田丸駅 (JR東海・参宮線)~面白い造り留める大正の木造駅舎~

駅の開業は参宮鉄道時代の1893年(明治26年)12月31日。1907年(明治40年)には国有化された。現在の木造駅舎は1912年(大正元年)築だ。白色をベースにし柱や縁が赤色に塗られアクセントになっていで、古さは感じるが、明るい雰囲気に仕上げられている…
南甲府駅 (JR東海身延線)~重厚感溢れるターミナル駅風のレトロ駅舎~

甲府駅から身延線に乗り3駅、南甲府駅で下車した。身延線はJR東海の管轄でオレンジ色の帯の313系電車がすれ違っていた。何本もの側線が広がる風景はまるで海が広がっているようで、出番待ちの313系や作業用車が留置されていてもなお余る。昔は貨物の取り扱いも盛んだったという。そして側線の向こうに見える駅舎は巨大だ…
木造駅舎でたまに見かける動輪マーク入り木製長椅子

木造駅舎とかレトロ駅舎めぐりの旅なんかをしていると、色々と古い設備や施設を駅で見つける事があります。待合室では、古い木製の長椅子(ベンチ)がいまだに使われている駅もあります。年月を経て渋みがしみ込んだ木のベンチは、古く味わい深いオーラを放ち、強い存在感があります…
家城駅 (JR東海・名城線)~木造駅舎らしい味わい秘めた駅~

前回訪れたのは2004年(平成16年)1月。JR東海管内に残った最後の腕木式信号機の廃止を控えていた時だった。それから16年、久しぶりに訪れた木造駅舎は、古い木の質感を残す、趣ある佇まいだった…
神志山駅(JR東海・紀勢本線)~古民家風のユニークな木造駅舎~

乗ってきた普通列車と上りの特急南紀が発車し景色が開けると、プラットホームが意外と短い事に気づいた。旧国鉄の「本線」と名のつく路線の駅は、とても長いプラットホームを持っている事が多い。半世紀以上前の鉄道全盛期の頃…
飛騨小坂駅(JR東海・高山本線)~御嶽を控えた山荘風木造駅舎~

飛騨小坂駅は、長野県と岐阜県に跨る霊峰・御嶽山の登山口としてかつては賑わったという。登山客を意識したためだろうか…、丸太を組んだ山荘風の造りが印象的な木造駅舎だ。車寄せの千木も、山荘風の駅舎ながら、霊峰の玄関口らしい威厳を不思議と添える…
杉原駅 (JR東海・高山本線)~木造駅舎で雨音を聞きながら…~

高山本線の列車は、強い雨のためか数分遅れて杉原駅に到着した。駅は山間の斜面に立地し、ホームより一段高い所に駅舎があった。石垣の上に木造駅舎がある風景は独特の風情がある。階段の上には、「飛騨最北端の駅 杉原」と書かれた駅名標位の大きさの看板が掲げられていた…
JR東海・武豊線・武豊駅構内の池の中にある謎の島!?

武豊線の終点、武豊駅プラットホームを端の方まで何気に歩いていると、小さな池庭があるのを発見した。今までこんなモノがあるなんてまるで気づいていなかった。武豊線はラッシュ時を除き2両編成だ。なので、2両でも余るホームの先端部分まで足を運ぶ事は無く、気づきにくかったのだろう…
亀崎駅 (JR東海・武豊線)~最古の駅舎だけじゃない!レトロさ溢れる情景ある駅~

約1年と数ヶ月振りに亀崎駅を訪れた。2001年に初めて訪れて以来、近場という気軽さから、たまに訪ねるようになった。今回は桜が満開の時季を狙っての訪問だ。素朴な木造駅舎だが、取り付けられている「M19年1月」と標された建物財産標により、明治19年(1869年)築の国内最古の現役駅舎とされている…
美濃赤坂駅 (東海道本線・美濃赤坂線)~味わい深い木造駅舎が佇む終着駅~

大垣始発の列車は、ものの6分で終点の美濃赤坂駅に到着した。大動脈の東海道本線から約2kmばかりちょろっと分岐すると、美濃赤坂線(赤坂支線)はこれでおしまいだ。レールはこれで途切れる。1面1線のホームで旅客列車はここで行き止まりだが…