南松本駅、駅舎と風景
南松本駅訪問ノート
木造駅舎が残っている事はなんとなく知っていて訪れたいと思っていたが、2019年の8月にやっと降り立つ事ができた。
長野県第二の都市、松本市の都市圏にあるだけあって、広大な貨物ヤードの反対側の駅西側一帯は、マンションなどがある街並みが広がり、一日の乗降客は3000人程度と多めだ。
南松本駅の開業は1944年(昭和19年)で、現駅舎は1947年(昭和22年)の築。元々はもう少し大きな木造駅舎だったが、2004年(平成17年)に、左側が削られ半分の大きさに減築された。一見、きれいに改修され味わいはいま一つだが、車寄せやホーム側軒の古びた柱など古い造りを残してるのが味わいを感じさせた。
残念ながらこの駅舎、老朽化やバリアフリー対応のため、残念ながら建替えが決まっている。来年2021年の1月には新駅舎の供用開始が予定されているという。無くなる前に訪れる事ができたのは幸運だったのだろう。
[2019年(令和元年) 8月訪問](長野県松本市)
追記: 新駅舎供用開始、そして旧駅舎引退
2020年夏からこの現駅舎の南側・右隣で、新駅舎の新築工事が始まった。現駅舎を右側の一部を切り崩しつつも利用を続け、新駅舎を建てていったという。
そして工事が完了し、2021年1月23日より、新駅舎が供用開始となった。旧駅舎となった木造駅舎は、完全に使用停止となった。早ければ2月から取り壊し工事が始まる予定だという。
レトロ駅舎カテゴリー: JR・旧国鉄系の失われし駅舎