日野駅(JR東日本・中央本線)~多摩の農家を模した古民家風駅舎~

中央本線の長い列車がホームから離れると、駅舎の眺めが開けた。1937年(昭和12年)築の木造駅舎が残るが、こうして眺めると、広がるように増築され使い続けられているのがわかる。入母屋屋根からは丸太の棟木が三本突き出ていた…
ときわ台駅 (東武鉄道・東上線)~開業時の姿が再現された東京23区内のレトロ駅舎~

ときわ台駅は1935年(昭和10年)の開業。開業当時は武蔵常盤台駅という駅名だったが、1951年(昭和26年)に現在の駅名に改称された。駅舎は開業以来の洋風駅舎だ。使い込まれた大谷石の壁、青いスペイン瓦の屋根、改札ホールの高い天井、破風板の波線と玉の文様など、洋風の造りが素晴らしい駅舎だ。
原宿駅舎のディテール~失われゆく都内最古の木造駅舎~

2016年6月、原宿駅が建て替えが発表された。原宿駅と言えば1924年(大正13年)築の木造駅舎が現役で残り、都内最古の木造駅舎として知られていた。2004年に訪れているが、もしかしたら無くなってしまうかもしれないので、そうなる前に訪れたいと思った…
鳩ノ巣駅(JR東日本・青梅線)~駅舎とホームの間に埋もれた池庭跡~

青梅線も立川や青梅を超え鳩ノ巣駅まで来ると、周囲の風景は山深く、まるで中央西線か中国山地の駅かと思える。駅名標には標高306mと標されていた。駅前の人家はまばらでローカル線の風情満点。東京都の別の顔を実感させられる。きっと休日には登山やハイキングなど…
田端駅の鑑賞池(JR東日本・山手線、京浜東北線)

駅の中にひっそりと存在する池のある庭「池庭」や、廃れたその遺構「枯池」に興味を持つようになって、ウェブ上で何気にあれこれ調べていると、いつしかJR東日本の田端駅に「鑑賞池」なるものがある事を知った。田端駅と言えば東京都北区にある山手線と京浜東北線の乗換駅で、1日の利用客は約4万以上…
東武鉄道伊勢崎線と小泉線の木造駅舎を巡る旅

伊勢崎線や東上線などを運行し、首都圏の大手私鉄に数えられる東武鉄道だが、駅舎について調べていると、意外と古く味わいある木造駅舎が多く残っている事を知った。群馬県などは首都圏から離れた路線は、ローカル線の顔に変わる…
堀切駅(東武鉄道・伊勢崎線)~小さな池と木造駅舎のある風景は東京23区内とは思えない…~

東武鉄道・伊勢崎線の堀切駅は、東京都区内にありながら、こじんまりとして素朴な木造駅舎が現役と聞き訪れた。駅前を歩き、何気に路線脇の茂みの中を覗いてみると、小さな池を発見した。田舎の駅でさえ、打ち棄てられ枯れ上がってしまっている事が多いのに、よく残っていたものだ…
原宿駅 (JR東日本・山手線)~都内最古の木造駅舎は今日も大忙し~

原宿駅には、洋風の造りが印象的深い洋風木造駅舎が現役で残っている。ファサードや外壁の、英国調のハーフティンバー、屋根の塔と言った造りがお洒落で目を引く。しかもこの駅舎、1924年(大正13年)築と言う、東京都内でいちばん古い木造駅舎だ。