川上駅~無人地帯に佇ずむ味わい深き木造駅舎~(ちほく高原鉄道・ふるさと銀河線)
久しぶりにちほく高原鉄道へ。転換直前のJR池北線時代に乗りに来て以来で約15年振り。1920年(大正9年)6月1の開業以来の木造駅舎が残る川上駅で下車。左半分程度が新建材で改修されているものの、古い木造駅舎らしい趣をよく残した駅…
油須原駅(平成筑豊鉄道・田川線)~復元改修された明治の木造駅舎~
国鉄田川線から第三セクターの平成筑豊鉄道に転換された油須原駅。かつて2回訪れた事がある。豊州鉄道として開業した明治28年(1895年)以来の駅舎が残ると聞き、初めて訪れたのは2006年6月。古い木造駅舎にはレトロな丸ポストが良く似合っていた。2回目は2015年6月。9年の歳月は古い木造駅舎を、いっそう古色蒼然とさせた…
有間川駅~海に抱かれ佇む古き木造駅舎~(えちごトキめき鉄道・日本海ひすいライン)
北陸本線から第三セクター鉄道に転換されたえちごトキめき鉄道の日本海ひすいライン。有間川駅はその名の通り、眼前に日本海の絶景が広がる場所に位置している。長年の陳情が叶い、戦後の1946年(昭和21年)9月1日に有間川仮乗降場とした開業。その当時からの木造駅舎が残る…
揖斐駅 (養老鉄道)~味わい残した木造駅舎が佇む終着駅~
駅の開業は1919年(大正8年)の初代養老鉄道時代。2007年に近鉄から現在の養老鉄道が運行を引き継いだ。北端の終点が揖斐駅だ。名鉄揖斐線の黒野駅-本揖斐間が廃線となってからは、揖斐川町唯一の鉄道駅として街の玄関口としての役割を担う…
黒姫駅(しなの鉄道・北しなの線)~観光客で賑わう昭和の洋風駅舎~
JR信越本線時代の1990年代前半に訪れて以来、約4半世紀振りに黒姫駅に降り立った。その時は名古屋からスキー列車・シュプール号でだった。スキーに来たのではなく、乗り鉄としてもちろん乗車目的(笑) 黒姫駅で降り立ち駅前に出ると、夜の闇の中に小さな駅舎が佇んでいた…
崎山駅 (平成筑豊鉄道・田川線)~枯池とボロ駅舎…~
九州旅行三日目、平成筑豊鉄道の旅を楽しんでいた。田川線の崎山駅に、古そうな木造駅舎が残っているので降りてみると、2番ホームの駅名標裏手に枯池があるのを発見した…
倶利伽羅駅 (IRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道)~明治の木造駅舎~
富山県の県境がすぐ近くにある石川県東端の駅・倶利伽羅駅で下車した。北陸新幹線開業でJR北陸本線が第三セクター鉄道化された区間、IRいしかわ鉄道とあいのかぜ富山鉄道の境界駅で、前者が管理する駅だ。JR時代から何度も通り過ぎた道だが、こうして下車したのは初めてだ…
大矢駅 (長良川鉄道・越美南線)~国鉄ローカル線らしさ残す駅~
20年振りに、岐阜県の長良川鉄道を訪れ、昼頃、大矢駅で降りてみた。国鉄越美南線時代は美濃下川と名乗り、1986年(昭和61年)12月11日の第三セクター転換時に現在の駅名に変更された。小高い山に囲まれた中、2面2線の相対式プラットホームがあり…
蔵宿駅 (松浦鉄道・西九州線)~枯池の記念碑は草に埋もれ…~
JR筑肥線の肥前長野駅などを訪れ、伊万里駅で第3セクター鉄道・松浦鉄道の有田行きの列車に乗り換えた。列車は蔵宿駅で列車行き違いのため、数分停車するとアナウンスがあった。ちょうど駅舎側のホームでラッキーと思い、カメラを手にホームに出ると…
えちぜん鉄道・永平寺口駅、池庭の移り変わり
永平寺口駅に始めて訪れたのは、1990年代前半だ。まだ京福電気鉄道時代で、分岐していた永平寺線が健在で、東古市駅と呼ばれていた頃だった。そして桜の花咲く2006年4月、2回目の訪問を果たした。永平寺線はとうに廃止となり、駅名は永平寺への参詣鉄道を強調する永平寺口駅へと再び改名されてい…