養老渓谷駅 (小湊鐡道)~三角屋根の木造駅舎は春めき行楽ムード漂う…~

2000年代の前半に訪れて以来、2度目の訪問。駅は月崎駅と終着駅となった上総中野間が、1928年(昭和3年)5月16日に延伸開業した時に開業。当初は朝生原駅という名称だったが、1954年(昭和29年)12月1日に現在の駅名に。その名の通り、自然豊かで温泉も湧く養老渓谷の最寄駅で…
出雲横田駅(JR西日本・木次線)~小駅なれど神社のような風格の和風木造駅舎~

小粒だけど本当に見事な和風駅舎。日本神話に、スサノオノミコトと結婚したと伝えられる櫛稲田姫(クシナダヒメ)を祀っている稲田神社を控え、和の粋を凝らした車寄せ、校倉造の壁、入母屋の屋根など、堂々たる社殿。きれいに整えられた植栽や和風の外観を持つトイレ、日本庭園風の空間と言った脇役も、この駅の魅力を高めている…
豊前松江駅(JR九州・日豊本線)~薔薇の花との競演が印象的な木造駅舎~

豊前松江駅の開業は1897年(明治30年)9月25日。開業時は松江駅という駅名だった。現在の駅名になったのは1945年(昭和20年)5月1日。木造駅舎は1932年(昭和7年)築。使い込まれた木の質感のままの年月が味わい感じさせる木造駅舎だ…
信濃境駅の池庭跡 (JR東日本・中央本線)~青い鳥舞った!?白樺寄り添う枯池~

中央東線の上り列車で信濃境駅で下車すると、自然と「ラーラララーラララー…」と歌っていた。globeのWanderin’ Destinyという歌で、この駅がロケ地となったドラマ「青い鳥」の主題歌だ。10月も後半だとまだ一枚羽織るだけで大丈夫だったが、この駅は凍えるような寒さで、目の前の山には雲がかかる…
南甲府駅 (JR東海身延線)~重厚感溢れるターミナル駅風のレトロ駅舎~

甲府駅から身延線に乗り3駅、南甲府駅で下車した。身延線はJR東海の管轄でオレンジ色の帯の313系電車がすれ違っていた。何本もの側線が広がる風景はまるで海が広がっているようで、出番待ちの313系や作業用車が留置されていてもなお余る。昔は貨物の取り扱いも盛んだったという。そして側線の向こうに見える駅舎は巨大だ…
谷村町駅 (富士急行大月線)~柔らかな洋風ムードに改修された木造駅舎~

駅の開業は1924年(昭和4年)6月19日。その時以来の木造駅舎が現役だ。観光色も強い富士急は、同社の木造駅舎を洋風の雰囲気にきれいに改修されてしている例が多い。この谷村町駅も、色使いが柔らかく、屋根に洒落た風向計が載せられ、童話に出てきそうなどこかかわいらしいムードが漂う…
黒姫駅(しなの鉄道・北しなの線)~観光客で賑わう昭和の洋風駅舎~

JR信越本線時代の1990年代前半に訪れて以来、約4半世紀振りに黒姫駅に降り立った。その時は名古屋からスキー列車・シュプール号でだった。スキーに来たのではなく、乗り鉄としてもちろん乗車目的(笑) 黒姫駅で降り立ち駅前に出ると、夜の闇の中に小さな駅舎が佇んでいた…
家城駅 (JR東海・名城線)~木造駅舎らしい味わい秘めた駅~

前回訪れたのは2004年(平成16年)1月。JR東海管内に残った最後の腕木式信号機の廃止を控えていた時だった。それから16年、久しぶりに訪れた木造駅舎は、古い木の質感を残す、趣ある佇まいだった…
芦野公園駅旧駅舎・喫茶「駅舎」~昭和のアレみたいな窓口跡~

津軽鉄道の芦野公園駅を再訪しました。約4年半前にも訪れていたのですが、旧駅舎で営業している喫茶店「駅舎」は営業時間外で利用する事ができませんでした。今回は念願の内部へ。だいぶアレンジされていますが、木を貴重にした落ち着いた店内で温かみのある雰囲気…
西条駅 (JR東日本・篠ノ井線)~一見、味わい無い改修木造駅舎だけど…~

西条駅(にしじょうえき)の開業は1900年(明治33年)で、今の駅舎は1934年(昭和9年)築だ。しかし大幅なリニューアルで板張りがほとんど新く換えられるなど、昔風の木造駅舎を再現した新築駅舎と言った風情を漂わせている…