門司港駅(2)~復原された大正築の重要文化財駅舎をもっと愉しむ~

竣工の大正当時の姿に復原された門司港駅の洋風駅舎。2階に復刻されたみかど食堂でランチをいただき、ヴェールが外され全貌を現した門司港駅舎を正面から堪能した後、右側に回り込み西に少し歩いた。すると駅構内の車両留置線横の扉が開いているのに気付いた。足を踏み入れたいけど、ここ一般人立ち入り禁止だよなあ…。しかし、ただの通行人が何人も駅から、または駅へと通り抜けていた。どうやら通路として開放されているらしい…
門司港駅 (JR九州・鹿児島本線)~昔の大ターミナル駅の姿を残した威風堂々の洋風木造駅舎~

門司港駅駅舎の名声は、かつては駅舎というものに全く興味が無かったいち鉄道ファンの私でさえ以前から知っていた。とても古い洋風駅舎が残っていて、重要文化財にまでなったとか…。そんな駅舎が建てられたのは1914年(大正3年)。それから約100年後の2010年代、駅舎は大掛かりな保存修理が施され、建築当時の姿に復原された…
門司港駅、貴賓室とみかど食堂~古き良き時代が再現された駅舎2階~

門司港駅と言えば、重要文化財に指定された大正3年(1914年)築の洋風木造駅舎が鉄道ファンならずとも有名で、往時の洋風建築が多く残り観光客で賑わう門司港レトロ地区の中心的な存在だ。歴史ある木造駅舎は2012年からの大改修工事に入り、2019年3月10日、私たちの前に復原された姿が完全に披露された。 その時に、駅舎2階に蘇った「みかど食堂」に向かった。
豊前松江駅(JR九州・日豊本線)~薔薇の花との競演が印象的な木造駅舎~

豊前松江駅の開業は1897年(明治30年)9月25日。開業時は松江駅という駅名だった。現在の駅名になったのは1945年(昭和20年)5月1日。木造駅舎は1932年(昭和7年)築。使い込まれた木の質感のままの年月が味わい感じさせる木造駅舎だ…
廃線が濃厚になった日田彦山線不通区間の駅を代行バスで巡る

2017年(平成26年)の7月5日から6日にかけて発生した九州北部豪雨で、日田彦山線は大行司駅の駅舎が土砂で潰されたり、橋梁が壊されるなど、甚大な被害が発生し、添田駅‐夜明駅間で長期の不通が続いていた。JR九州は鉄道による復旧に難色を示し、それに抗う沿線自治体という状態が続いていたが…
筑肥線・鹿家駅、旧駅舎へのオマージュ

JR九州・筑肥線の鹿家駅。かつては木造駅舎があり、2005年に訪れた事があります。しかし2013年に老朽化のため取り壊されたしまいました。保存の動きがありましたが、残念ながら実現しませんでした。2015年、筑肥線に乗った時、どうなっているのかなと鹿家駅に下りてみる事に…
崎山駅 (平成筑豊鉄道・田川線)~枯池とボロ駅舎…~
九州旅行三日目、平成筑豊鉄道の旅を楽しんでいた。田川線の崎山駅に、古そうな木造駅舎が残っているので降りてみると、2番ホームの駅名標裏手に枯池があるのを発見した…
日田彦山線・石原町駅~駅の1ページを秘かに伝える池庭跡~

JR九州のローカル線・日田彦山線の石原町駅で下車してみた。かなりリニューアルされてはいるが、同線の採銅所駅と共通デザインの木造駅舎が残っていると聞いていた。駅舎正面の駐車スペースの片隅に、燈篭がある緑豊かな一角があった…
採銅所駅 (JR九州・日田彦山線)~ローカル線のハイカラ木造駅舎~

日田駅から日田彦山線の列車に乗った。田川後藤寺駅辺りまで来ると、山から徐々に街の風景へとなっていき、人口100万を擁する北九州市が近付いているのだなと実感する。しかし、採銅所駅に到着するとまた山中の集落の風景へと変わった。駅名は文字通り、昔、この地区で銅が採れた事に由来し…
池尻駅 (JR九州・日田彦山線)~木造駅舎亡き後、広い構内跡にポツンと残された枯池~

日田彦山線の池尻駅に列車が停車した時、枯池があるのを発見した。木造駅舎が取り壊され更地となった風景の中、ポツンと残っているので、車内からでも余計に目に付きやすい。駅舎を取り壊した時に、何故いっしょに撤去しなかったのか…