車通行禁止。大回りかと当惑したが、運よくすぐに地下道を見つけた。  少し走ると、もう郊外のような趣になっていった。そんな中、北陸新幹線の高架や新高岡駅、イオンモールが忽然と姿を現す。北陸新幹線の工事に関連し、だいぶ整備されたのだろう。  新高岡駅を越えると、建物が減っていき緑が増え、田舎の町と町を結ぶ道路のような風景になっていった。  地図を見て、この […]

時が止まったままの木造駅舎、美作滝尾駅へ再び…

2022年、因美線・美作滝尾駅、時が止まったかのような木造駅舎

「時が止まったような…」「タイムスリップした気分…」「建てられた昭和初期のまま…」よくそう評される美作滝尾駅の木造駅舎。国内でも最上級の木造駅舎の一つで、国の登録有形文化財に指定されている。岡山県津山市にあるJR西日本・因美線の駅で、映画「男はつらいよ」最終作の「寅次郎紅の花」のロケ地になった事でも広く知られている…

JR畝傍駅貴賓室~往時のまま時だけが流れた気高き空間~

JR桜井線・畝傍駅の木造駅舎、天皇陛下が利用された貴賓室が残る

畝傍駅の駅舎内に残る貴賓室を見たいと思い続けていたが、遂にその機会に恵まれた。大阪で他の用事もあり6日前に畝傍駅を訪れたばかりだが、これは訪れずにはいられない。駅舎は取り壊しの危機に瀕していて、この機会を逃すと、もう次は無いかもしれない…

畝傍駅(JR西日本・桜井線)~貴賓室がそのまま残る威容溢れる木造駅舎~

桜井線・大柄で威容感じる木造駅舎のある畝傍駅、右側に貴賓室。

JR桜井線(愛称: 万葉まほろば線)には、貴賓室を備えた昭和15年築の木造駅舎が残っている事で知られている。駅の開業は1893年(明治26年)。桜井線の起源となる大阪鉄道・高田‐桜井間の開業時だ。初代天皇の神武天皇陵や、神武天皇と皇后を祀る橿原神宮に近く、参拝客で駅は賑わったという。皇族の利用も想定され、駅は開業時から貴賓室を備えていた…

ホテルアルファーワン津山宿泊記~今度はトレインビューを愉しめる部屋~

午後9時過ぎ、津山駅に帰って来た姫新線、津山線、因美線の気動車群

津山線・因美線輪行旅、一日目の宿は中間点にある津山にある駅前のビジネスホテル・α-1津山(アルファーワン津山)に。今回は折りたたみ自転車を持っての旅で、輪行袋に入れた自転車はやはり結構な重さ。駅近くの宿をどうしても選びたくなる。α-1津山には2度目の宿泊。前回は部屋から駅舎やホームの眺めを愉しんだもの。今回はトレインビューを愉しみたい…

因美線、存続が心配な超ローカル区間と取り壊し予定の木造駅舎を巡る

因美線知和駅、趣ある木造駅舎と折りたたみ自転車・Dahon K3

今年2022年に入り、JR西日本からローカル線の収支が公表された。因美線では、東津山‐智頭間が公表の対象となった。この区間で100円を稼ぐのに必要な経費(営業係数)は1963円。公表された30区間の中でも上位に入る悪さ。他の利益で穴埋めしているのだろうが、区間単体で見ると、とてもやっていけないのは誰にでも解り、「廃線」の二文字さえちらつく…

宝木駅(JR西日本・山陰本線)~かつて銀行が入居していた木造駅舎は建替えの運命…~

JR西日本山陰本線・宝木駅、かつて銀行が入居していた木造駅舎

自転車で日本海沿いを走り坂を超えると、行く先に街並を見下ろした。目的の宝木駅はあの中だ。無人駅となった駅で、寂れどれだけひっそりした所にあるのかと想像していたが、坂を下ると、家屋などが密集する懐かしい雰囲気の街並があった。古くからの街なのだろう。これなら、かつて駅に銀行が入居していたのも納得…

木造駅舎・美作滝尾駅、そして自転車で津山駅へ戻る

折りたたみ自転車・Dahon k3で津山線の駅巡りをした後、列車で今日の泊地となる津山駅に到着した。これから因美線の美作滝尾駅に行くつもりだ。ちょうどいい時間に列車で行って帰って来られるダイヤだった。だけどせっかくK3を持ってきたのだしと思い、帰りも列車にするかもしれないが、とりあえず持っていく事にした…

知和駅(JR西日本因美線)~時が止まったままの郷愁溢れる木造駅舎~

JR西日本・因美線、昭和6年の駅開業以来の木造駅舎が残る知和駅

木造駅舎が残る知和駅を訪れるため、早朝5時1分津山発の因美線始発列車に、折りたたんだ自転車を抱え乗り込んだ。と言っても、この列車は快速で知和駅は通過してしまう… 定刻の5時28分、美作加茂駅に到着した。少し駅を撮影すると、駅の外で自転車を展開した。ここからは自転車で知和駅へ向かう…