富士急行(1) - 駅と駅舎の旅写真館

山梨県のローカル私鉄・富士急行の駅をめぐる鉄道の旅。
1線で繋がっているが、大月駅‐富士山駅間の大月線、富士山駅‐河口湖駅間の河口湖線が正式な線名で、総称して富士急行線と呼ばれている。合わせて26.6㎞、全18駅。
首都圏に近く、沿線の観光資源にも恵まれ、ユニークな観光列車を運行している。古くレトロな駅舎がいくつも残っている。下吉田駅の駅舎は、戦後、名古屋駅を模し建てられた堂々たる風格。


谷村町駅 (富士急行大月線)~柔らかな洋風ムードに改修された木造駅舎~

富士急行大月線・谷村町駅、駅舎の屋根には風見鶏風の装飾

駅の開業は1924年(昭和4年)6月19日。その時以来の木造駅舎が現役だ。観光色も強い富士急は、同社の木造駅舎を洋風の雰囲気にきれいに改修されてしている例が多い。この谷村町駅も、色使いが柔らかく、屋根に洒落た風向計が載せられ、童話に出てきそうなどこかかわいらしいムードが漂う…

下吉田駅 (富士急・大月線)~ターミナル駅のような風格溢れる駅舎~

富士急行・下吉田駅の駅舎、天井が高く広々とした待合室

風格を感じさせる造りの富士急行・大月線、下吉田駅駅舎。中央の待合室と窓口がある部分の天井が高く造られ、その両翼に業務用室を従え、一大ターミナル駅を連想させる風格ある造り。それもそのはず。この駅舎は、当時、東洋一と謳われた名古屋駅駅舎を模して…