群馬県(1) - 駅と駅舎の旅写真館

群馬県の印象的な駅をめぐる鉄道の旅。
木造駅舎など古く趣きある駅舎、ローカル線の無人駅、ふらりと下車し心魅かれた駅etc…。春夏秋冬、駅を巡る旅『駅旅』で目の当たりにした心に残る風景。駅構内設備、駅前や周辺の気になるモノ、そして、あの日、あの瞬間、体感した空気感も…



西桐生駅(上毛電鉄・上毛線)~絹織の街のレトロな洋館駅舎~

上毛電鉄・西桐生駅、昭和3年の開業以来の印象深い洋風駅舎

終着駅でもあり始発駅でもある西桐生駅は、上毛電鉄桐生側のターミナル駅。行き止まりレールの先に改札口があった。近年はローカル駅でもICカードの導入が進んでいるが、西桐生駅は有人改札。のどかで古風な感じすらした。待合室には昔ながらの切符売場の造りが残っていた。柵のようなもので描かれたアールデコ調の装飾がレトロさ醸し出しとても洒落ている。

大間々駅(わたらせ渓谷鐡道)~国鉄ローカル線の主要駅らしさを残す木造駅舎~

わたらせ渓谷鐡道、大正元年築の木造駅舎が現役の大間々駅

久しぶりのわたらせ渓谷鐡道。どの駅に行こうか迷ったが、今回は味わい深い木造駅舎である事で有名な上神梅駅ではなく、大間々駅を選んだ。大間々駅には2003年の1月以来、何と20年振り。2番ホームに降り立つと桜が見事に咲き誇っていた。けれど雨水がしたたる花びらの風情もなかなかいいもの。駅舎に面した1番ホームは見事な木造上屋で覆われていた…

木崎駅(伊勢崎線)~東武鉄道で数少なくなった木造駅舎らしさ溢れる駅舎

東武鉄道・伊勢崎線、威容ある木造駅舎が残る木崎駅

夕刻、伊勢崎線の木崎駅にやってきた。2面2線の相対式プラットホームの間に、中線1線が外された痕跡がある。使い古された板張りが夕陽を浴びる光景は、古き良き情感を一層かき立てる。私が駅巡りを始めた2000年代、群馬県や栃木県の東武の末端区間には、味わい豊かな木造駅舎がまだ残っていたもの。しかし2010年頃までにほぼ取り壊された…

上州一ノ宮駅 (上信電鉄)~味わい深い佇まいに包まれた木造駅舎~

上信電鉄・上州一ノ宮駅、レトロで味わい深い佇まいの木造駅舎

十数年振りに上信線の上州一ノ宮駅に降り立った。急角度の切妻屋根が特徴的な駅舎は、ホーム側はクリーム色で塗装されてるが、古い木造駅舎らしさ溢れる佇まい。窓枠や付け庇も古い木のまま。屋外改札口が残るのも昔の駅さながら。まさに昔の駅に降り立ったような感覚に陥る…

吉井駅(上信電鉄上信線)~看板建築風のユニークな木造駅舎~

上信電鉄・看板建築のような木造駅舎が特徴的な吉井駅

木造駅舎の左側の待合室部分だけに四角く出っ張っていて、その屋根の部分は板のようなもので覆われた看板建築のようなレトロな造りが印象的だ。その部分を除けば、横長の半切妻屋根というありふれた造りだ。個性的な木造駅舎が多く残る上信電鉄だが、なぜこの形なのだろう…

国定駅 (JR東日本・両毛線)~古き良き趣が残された木造駅舎~

群馬県伊勢崎市、両毛線の国定駅、昔の趣を残しつつ改修された木造駅舎

駅の開業は1889年(明治22年)、両毛鉄道の駅として。国有化後の1925年(大正14年)に竣工した、築94年という古い木造駅舎が現役だ。国定駅の1日の利用者数は約1500人で、これだけ利用者が多いと、駅舎は建て替えられても不思議ではない…

伊勢崎駅 (JR東日本・両毛線、東武鉄道・伊勢崎線)~ハイカラな洋風駅舎~

JR両毛線・東武伊勢崎線の伊勢崎駅、ハイカラな洋風木造駅舎

JR両毛線には、栃木駅、佐野駅などハイカラな古い洋風駅舎が多く残っていた。昭和9年(1934年)築の伊勢崎駅駅舎もその一つだ。特にファサードの洋風っぽい造りが印象的で、両毛線の古駅舎らしさを感じる…

東武鉄道伊勢崎線と小泉線の木造駅舎を巡る旅

東武鉄道・小泉線、篠塚駅の木造駅舎

伊勢崎線や東上線などを運行し、首都圏の大手私鉄に数えられる東武鉄道だが、駅舎について調べていると、意外と古く味わいある木造駅舎が多く残っている事を知った。群馬県などは首都圏から離れた路線は、ローカル線の顔に変わる…

上州七日市駅 (上信電鉄)~住宅に挟まれ立地する木造駅舎~

上信電鉄・上州七日市駅、駅員宿舎付きの木造駅舎

民家の間から垣間見える上州七日市駅。周囲には民家が迫り、駅前広場などと言ったゆとりのあるスペースは無い。道は駅舎で突き当たりとなっている。民家の隙間に無理やり駅舎を作ったのか…?それとも、駅舎の周りに密着するように住宅が建てられていったのか…

上神梅駅 (わたらせ渓谷鉄道)~使い込まれた木の質感が味わい深い純木造駅舎

わたらせ渓谷鉄道・上神梅駅、木の質感溢れる木造駅舎と改札口

国鉄・JR足尾線から第三セクター鉄道に転換された「わ鐡(わてつ)」こと、わたらせ渓谷鉄道の旅を楽しんでいた。終点の間藤から折り返して来る時、大間々駅の一つ手前の、ひどく古めかしい木造駅舎が気になった。大間々駅で降りた後、再び下り列車に乗って逆戻りし…