徳島県(1) - 駅と駅舎の旅写真館

徳島県の印象的な駅をめぐる鉄道の旅。
木造駅舎など古く趣きある駅舎、ローカル線の無人駅、ふらりと下車し心魅かれた駅etc…。春夏秋冬、駅を巡る旅『駅旅』で目の当たりにした心に残る風景。駅構内設備、駅前や周辺の気になるモノ、そして、あの日、あの瞬間、体感した空気感も…


新野駅(JR四国牟岐線)~改修されながらも素朴さ残す木造駅舎~

JR四国牟岐線・新野駅、改修され生き残る昭和の木造駅舎

新野駅(あらたのえき)の開業は1937年(昭和12年)6月27日。牟岐線が桑野駅から阿波福井駅まで延伸開業したと同時に開業した。その時以来と思われる木造駅舎が健在だが、他のJR四国の木造駅舎のように、きれいに…というか味気なく改修されてしまった感がするが…

土讃線・坪尻駅~超秘境駅に残るJR四国唯一の純木造駅舎~

土讃線・坪尻駅、今やJR四国唯一となった純木造駅舎が残る

7月のある日、阿波池田駅から多度津行きの普通列車に乗った。乗客はたったの二人。地元の人はともかく、夏休み期間で、本来ならもう少し乗り鉄がいると思ったのだが、そんなのは私だけ。コロナウィルスの猛威で出控えている人が多いのだろう。吉野川を渡り、ぐるりとカーブし阿波池田の市街地を見下ろすと、レールは山の中に分け入った…

阿波大宮駅 (JR四国・高徳線)の池庭跡

JR四国・高徳線・阿波大宮駅の枯れた池と木造駅舎

JR高徳線・阿波大宮駅は徳島県の北端、香川県との県境付近にある駅だ。小さな木造駅舎が残るが、無人駅となっていて、一日の利用客は20人程度とひっそりとし、秘境駅の様相さえ漂わす。駅舎に面したプラットホームの端に、枯れた池庭跡が残っていた…

池谷駅 (JR四国・高徳線、鳴門線)~狸伝説伝える枯池~

JR四国・高徳線・鳴門線、たぬき伝説のある池谷駅

高徳線と鳴門線の乗り換え駅の池谷駅で下車すると、両ホームの間に、枯れた池のある庭園跡があるのを発見した。池は駅の構内にちょっと作ってみたと言うには、結構大きめで、まるで露天風呂だ。中には鳴門市の伝統工芸・大谷焼の睡蓮鉢や壷が置かれ郷土色も豊かで、見ていて楽しい…