上総鶴舞駅(小湊鉄道)~桜咲く春を謳歌する駅の木造駅舎~
春で賑わう小湊鉄道。混雑を避け、朝に上総鶴舞駅に到着した。構内は広く、旅客ホームはかつて2面3線だったようだが、今は駅舎に面した1線のみ。廃止されたホームは廃れながらも残っていた。その周りには、植えられた桜や菜の花がささやかに咲き誇る。まるで、風化した遺跡を鉢にした盆栽か何かの作品のようで、不思議な春の風情が美しく映った…
西桐生駅(上毛電鉄・上毛線)~絹織の街のレトロな洋館駅舎~
終着駅でもあり始発駅でもある西桐生駅は、上毛電鉄桐生側のターミナル駅。行き止まりレールの先に改札口があった。近年はローカル駅でもICカードの導入が進んでいるが、西桐生駅は有人改札。のどかで古風な感じすらした。待合室には昔ながらの切符売場の造りが残っていた。柵のようなもので描かれたアールデコ調の装飾がレトロさ醸し出しとても洒落ている。
大間々駅(わたらせ渓谷鐡道)~国鉄ローカル線の主要駅らしさを残す木造駅舎~
久しぶりのわたらせ渓谷鐡道。どの駅に行こうか迷ったが、今回は味わい深い木造駅舎である事で有名な上神梅駅ではなく、大間々駅を選んだ。大間々駅には2003年の1月以来、何と20年振り。2番ホームに降り立つと桜が見事に咲き誇っていた。けれど雨水がしたたる花びらの風情もなかなかいいもの。駅舎に面した1番ホームは見事な木造上屋で覆われていた…
時が止まったままの木造駅舎、美作滝尾駅へ再び…
「時が止まったような…」「タイムスリップした気分…」「建てられた昭和初期のまま…」よくそう評される美作滝尾駅の木造駅舎。国内でも最上級の木造駅舎の一つで、国の登録有形文化財に指定されている。岡山県津山市にあるJR西日本・因美線の駅で、映画「男はつらいよ」最終作の「寅次郎紅の花」のロケ地になった事でも広く知られている…
神戸駅(JR西日本)~瀟洒な貴賓室があった重厚な洋風駅舎~
大阪難波駅から阪神電車に乗り三ノ宮駅に。そして神戸駅にやって来た。ゆとりもって配されたプラットホームと、重厚な上屋が私鉄と違う国鉄駅らしさを漂わせていた。神戸駅には1930年(昭和5年)、駅の高架化に先駆けて建てられた洋風駅舎がいまだに健在。かつては貴賓室があった事で知られている…
日本最古の駅舎・旧長浜駅舎をじっくり見る
現役最古の駅舎として、1886年(明治19年)築と推定されているJR武豊線の亀崎駅の木造駅舎はよく知られている。しかし現役ではないものを含めれば1882年(明治15年)築の旧長浜駅舎が最古となる。官設鉄道が国鉄のはるか前身、工部省鉄道局の管轄だった頃で、北陸線(後に北陸本線)という名称が与えられる以前の古い時代の頃だ…
東京駅丸の内駅舎づくしの旅[5]~重要文化財駅舎の壮麗な外観~
究極の駅舎ホテル・東京ステーションホテルに宿泊し、昼前にチェックアウトした。帰路に就くまでどう過ごそうか考えたが、東京駅丸の内駅舎をじっくり見て過ごすつもりだ。昨日はライトアップされた丸の内駅舎の夜景を存分に堪能した。昼はどんな顔を見せてくれるのだろうか。天気は曇り空、だけど駅舎を撮影するのはこの位がちょうどいい…
東京駅丸の内駅舎づくしの旅[4]~復原された駅舎を内部から愉しむ…~
明治の頃、日本鉄道の上野駅と官設鉄道の新橋駅を結ぶ計画があり、その途中に中央停車場が設置される事が決まった。ドイツ人のお雇い外国人で鉄道技術者のフランツ・バルツァーにより概要が策定されたが、彼が提案したのは和風駅舎。しかし、日本側からの反対意見が多く、辰野金吾と葛西萬司が新たに設計。そして1914年(大正3年)、東京駅は華々しく開業した…
東京ステーションホテル宿泊記~東京駅丸の内駅舎づくしの旅[2]~
創建の大正時の姿への復原された東京駅丸の内駅舎。駅舎内の東京ステーションホテルは戦災で失われた3階部分も復原されリニューアルオープンとなった。リニューアル後は、重要文化財となった歴史的な建物を活かしつつ、より瀟洒でラグジュアリーな駅舎ホテルとなった。客室数は多くないが、335mという長さのため、部屋からの眺望により、客室の種類は更に細分化されている。おすすめの客室を…
東京駅丸の内駅舎づくしの旅[1]~夜景散歩~
レトロ駅舎を巡る旅をするようになって20年近くになるが、東京駅丸の内駅舎を本格的に見てみようという気には不思議とならなかった。2003年に国の重要文化財に指定される前から、大正築のレンガ造りの洋風駅舎は壮麗で、近代建築として既に評価は高く、もちろん私も知っていた。東京駅は幾度となく旅に交錯し、所用でも何度も利用した…