大正時代の駅舎(1) - 駅と駅舎の旅写真館

大正時代に建てられたレトロな駅舎をめぐる鉄道の旅
1912年(大正元年)7月30日から、1926年(大正15年)12月25日までの大正時代築の古く趣きある駅舎。素朴だけど木の質感溢れ味わい深い木造駅舎から、瀟洒さ漂い大正ロマン薫る洋風駅舎まで…。私が訪れてきた名駅舎の数々。
(※並び順は、建築年順ではなく、記事の日付順となっています。)


名手駅(JR西日本・和歌山線)~改修されながらも100年以上佇む木造駅舎~

大正2年築の木造駅舎が残る名手駅(JR西日本和歌山線)

名手駅の開業は1901年(明治34年)10月1日。和歌山線の起源となる紀和鉄道時代。粉河駅‐橋本間は前年の1900年11月25日に開業していて、名手駅も設置される予定だった。村内のどこに設置するかで争議となり、結果として約1年開業が遅れた。現在の木造駅舎が建てられたのは1913年(大正2年)と百年越え…

東京駅丸の内駅舎づくしの旅[5]~重要文化財駅舎の壮麗な外観~

重要文化財に指定された東京駅丸の内駅舎、皇室専用出入口がある中央付近

究極の駅舎ホテル・東京ステーションホテルに宿泊し、昼前にチェックアウトした。帰路に就くまでどう過ごそうか考えたが、東京駅丸の内駅舎をじっくり見て過ごすつもりだ。昨日はライトアップされた丸の内駅舎の夜景を存分に堪能した。昼はどんな顔を見せてくれるのだろうか。天気は曇り空、だけど駅舎を撮影するのはこの位がちょうどいい…

東京駅丸の内駅舎づくしの旅[4]~復原された駅舎を内部から愉しむ…~

東京丸の内駅舎、装飾が美しいドームを見上げる

明治の頃、日本鉄道の上野駅と官設鉄道の新橋駅を結ぶ計画があり、その途中に中央停車場が設置される事が決まった。ドイツ人のお雇い外国人で鉄道技術者のフランツ・バルツァーにより概要が策定されたが、彼が提案したのは和風駅舎。しかし、日本側からの反対意見が多く、辰野金吾と葛西萬司が新たに設計。そして1914年(大正3年)、東京駅は華々しく開業した…

東京ステーションホテル宿泊記~東京駅丸の内駅舎づくしの旅[2]~

東京ステーションホテル・ツインルーム、皇居外苑が見えるパレスビュー

創建の大正時の姿への復原された東京駅丸の内駅舎。駅舎内の東京ステーションホテルは戦災で失われた3階部分も復原されリニューアルオープンとなった。リニューアル後は、重要文化財となった歴史的な建物を活かしつつ、より瀟洒でラグジュアリーな駅舎ホテルとなった。客室数は多くないが、335mという長さのため、部屋からの眺望により、客室の種類は更に細分化されている。おすすめの客室を…

東京駅丸の内駅舎づくしの旅[1]~夜景散歩~

真正面の行幸通りから見たJR東京駅丸の内駅舎の夜景

レトロ駅舎を巡る旅をするようになって20年近くになるが、東京駅丸の内駅舎を本格的に見てみようという気には不思議とならなかった。2003年に国の重要文化財に指定される前から、大正築のレンガ造りの洋風駅舎は壮麗で、近代建築として既に評価は高く、もちろん私も知っていた。東京駅は幾度となく旅に交錯し、所用でも何度も利用した…

美濃市駅(長良川鉄道)~国鉄駅らしい懐かしい佇まいに溢れる駅~

長良川鉄道・美濃市駅、木造の上屋が重厚な駅舎への通路

2015年秋、長良川鉄道のレトロ駅舎を巡り帰路に就いていた。やや高い所にある美濃市駅に停車した。予定には無かったが、車窓の外に広がった夕景が私の足を引き留めた。その時、駅舎など古い駅施設が残ってるものと思ったが、夜であまりはっきり見られなかったし、写真も十分に撮れなかった。それから約6年後、再び美濃市駅に降り立った…

琴平駅(JR四国・土讃線)~こんぴらさん門前の洋風木造駅舎~

こんぴらさんのお膝元の洋風木造駅舎、琴平駅(JR四国土讃線)

特急南風で琴平駅に降り立った。アンパンマンのキャラクター達で溢れた大正の洋風駅舎、そして金刀比羅宮の門前の駅に、混乱した気分にさせされた。アンパンマン列車に慣れた地元の人々には日常の光景なのだろうが。しかし列車が行くと景色は開け、2・3番ホームを覆う木造の上屋の軒飾りには、こんぴらさんを意味する丸金(マルコン)マークがたくさんあしらわれていた…

田野駅 (JR九州・日豊本線)~大正築の木造駅舎には菓子屋が入ってたけど…~

日豊本線・田野駅、改修されているが開業の大正築の木造駅舎

宮崎市南西部にある駅で、2006年1月1日に宮崎市に編入されるまでは田野町という独立した自治体だった。駅の開業は1916年(大正5年)10月25日。開業当時からの木造駅舎が現役だ。2009年にNHK「にっぽん木造駅舎の旅」で、和菓子屋が入居する木造駅舎として紹介されたのが印象に残っていた…

門司港駅(2)~復原された大正築の重要文化財駅舎をもっと愉しむ~

夜になりライトアップされる門司港駅駅舎

竣工の大正当時の姿に復原された門司港駅の洋風駅舎。2階に復刻されたみかど食堂でランチをいただき、ヴェールが外され全貌を現した門司港駅舎を正面から堪能した後、右側に回り込み西に少し歩いた。すると駅構内の車両留置線横の扉が開いているのに気付いた。足を踏み入れたいけど、ここ一般人立ち入り禁止だよなあ…。しかし、ただの通行人が何人も駅から、または駅へと通り抜けていた。どうやら通路として開放されているらしい…

門司港駅 (JR九州・鹿児島本線)~昔の大ターミナル駅の姿を残した威風堂々の洋風木造駅舎~

大改修が終わり竣工の大正時代の姿に復原された門司港駅の駅舎

門司港駅駅舎の名声は、かつては駅舎というものに全く興味が無かったいち鉄道ファンの私でさえ以前から知っていた。とても古い洋風駅舎が残っていて、重要文化財にまでなったとか…。そんな駅舎が建てられたのは1914年(大正3年)。それから約100年後の2010年代、駅舎は大掛かりな保存修理が施され、建築当時の姿に復原された…