西条駅、駅舎と風景
西条駅訪問ノート
西条駅(にしじょうえき)の開業は1900年(明治33年)で、今の駅舎は1934年(昭和9年)築だ。しかし大幅なリニューアルで板張りがほとんど新く換えられるなど、昔風の木造駅舎を再現した新築駅舎と言った風情を漂わせている。
しかしつぶさに見ていくと、使い古され木目浮かぶ木のままの骨組みや柱、側面の通風孔や、ちょっとしたレリーフ、レンガ積みのプラットホームなど、古い歴史を感じさせるものをいくつも残し、味わいがしみじみと伝わってくる。そう思うと、よく取壊しをしないで、古い駅舎を改修してまで使いついでくれたものだ。
[2019年(令和元年) 8月訪問] (長野県東筑摩郡筑北村)
~◆レトロ駅舎カテゴリー: JR・旧国鉄の一つ星駅舎 ~