東武鉄道(1) - 駅と駅舎の旅写真館

東武鉄道の駅を巡る旅。

首都圏に伊勢崎線、東上線と言った高需要路線を持つが、埼玉県、栃木県、群馬県まで路線網を広げる。総路線距離は463.3km、駅数は206と規模は大きく、大手私鉄の一つに数えられる。

末端部はローカル線ムード漂い、数は減らしたものの、古い木造駅舎などレトロ駅舎がまだ残っている。



南宇都宮駅~今も大谷石が息づくレトロな洋風駅舎~(東武鉄道宇都宮線)

東武鉄道宇都宮線・南宇都宮駅、大谷石が特徴的な洋風駅舎

栃木県内の東武鉄道の駅を巡り、夕刻、南宇都宮駅にやって来た。南宇都宮駅の駅舎は、宇都宮市大谷町で採掘される事で知られる大谷石を使った洋風駅舎だと知っていた。しかし、まさかトイレまで大谷石が使われていたとは!しかも青い洋瓦で駅舎に似せたレトロなデザインだ…

木崎駅(伊勢崎線)~東武鉄道で数少なくなった木造駅舎らしさ溢れる駅舎

東武鉄道・伊勢崎線、威容ある木造駅舎が残る木崎駅

夕刻、伊勢崎線の木崎駅にやってきた。2面2線の相対式プラットホームの間に、中線1線が外された痕跡がある。使い古された板張りが夕陽を浴びる光景は、古き良き情感を一層かき立てる。私が駅巡りを始めた2000年代、群馬県や栃木県の東武の末端区間には、味わい豊かな木造駅舎がまだ残っていたもの。しかし2010年頃までにほぼ取り壊された…

ときわ台駅 (東武鉄道・東上線)~開業時の姿が再現された東京23区内のレトロ駅舎~

東武鉄道東上線・ときわ台駅、昭和10年開業時の姿が再現された駅舎

ときわ台駅は1935年(昭和10年)の開業。開業当時は武蔵常盤台駅という駅名だったが、1951年(昭和26年)に現在の駅名に改称された。駅舎は開業以来の洋風駅舎だ。使い込まれた大谷石の壁、青いスペイン瓦の屋根、改札ホールの高い天井、破風板の波線と玉の文様など、洋風の造りが素晴らしい駅舎だ。

伊勢崎駅 (JR東日本・両毛線、東武鉄道・伊勢崎線)~ハイカラな洋風駅舎~

JR両毛線・東武伊勢崎線の伊勢崎駅、ハイカラな洋風木造駅舎

JR両毛線には、栃木駅、佐野駅などハイカラな古い洋風駅舎が多く残っていた。昭和9年(1934年)築の伊勢崎駅駅舎もその一つだ。特にファサードの洋風っぽい造りが印象的で、両毛線の古駅舎らしさを感じる…

東武鉄道伊勢崎線と小泉線の木造駅舎を巡る旅

東武鉄道・小泉線、篠塚駅の木造駅舎

伊勢崎線や東上線などを運行し、首都圏の大手私鉄に数えられる東武鉄道だが、駅舎について調べていると、意外と古く味わいある木造駅舎が多く残っている事を知った。群馬県などは首都圏から離れた路線は、ローカル線の顔に変わる…

堀切駅(東武鉄道・伊勢崎線)~小さな池と木造駅舎のある風景は東京23区内とは思えない…~

東武鉄道・伊勢崎線の堀切駅は、東京都区内にありながら、こじんまりとして素朴な木造駅舎が現役と聞き訪れた。駅前を歩き、何気に路線脇の茂みの中を覗いてみると、小さな池を発見した。田舎の駅でさえ、打ち棄てられ枯れ上がってしまっている事が多いのに、よく残っていたものだ…

合戦場駅 (東武鉄道・日光線)~古武士のような風格漂う木造駅舎~

東武鉄道・日光線・合戦場駅、昭和初期築と言われる木造駅舎

日光線の合戦場駅で下車した。これと言ってユニークな造形や際立った外観ではないが、素朴さが良く、長年、使い込まれ味わいのある木造駅舎だ。1929年(昭和4年)の開業当初からの駅舎とか…