JR中央本線・大桑駅~開業15周年記念碑と桜の老木ある枯池~
駅舎の外に出ると、左手に大きな桜の木があるのが目に入った。その足元には、枯れた池が残されていた。ごつごつとした岩で囲われているが、割とシンプルな形状。大きな桜の木で覆われているのが印象深い。春の風景を見て見たいものだ。そして真ん中に、何やら記念碑が鎮座している…
藪原駅~山荘風に改修された明治の木造駅舎~(JR東海・中央本線)
中央本線(中央西線)の藪原駅へ…。塩尻駅から約30㎞ほど南の木曽の山中に分け入った所にある駅だ。約20年ほど前、駅を巡るようになった頃に訪れて以来の訪問だ。ハーフティンバー調の装飾が施された木造駅舎という記憶がある。久々に訪れると、ホーム側の木造駅舎らしい佇まいに驚いた…
古虎渓駅へふたたび…~川流れる山間にポツンと佇む都市型秘境駅~
中央本線(中央西線)の秘境駅として知られる古虎渓駅を久しぶりに訪ねようと思った。2002年の春に訪れて以来だ。その旅で訪れた定光寺駅には、その後も何度か訪れているのだが、古虎渓駅は本当にその時以来。その時の訪問記は掲載しているのだが、もう20年も過ぎているし、古虎渓駅の方はさらっとしか触れていないので、アップデートも兼ねて、再訪してみたいものと思っていた…
駅・桜旅2022~気まぐれに南美濃の桜を求め…~
20年振りに秘境駅として知られる古虎渓駅を訪れた。記憶ではもっと多くの桜の木でわさわさしていた気がするが見事に咲き誇るのはたった一本だけだった… あの黒い木の桜はまだ蕾ばかり。そんな蕾ばかりの桜も可愛らしくて、またいいもの… 華やいだ桜がまさに目の前に迫った。手を伸ばすと届く距離、 しばし桜と戯れた…
東京駅丸の内駅舎づくしの旅[4]~復原された駅舎を内部から愉しむ…~
明治の頃、日本鉄道の上野駅と官設鉄道の新橋駅を結ぶ計画があり、その途中に中央停車場が設置される事が決まった。ドイツ人のお雇い外国人で鉄道技術者のフランツ・バルツァーにより概要が策定されたが、彼が提案したのは和風駅舎。しかし、日本側からの反対意見が多く、辰野金吾と葛西萬司が新たに設計。そして1914年(大正3年)、東京駅は華々しく開業した…
東京ステーションホテル宿泊記~東京駅丸の内駅舎づくしの旅[2]~
創建の大正時の姿への復原された東京駅丸の内駅舎。駅舎内の東京ステーションホテルは戦災で失われた3階部分も復原されリニューアルオープンとなった。リニューアル後は、重要文化財となった歴史的な建物を活かしつつ、より瀟洒でラグジュアリーな駅舎ホテルとなった。客室数は多くないが、335mという長さのため、部屋からの眺望により、客室の種類は更に細分化されている。おすすめの客室を…
東京駅丸の内駅舎づくしの旅[1]~夜景散歩~
レトロ駅舎を巡る旅をするようになって20年近くになるが、東京駅丸の内駅舎を本格的に見てみようという気には不思議とならなかった。2003年に国の重要文化財に指定される前から、大正築のレンガ造りの洋風駅舎は壮麗で、近代建築として既に評価は高く、もちろん私も知っていた。東京駅は幾度となく旅に交錯し、所用でも何度も利用した…
信濃境駅の池庭跡 (JR東日本・中央本線)~青い鳥舞った!?白樺寄り添う枯池~
中央東線の上り列車で信濃境駅で下車すると、自然と「ラーラララーラララー…」と歌っていた。globeのWanderin’ Destinyという歌で、この駅がロケ地となったドラマ「青い鳥」の主題歌だ。10月も後半だとまだ一枚羽織るだけで大丈夫だったが、この駅は凍えるような寒さで、目の前の山には雲がかかる…
日野駅(JR東日本・中央本線)~多摩の農家を模した古民家風駅舎~
中央本線の長い列車がホームから離れると、駅舎の眺めが開けた。1937年(昭和12年)築の木造駅舎が残るが、こうして眺めると、広がるように増築され使い続けられているのがわかる。入母屋屋根からは丸太の棟木が三本突き出ていた…
定光寺駅 (JR東海・中央本線)~崖っぷちの秘境駅~
幼い頃の定光寺駅の印象は、私の記憶の中にいまだに焼き付いている。20年以上前のまだ昭和だったある日、小学校の遠足で定光寺に来た。崖にへばりついたような所に駅があり、列車から下車した時、下りホームに降り立ち異様に狭いホームを歩かされ..