駅前に日本海広がる駅





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有間川駅訪問ノート
2015年(平成27年)3月14日、北陸新幹線の金沢延伸に伴い、北陸本線から第三セクター鉄道に転換されたえちごトキめき鉄道の日本海ひすいライン。有間川駅はその新しい路線名の通り、眼前に日本海の絶景が広がる場所に位置している。
信越線の支線としてこの区間の直江津駅‐名立駅間が開業したのは1911年(明治44年)7月1日だが、有間川駅は当時としては駅間が短く、必要な土地を確保し辛い事kから駅は設置されなかった。
しかし長年の陳情が叶い、戦後の1946年(昭和21年)9月1日に有間川仮乗降場とした開業、翌年の7月1日に駅に昇格した。
駅舎は駅開業時の昭和21年以来の木造駅舎だ。改修箇所は目に付くが、それでも使い古された木の質感が味わい深く、70年以上の歴史はしっかりと垣間見せる。何と言っても、海を望める位置にそんな駅舎が佇んでいるのがたまらない。
集落は約1㎞東にあり、駅周辺はややひっそりとした感で、秘境駅感が漂う。現在の一日の乗降客数は十数人程度という。
[2019年(令和元年)8月訪問](新潟県上越市)
レトロ駅舎カテゴリー: JR・旧国鉄系の一つ星レトロ駅舎