行川アイランド駅へ再び…~16年振りに訪れると~

行川アイランドの衰退とともに駅利用者も少なくなっていたが、閉園後は1日20人程度まで乗客数は落ち込んだ。そんな経緯でも駅名が変わらなかった事や、広大な園跡地はそのままでで、行川アイランド駅は秘境駅とみなされるようになっていったのだろう。今どうなっているのだろうとずっと気になっていた。訪れてから16年と半年が過ぎようとする頃、久しぶりに訪れる事にした…
那古船形駅(JR東日本・内房線)~時の流れの中感じる変化の中、木造駅舎は佇む~

早朝、館山駅からわずか一駅、那古船形駅で降りた。2007年に訪れて以来、約14年振り。木造駅舎が印象深く、いつか再び訪れたいと思い続けていた。金網のフェンスで仕切られた1番線の向こうに、あの木造駅舎が佇んでいるのが見えた。かつて島式ホームの1面2線の配線だったが、駅舎に近い1番線側は廃止された…
上総鶴舞駅(小湊鉄道)~桜咲く春を謳歌する駅の木造駅舎~

春で賑わう小湊鉄道。混雑を避け、朝に上総鶴舞駅に到着した。構内は広く、旅客ホームはかつて2面3線だったようだが、今は駅舎に面した1線のみ。廃止されたホームは廃れながらも残っていた。その周りには、植えられた桜や菜の花がささやかに咲き誇る。まるで、風化した遺跡を鉢にした盆栽か何かの作品のようで、不思議な春の風情が美しく映った…
銚子電鉄・海鹿島駅~戦後的な??造りが印象的な木造駅舎~

銚子電鉄に乗り、海鹿島駅(あしかじまえき)で下車。関東最東端の駅だとか…。古い改札口の「ご乗車 ありがとうございました 海鹿島駅」に出迎えられた。起源と言える銚子遊覧鉄道は1913年(大正2年)に開業。同時に海鹿島駅も開業。しかし4年後に廃線…
養老渓谷駅 (小湊鐡道)~三角屋根の木造駅舎は春めき行楽ムード漂う…~

2000年代の前半に訪れて以来、2度目の訪問。駅は月崎駅と終着駅となった上総中野間が、1928年(昭和3年)5月16日に延伸開業した時に開業。当初は朝生原駅という名称だったが、1954年(昭和29年)12月1日に現在の駅名に。その名の通り、自然豊かで温泉も湧く養老渓谷の最寄駅で…
春爛漫の小湊鉄道、桜駅巡りの旅~駅・桜旅2014~

今回、千葉県の小湊鉄道へのアクセスは、飛行機で成田空港まで行き、バスで鶴舞バスターミナルまで行き、そこから小湊鉄道の駅まで歩くという一風変わったルートにしてみた。地図を見ると、バスターミナルから最寄り駅は上総鶴舞駅、上総大久保駅、高滝駅の3駅…
月崎駅 (小湊鐵道)~春爛漫の駅で木造駅舎と桜を愉しむ…~

小湊鉄道は2001年に乗りに来て以来、13年振り2回目の訪問だった。その時の月崎駅での思い出は、この旅での最も印象的な出来事の一つとして心に残っている。その日は元旦、つまり1月1日で、小湊鉄道の初乗りと駅巡りの旅を楽しんでいた…
那古船形駅、ちょっと不思議な夕方の光景~駅に集まるホンダ・スーパーカブ~

2007年秋のある日の午後、駅巡りの旅で千葉県館山市にあるJR東日本内房線の那古船形駅で下車しました。駅をあれこれ見ていると、スーパーカブが駅前に停められ、運転していた人は駅の中に消えていきました。それから続くように1台、また1台とバイクがやってきては…
行川アイランド駅~楽園の入口だった駅は秘境駅に…~

JR東日本・外房線、千葉県の勝浦市にある行川アイランド駅が秘境駅として見られるようになったのは、行川アイランドそのものが閉園されたにもかかわらず、駅名はそのままに駅が存続しているからだと思う。行川アイランドは様々な鳥類や植物の展示し、設立に際し「鳥の楽園」を目指した…