昭和10年代から終戦までの駅舎(3) - 駅と駅舎の旅写真館



紀伊浦神駅 (JR西日本・紀勢本線)~ひそかな古き味わいが楽しい木造駅舎~

JR西日本・紀勢本線・紀伊浦神駅、古い木造駅舎が残る

2013年年明けの紀勢本線駅巡りの旅で、最後に訪れたのが木造駅舎が残る紀伊浦神駅だった。駅舎は傾く太陽の光を浴びながら佇んでいた頃だった。ホームから列車が離れた後、駅舎を見てみた。改修されていて木の質感溢れるいでたちという訳ではないが…

紀伊有田駅(JR西日本・紀勢本線)~木造駅舎の旅~

JR西日本・紀勢本線・紀伊有田駅、昭和15年築の改修された木造駅舎

改修されてはいるけど、一応木造駅舎という事で、大した期待もせずに下車してみた。しかしその期待をいい意味で裏切る古い味わいを残す駅舎だった。

 石積みのプラットホーム、僅かに古さを残す駅舎外観も興味深かったが…

備後落合駅(JR西日本・芸備線・木次線)~秘境駅、二つの池~

木次線と芸備線の接続駅・備後落合駅、寂れた広い構内

広島県北東部にある備後落合駅は木次線と芸備線のレールが交わる山間の要衝駅だ。しかしローカル線の衰退で、現在では列車本数も乗降客も大幅に減った。草むした広い構内跡が、かつての面影偲ばせる秘境駅として有名だ…

神代駅(JR西日本・山陽本線)~山深い秘境駅のような??海沿いの駅~

JR西日本山陽本線・神代駅、昭和19年築の木造駅舎

岩国駅から下り列車に乗り柳井港駅に立ち寄った後、上り列車に乗り、瀬戸内海と島々が望める風光明媚な眺めを車窓から楽しんだ。そして神代駅で下車してみた。上りホームに一歩踏み出すと、先ほどまでの車窓が嘘のように、深い森のように…

遠州森駅 (天竜浜名湖鉄道)~木造駅舎の昔のままの息遣いが味わい深い駅~

天竜浜名湖鉄道・遠州森駅の木造駅舎、木のベンチが味わい深い待合室

国鉄二俣線から転換された第3セクター鉄道・天竜浜名湖鉄道(愛称: 天浜線)に数年ぶりに訪れた。前回は新所原駅から乗ったので、今回は掛川駅から乗ってみた。小さな駅が続いたが、9駅目の遠州森駅に着くと、長めの3線分のホームという配線だ…

鳩ノ巣駅(JR東日本・青梅線)~駅舎とホームの間に埋もれた池庭跡~

JR青梅線・鳩ノ巣駅、駅舎とホームの間の枯池

青梅線も立川や青梅を超え鳩ノ巣駅まで来ると、周囲の風景は山深く、まるで中央西線か中国山地の駅かと思える。駅名標には標高306mと標されていた。駅前の人家はまばらでローカル線の風情満点。東京都の別の顔を実感させられる。きっと休日には登山やハイキングなど…

予讃線・下灘駅の荒れた日本庭園跡

JR四国・予讃線・下灘駅、駅舎横にひっそり残る池庭跡

青春18きっぷのポスターやプラットホームから瀬戸内海を望める事で有名なJR予讃線、愛媛県の下灘駅を訪れ、駅構内や周辺を歩いていると、駅舎の横に荒れ果てた庭園の跡を発見した。この庭園の遺構、よく見ると池もあったようだ…

稲荷駅 (JR西日本・奈良線)~鯉が泳ぐ池があるミニ庭園~

JR奈良線・稲荷駅、緑豊かで鯉も泳ぐ池庭跡

伏見稲荷大社のJR側の最寄り駅、奈良線の稲荷駅で下車した。プラットホームから駅舎へ降りる階段を下っていると、左手に緑豊かな一角があるのが目に付いた。よく見ると、その中には池があった。しかも枯れていない!昔は、駅構内に池のある小さな庭園があった事が多いようだが…

渡島沼尻駅 (函館本線砂原支線)~古びた木造駅舎は傾いて…~

函館本線砂原支線・渡島沼尻駅、古めかしい木造駅舎が残る

早朝、森駅から函館本線砂原支線周りの函館行き始発列車に乗り、渡島沼尻駅で下車した。下車したのは私だけで、乗ってきた人はいなかった。特急街道の函館本線だが、渡島砂原駅経由の砂原支線はそんなイメージとは無縁のローカル線で、1両分程度の長さのプラットホームが千鳥状に配置されている…

矢島駅 (由利高原鉄道・鳥海山ろく線)~新旧駅舎並び立つ終着駅~

由利高原鉄道・矢島駅旧駅舎、国鉄矢島線時代からのもの

由利高原鉄道の薬師堂駅を見た後、終点の矢島駅に降り立った。2000年(平成12年)から供用開始された新築駅舎ながら、秋田杉をふんだんに使い、温もりある雰囲気。立派な新駅舎の横に、こじんまりとしたいかにもローカル線の駅舎っぽい建物があった…