出雲横田駅(JR西日本・木次線)~小駅なれど神社のような風格の和風木造駅舎~
小粒だけど本当に見事な和風駅舎。日本神話に、スサノオノミコトと結婚したと伝えられる櫛稲田姫(クシナダヒメ)を祀っている稲田神社を控え、和の粋を凝らした車寄せ、校倉造の壁、入母屋の屋根など、堂々たる社殿。きれいに整えられた植栽や和風の外観を持つトイレ、日本庭園風の空間と言った脇役も、この駅の魅力を高めている…
亀嵩駅 (JR西日本・木次線)~蕎麦屋で有名な駅の池庭風空間~
島根県山間部の奥出雲町、木次線の亀嵩駅はローカル線の小駅に過ぎないが、松本清張の「砂の器」に登場する駅として、また駅舎内に入居する蕎麦屋が人気で、鉄道ファンではない人にもよく知られる。そんな駅にも池庭の跡が残っていた…
出雲八代駅(JR西日本・木次線)~木造駅舎、夕の顔と朝の顔~
ある夏の暑い日、芸備線、木次線の駅を巡り、その日の宿の最寄り駅の出雲八代駅に着いた。この日見てきた木造駅舎はどれも古き良き趣溢れる素晴らしい駅舎ばかりだったが、この出雲八代駅もそれらの駅に負けない雰囲気をまとっている…
八川駅 (JR西日本・木次線)~映画「砂の器」に出演した木造駅舎~
木次線の名物列車・奥出雲おろち号に乗り、奥出雲の自然豊かな車窓を楽しみ、国道314号線の奥出雲おろちループや、出雲坂根駅到着前の3段スイッチバックといったダイナミックな風景を楽しんだ。八川駅のプラットホームに出た瞬間、うだるような暑さが体にべったりとまとわり付いた…
三江線・川平駅、ずっと見たいと思っていた春の風景~駅・桜旅2011~
桜を求め石見の国を旅し、数年前の春に訪れた駅に再び降り立った。JR西日本・三江線の川平駅。島根県江津市にある無人駅で、昭和5年の開業からの木造駅舎が残っている。桜はここ数日で開花が一気に進み満開に…
出雲大社前駅 (一畑電車大社線)~和風の旧大社駅とは対極の洋風駅舎~
廃線されて久しいJRの大社線・大社駅跡から10分ほど歩いて、やっと出雲大社の門前らしい雰囲気になってくると、一畑電車の出雲大社前駅が目の前に現われた。約9年振りの訪問だ。和風木造駅舎として名高いJR・国鉄の旧大社駅駅舎を見た後だと…
旧大社駅 (JR西日本・大社線)~至高の和風木造駅舎を訪ねる旅~
大社線の廃止から20年以上過ぎたが、終着駅だった旧大社駅の駅舎はいまだに健在だ。この壮麗な社寺風の和風木造駅舎は1924年(大正13年)建築された。寺社か老舗旅館かという純和風の外観の大柄な駅舎は、和風駅舎の最高傑作という賞賛を贈っても、まだ言い足りない…
因原駅 (JR西日本・三江線)~桜咲く荒れた廃止ホーム~
三江線の石見川本駅からバスに10分ほど乗り、因原インフォメーションセンターというバス停で降りた。「道の駅インフォメーションセンターかわもと」の最寄バス停で、道の駅でおみやげをいくつか買うと、因原駅を探しに裏手に歩いた…
東松江駅 (JR西日本・山陰本線)~改修されまくりの魔改造木造駅舎!?~
古い駅舎が残るという山陰本線の東松江駅で下車してみた。新建材等で大きくリニューアルされて古さは感じないが、軒を支える柱は木の部分が露だ。駅舎を通り抜け正面から見てみると絶句した…。東松江駅の駅舎はあまりにもリニューアルされ過ぎで…
列車でゆく桜満開の山陰路~駅・桜旅2007~
桜満開の山陰路、ローカル線の列車に揺られきままに下車し、咲き誇る桜を愉しむ旅。JR西日本、山陰本線~三江線~山口線へ。山陰最古の駅舎と桜の老木、駅舎と共に列車が再びやってくるの待つ桜、打ち棄てられたホーム跡を華やかに彩る桜…