桃山駅 (JR西日本・奈良線)~明治天皇の大喪列車を受け入れた由緒ある駅の今~

京都駅からJR奈良線の普通列車に乗った。車内は地元民よりも、色々な国の人が目立ち混み合っていた。外国人観光客が急増する京都を象徴するような風景に身を置き列車に揺られた。伏見稲荷の最寄りの稲荷駅で大量の観光客が下車すると、二駅で桃山駅だ…
因原駅 (JR西日本・三江線)~桜咲く荒れた廃止ホーム~

三江線の石見川本駅からバスに10分ほど乗り、因原インフォメーションセンターというバス停で降りた。「道の駅インフォメーションセンターかわもと」の最寄バス停で、道の駅でおみやげをいくつか買うと、因原駅を探しに裏手に歩いた…
列車でゆく桜満開の山陰路~駅・桜旅2007~

桜満開の山陰路、ローカル線の列車に揺られきままに下車し、咲き誇る桜を愉しむ旅。JR西日本、山陰本線~三江線~山口線へ。山陰最古の駅舎と桜の老木、駅舎と共に列車が再びやってくるの待つ桜、打ち棄てられたホーム跡を華やかに彩る桜…
桜前線は北へ・・・、東北路をゆく~駅・桜旅2006~

えちぜん鉄道の駅に咲く桜を堪能して、一ヵ月後、桜前線は北へ駆け抜け、東北に春の訪れを伝えていた。
古ぼけて寂れた待合室を覆わんばかりの見事な八重桜は今まさに花盛り…
太多線・下切駅~ありし日の春の風景を想う…~

岐阜県の多治見駅と美濃太田駅を結ぶ太多線の駅の一つ、下切駅で下車した。単線上に一面のホームがあるだけの無人駅と、典型的なローカル線の駅だ。この駅は、ホーム沿いに何本も桜が植えられている事で、この地域の鉄道ファンにはちょっとは知られた存在だ…
谷汲口駅 (樽見鉄道)~春は桜の園となる桜の名駅~

樽見鉄道の沿線には、東海地方でも有数の桜の名所が2つあり、まさに桜ラインと呼べるようなローカル線だ。1つが終点・樽見駅下車の樹齢1400年の薄墨桜だ。薄墨桜の開花時期は約10万人以上の乗客、収入の約15%をもたらす大きな収入源だ。「桜ダイヤ」と称される特別ダイヤが組まれ…
野田城駅(JR東海・飯田線)~古びた木造駅舎と桜並木が美しい駅~

4月、飯田線の本長篠方面の列車に乗り、野田城駅に停車した。上りホームに何本もの桜の木が寄り添うように並び、満開でピンクの花をぎっしりと咲かせている。一瞬で車窓は桜色に染められ、桜の園に停車したような気分だ。その美しさに車内のあちこちから感嘆の声が漏れた…