昭和時代初期の駅舎(4) - 駅と駅舎の旅写真館



亀嵩駅 (JR西日本・木次線)~蕎麦屋で有名な駅の池庭風空間~

JR西日本・木次線・亀嵩駅、木造駅舎と枯池のあるミニ庭園

島根県山間部の奥出雲町、木次線の亀嵩駅はローカル線の小駅に過ぎないが、松本清張の「砂の器」に登場する駅として、また駅舎内に入居する蕎麦屋が人気で、鉄道ファンではない人にもよく知られる。そんな駅にも池庭の跡が残っていた…

出雲八代駅(JR西日本・木次線)~木造駅舎、夕の顔と朝の顔~

JR木次線・出雲八代駅の木造駅舎、きれいに改修されたホーム側

ある夏の暑い日、芸備線、木次線の駅を巡り、その日の宿の最寄り駅の出雲八代駅に着いた。この日見てきた木造駅舎はどれも古き良き趣溢れる素晴らしい駅舎ばかりだったが、この出雲八代駅もそれらの駅に負けない雰囲気をまとっている…

八川駅 (JR西日本・木次線)~映画「砂の器」に出演した木造駅舎~

JR西日本木次線・八川駅、開業の昭和9年以来と思われる木造駅舎

木次線の名物列車・奥出雲おろち号に乗り、奥出雲の自然豊かな車窓を楽しみ、国道314号線の奥出雲おろちループや、出雲坂根駅到着前の3段スイッチバックといったダイナミックな風景を楽しんだ。八川駅のプラットホームに出た瞬間、うだるような暑さが体にべったりとまとわり付いた…

出雲大社前駅 (一畑電車大社線)~和風の旧大社駅とは対極の洋風駅舎~

一畑電車・大社線・出雲大社前駅、開業の1930年以来の超個性的な洋風駅舎

廃線されて久しいJRの大社線・大社駅跡から10分ほど歩いて、やっと出雲大社の門前らしい雰囲気になってくると、一畑電車の出雲大社前駅が目の前に現われた。約9年振りの訪問だ。和風木造駅舎として名高いJR・国鉄の旧大社駅駅舎を見た後だと…

因原駅 (JR西日本・三江線)~桜咲く荒れた廃止ホーム~

JR西日本三江線・因原駅、木造駅舎には運送会社が入居

三江線の石見川本駅からバスに10分ほど乗り、因原インフォメーションセンターというバス停で降りた。「道の駅インフォメーションセンターかわもと」の最寄バス停で、道の駅でおみやげをいくつか買うと、因原駅を探しに裏手に歩いた…

布部駅(JR北海道・根室本線)~北の国 此処に始まる~

JR根室本線・布部駅「北の国から」ロケ当時の木造駅舎が健在

ドラマ「北の国から」第一話に登場し、まさに黒板五郎と純、蛍の家族のドラマの始まりとなった富良野市の布部駅に行きたいと思った。富良野駅から一駅だが、昼には4時間以上の時間が空く。だが、隙間を埋めるように、いいタイミングでふらのバスの路線があった…

肥前七浦駅 (JR九州・長崎本線)~旧駅事務室まで!古く趣き深い木造駅舎を堪能~

JR九州・長崎本線の駅めぐりを思い立ったのだが、肥前浜駅-諫早駅間の列車の少なさに閉口した。朝、夕夜は区間運転も含めれば概ね一時間に1本はあるが、日中は2時間・・・、上りでは4時間近くも普通列車の間隔が開いてしまい、乗り鉄、駅鉄にとってはまさに難所だ…

伊勢崎駅 (JR東日本・両毛線、東武鉄道・伊勢崎線)~ハイカラな洋風駅舎~

JR両毛線・東武伊勢崎線の伊勢崎駅、ハイカラな洋風木造駅舎

JR両毛線には、栃木駅、佐野駅などハイカラな古い洋風駅舎が多く残っていた。昭和9年(1934年)築の伊勢崎駅駅舎もその一つだ。特にファサードの洋風っぽい造りが印象的で、両毛線の古駅舎らしさを感じる…

若桜鉄道・隼駅~懐かしい昭和の木造駅舎がある駅はライダーの聖地!?~

若桜鉄道・隼駅の木造駅舎、原形をよく留めた窓口跡

若桜鉄道の隼駅には、先程訪れたばかりの八東駅とほぼ同型の木造駅舎が現役で残っている。1929年(昭和4年)の築で、駅の開業は翌年の1月20日。開業以来の駅舎だ。サッシ窓が少し惜しいが、それでも押縁下見の木の外壁が、木造駅舎本来の味わい深さを感じさせる…

八東駅 (若桜鉄道)~昭和の木造駅舎など古き良きローカル線の風情が残る駅~

若桜鉄道・八東駅、遺跡のように埋もれた側線ホーム跡

若桜鉄道のレールバスで運転室の横に立ち、いわゆる「かぶりつき」をしていた。八東駅がどんどん近づくと、プラットホーム横に行き止まりのホーム跡が残っているのが見え驚かされた。ローカル駅なれど、まるでターミナル駅を思わす堂々とした構内配線だ…