日田彦山線・石原町駅~駅の1ページを秘かに伝える池庭跡~

JR九州のローカル線・日田彦山線の石原町駅で下車してみた。かなりリニューアルされてはいるが、同線の採銅所駅と共通デザインの木造駅舎が残っていると聞いていた。駅舎正面の駐車スペースの片隅に、燈篭がある緑豊かな一角があった…
採銅所駅 (JR九州・日田彦山線)~ローカル線のハイカラ木造駅舎~

日田駅から日田彦山線の列車に乗った。田川後藤寺駅辺りまで来ると、山から徐々に街の風景へとなっていき、人口100万を擁する北九州市が近付いているのだなと実感する。しかし、採銅所駅に到着するとまた山中の集落の風景へと変わった。駅名は文字通り、昔、この地区で銅が採れた事に由来し…
北府駅 (福井鉄道・福武線)~古色蒼然とした木造駅舎は生き残った…~

地図を見ていると、福井鉄道に北府駅という駅を発見した。あれ?武生から乗ったら次は西武生駅じゃなかったっけ?と、かつて訪れた西武生駅の木造駅舎を思い浮かべながら改めて調べてみると、2010年の3月25日から北府(きたご)という駅名に改称されていたのだった…
新旭川駅(JR北海道・宗谷本線、石北本線)~雪国らしい造りの木造駅舎~

宗谷本線の旭川行きの上り列車は新旭川駅に入線した。新旭川駅は石北本線との分岐駅だが、籍上では、石北本線が新旭川駅が起点となっていて、宗谷本線としては途中駅となっている。しかし、両線の列車とも全て旭川駅まで直通していて、運行上は途中駅と言える…
塩狩駅 (JR北海道・宗谷本線)~もしかしたら… 日本最北の枯池かも!??~

木造駅舎やかつて泊まったことがあるユースホステル跡を見たくて、塩狩駅で下車したのだが、まさか枯池があるとは思いも寄らなかった。何故なら北海道みたいに寒さが厳しい地域は、一年の3分の1が雪で埋もれている地域も珍しくないからだ…
宗谷本線・抜海駅~日本最北の木造駅舎、そして無人駅へ…~

宗谷本線終点の稚内から2駅南の抜海駅へ…。ここより北の稚内駅と南稚内駅はコンクリート駅舎なので、この抜海駅の駅舎こそが日本最北の木造駅舎だ。開業は1924年(大正13年)6月25日。この小さな駅舎はそれ以来、冬の厳しい寒さに耐え続けてきた…
紀伊清水駅 (南海電鉄高野線)~藤の花びら舞い散る枯れた池~

NHKの熱中時間に出た時、南海高野線でロケ中に、紀伊清水駅の枯池の存在をたまたま知って、予定外にこの駅で収録する事になった。収録という事で 遠慮があったので(笑)、ひとりでもう一度心ゆくまで見てみたいと再訪した。そして、藤棚も印象的だったので、藤が咲いていそうな時期を狙って再訪してみた…
三木駅 (三木鉄道・三木線)~拠点駅の風格漂わす木造駅舎~

兵庫県の第3セクター鉄道・三木鉄道はかつての国鉄三木線で、1985年(昭和60年)4月1日に経営移管された。JR加古川線の厄神駅から分岐するわずか6.6kmのミニ鉄道路線だ。三木鉄道の終着駅、三木駅へやって来た。三木鉄道の本社も置かれる駅で、車庫もあり、同社の拠点と言える…
八瀬比叡山口駅(叡山電鉄叡山本線)~風格溢れるドーム状屋根の駅舎~

1925年(大正14年)9月27日、八瀬駅として開業。木造駅舎は開業以来のもの。駅名は遊園地・八瀬遊園が開業したため「八瀬遊園駅」と改称されたが、後身の施設が2001年に閉園となったため、2002年に現在の駅名となった…
熊本市電・上熊本停留所に移築され、一応!?生き残ったJR上熊本旧駅舎

JR九州・鹿児島本線の上熊本駅の2代目駅舎は、1913年(大正2年)に建てられ、洋風木造の名駅舎として知られていた。九州新幹線工事に関連し、上熊本駅は高架化される事になり、この大正の香り漂わす洋風木造駅舎は取り壊しの危機に瀕していた…