秘境駅(1) - 駅と駅舎の旅写真館

日本全国の秘境駅をめぐる鉄道の旅。
乗降客が極端に少なかったり、隔絶されたような雰囲気だったり…
当サイトにはカテゴリー「秘境駅への旅」がありますが、秘境駅の多様な魅力に迫るべく、このタグでは「古く美しき駅舎」や「駅の枯池(+池庭)」など、当サイト全体から関連する記事を抽出しています。


宗太郎駅(JR九州・日豊本線)~秘境駅の池は廃れても枯れる事無く…~

日豊本線・宗太郎駅、旧駅舎跡地に改札ラッチが残る出入口

JR九州日豊本線の宗太郎駅。山中にある駅周辺は民家数軒しかない集落で、停車する列車は下りが早朝の1本、上りが早朝の1本と夜の1本と、たった3本!あとは特急にちりんがひたすら通過していくだけで、九州トップクラスの秘境駅として知られている。2000年代の前半に訪れているが、その後、宗太郎駅構内に池があるらしい事を他人のウェブサイトで知った。しまった!これは見落としていたなぁ…

川上駅~無人地帯に佇ずむ味わい深き木造駅舎~(ちほく高原鉄道・ふるさと銀河線)

ちほく高原鉄道・川上駅、無人地帯の秘境駅に佇む木造駅舎

久しぶりにちほく高原鉄道へ。転換直前のJR池北線時代に乗りに来て以来で約15年振り。1920年(大正9年)6月1の開業以来の木造駅舎が残る川上駅で下車。左半分程度が新建材で改修されているものの、古い木造駅舎らしい趣をよく残した駅…

古虎渓駅へふたたび…~川流れる山間にポツンと佇む都市型秘境駅~

中央本線・古虎渓駅、川沿いの山深い秘境駅

中央本線(中央西線)の秘境駅として知られる古虎渓駅を久しぶりに訪ねようと思った。2002年の春に訪れて以来だ。その旅で訪れた定光寺駅には、その後も何度か訪れているのだが、古虎渓駅は本当にその時以来。その時の訪問記は掲載しているのだが、もう20年も過ぎているし、古虎渓駅の方はさらっとしか触れていないので、アップデートも兼ねて、再訪してみたいものと思っていた…

秋深まる砂原支線を駆ける~函館本線2022年廃止予定駅を自転車で巡る駅旅(2)~

函館本線砂原支線・進入禁止な??流山温泉駅

来年2022年で廃駅が見込まれる本石倉駅、石谷駅など函館本線の駅を巡った翌日、銚子口駅、流山温泉駅、池田園駅と言った砂原支線の廃止予定駅を中心に巡る計画だ。森駅6時6分発の砂原支線上り列車に、自転車と共に乗り込んだ。最初に渡島砂原駅で下車した。そして一駅戻り、掛澗駅、そしてまた進み…

土讃線・坪尻駅~超秘境駅に残るJR四国唯一の純木造駅舎~

土讃線・坪尻駅、今やJR四国唯一となった純木造駅舎が残る

7月のある日、阿波池田駅から多度津行きの普通列車に乗った。乗客はたったの二人。地元の人はともかく、夏休み期間で、本来ならもう少し乗り鉄がいると思ったのだが、そんなのは私だけ。コロナウィルスの猛威で出控えている人が多いのだろう。吉野川を渡り、ぐるりとカーブし阿波池田の市街地を見下ろすと、レールは山の中に分け入った…

有間川駅~海に抱かれ佇む古き木造駅舎~(えちごトキめき鉄道・日本海ひすいライン)

越後トキめき鉄道・有間川駅、木造駅舎の向こうに見える日本海

北陸本線から第三セクター鉄道に転換されたえちごトキめき鉄道の日本海ひすいライン。有間川駅はその名の通り、眼前に日本海の絶景が広がる場所に位置している。長年の陳情が叶い、戦後の1946年(昭和21年)9月1日に有間川仮乗降場とした開業。その当時からの木造駅舎が残る…

宗谷本線・北比布駅、東六線駅、北剣淵駅~3駅を巡ったある夏の日の風景~

JR宗谷本線・東六線駅、待合室のレトロな駅名看板

2015年9月、石北本線の駅をいくつか訪れ、午後は宗谷本線南部の秘境駅にでも訪れようと思った。手始めは北比布駅だ。しかし、旭川‐名寄間の列車は十数本あっても、北比布駅…いや、これから訪れる東六線駅、北剣淵駅に停車する列車は特に少ない。快速なよろはもちろん、普通列車でさえ何本かは通過してしまう…

宗谷本線2021年廃止予定駅と気になる無人駅を巡る旅・番外編(1)~車窓から見た駅~

宗谷本線、2021年で廃止となる安牛駅

2020年3月、2021年のダイヤ改正で宗谷本線の13駅が廃止する方針であると公表された。そこで2020年の夏、廃止予定駅を中心とした宗谷本線の駅を巡る旅に出た。12月、ダイヤ改正に関する発表で、宗谷本線の廃止となる12駅が正式発表された。廃止となる駅は北から徳満駅、上幌延駅、安牛駅…

宗谷本線北部、失われる駅と生き残る駅~2021年廃止予定駅と気になる無人駅を巡る旅2日目~

JR北海道・宗谷本線、廃止が問題になっている抜海駅

深夜0時にホテル入りして5時間後、早くも稚内駅にいた。すっかりきれいになった稚内駅に改めて驚きながら5時20分発の上り一番列車に乗った。乗客は私を含め数人…それも全て鉄道ファンっぽい雰囲気だった。後で訪れる抜海駅を車窓がかすめ一駅、まだぼんやりと暗い勇知駅に列車は進入した…

難関区間、美深町の秘境駅を攻める~宗谷本線 2021年廃止予定駅と気になる無人駅を巡る旅~1日目(2)~

宗谷本線・恩根内駅、夜を迎えた駅前

宗谷本線の無人駅巡りの旅一日目、いよいよ後半戦のスタートだ。名寄以北となると、少ない列車が更に減便されてしまい、駅巡りの難度がより増した。名寄‐美深間は下り列車だと一日4本という少なさ。あまりの少なさに、当初は紋穂内駅もしくは恩根内駅から、天塩川温泉もしくは咲来駅まで駅間徒歩をする計画を立てた。しかし、最低でも10㎞、最大で20kmに及ぶ距離のため無謀と思い計画を練り直した…