谷村町駅、駅舎と風景
谷村町駅訪問ノート
駅の開業は1924年(昭和4年)6月19日。その時以来の木造駅舎が現役だ。駅は市役所などもある都留市の中心街あり、待合室は広く取られているのがそう感じさせる。訪問時はひっそりしていたが…
富士急は観光路線とも言え、同社の木造駅舎は洋風の雰囲気にきれいに改修されている例が多い。この谷村町駅も、色使いが柔らかく、屋根に洒落た風向計が載せられ、童話に出てきそうなどこかかわいらしいムードが漂う。
しかし、民家の一部を無理やり着けたような駅員居住スペースも富士急独特。富士急らしいというかどこかミスマッチなのが面白い。
駅は乃木坂46「今、話したい誰かがいる」のMV、映画「麦子さんと」、ドラマ「いま、会いに行きます」などのロケ地となった。
2017年10月、駅舎とプラットホームの上屋が国の登録有形文化財に指定された。
2018年より、使われなくなった宿舎部分に、都留文科大学の学生が中心となり子供たちが集うスペース「ぷらっとはうす」を開設し活動している。
[2007年(平成19年) 9月訪問](山梨県都留市)
~◆レトロ駅舎カテゴリー: 私鉄の二つ星駅舎~