山陰本線(1) - 駅と駅舎の旅写真館

木造駅舎、無人駅etc…山陰本線の印象的な駅を巡る鉄道の旅

京都、兵庫、鳥取、島根、山口の日本海側の五府県を股に掛ける637.8kmの路線で、JR西日本に属する。全161駅。

京都都市圏を除けばローカル線ムードが漂い、秘境駅、海の眺めがいい駅など、趣ある魅力的な駅が多い。



宝木駅(JR西日本・山陰本線)~かつて銀行が入居していた木造駅舎は建替えの運命…~

JR西日本山陰本線・宝木駅、かつて銀行が入居していた木造駅舎

自転車で日本海沿いを走り坂を超えると、行く先に街並を見下ろした。目的の宝木駅はあの中だ。無人駅となった駅で、寂れどれだけひっそりした所にあるのかと想像していたが、坂を下ると、家屋などが密集する懐かしい雰囲気の街並があった。古くからの街なのだろう。これなら、かつて駅に銀行が入居していたのも納得…

ホテルニューオータニ鳥取宿泊記~山陰本線を愉しめるトレインビューホテル~

鳥取駅前のホテルニューオータニ鳥取、ツインルーム

因美線や山陰本線などの駅を巡る輪行鉄旅、2日目の宿。最初は鳥取駅前のリーズナブルなビジネスホテルにしようと思っていたのだが、県都鳥取だからまああるだろうとのんびり構えていた。しかしいざ数日前に予約しようとなると、めぼしいホテルは満室。そこで意外と安い値段で出ていたのがホテルニューオータニ鳥取…

玉江駅 (JR西日本・山陰本線)~実は洋風の小洒落た木造駅舎~

山陰本線、萩市内の駅・玉江駅のモダンな木造駅舎

山口市から流れて来た阿武川は日本海に注ぐ直前、松本川と橋本川に分岐する。2本の川を濠にしたかのように、その内側に三角州が形成され、毛利氏が治める長州藩の城下町として発展し、幕末には吉田松陰や高杉晋作など幕末の志士を輩出した…

居組駅 (JR西日本・山陰本線)~秘境駅の廃れた庭園跡~

山陰本線・居組駅、古い木造駅舎の前には緑豊かな庭園風の一角

山陰本線の兵庫県西端にある居組駅は秘境駅としても知られる。改修されているものの、古い木造駅舎が健在だ。駅舎正面出入口の両側は、生垣で囲まれた小さな庭がある。小さなとは言え、駅にこんな緑豊かな空間が丹念に整えられている様は、まるで庭園の中に駅があるかのようだ…

東松江駅 (JR西日本・山陰本線)~改修されまくりの魔改造木造駅舎!?~

JR山陰本線・東松江駅、大きく改修され原形をほとんど留めない木造駅舎

古い駅舎が残るという山陰本線の東松江駅で下車してみた。新建材等で大きくリニューアルされて古さは感じないが、軒を支える柱は木の部分が露だ。駅舎を通り抜け正面から見てみると絶句した…。東松江駅の駅舎はあまりにもリニューアルされ過ぎで…

列車でゆく桜満開の山陰路~駅・桜旅2007~

JR山陰本線・御来屋駅、山陰最古の駅舎と桜の老木

桜満開の山陰路、ローカル線の列車に揺られきままに下車し、咲き誇る桜を愉しむ旅。JR西日本、山陰本線~三江線~山口線へ。山陰最古の駅舎と桜の老木、駅舎と共に列車が再びやってくるの待つ桜、打ち棄てられたホーム跡を華やかに彩る桜…

御来屋駅(JR西日本・山陰本線)~山陰最古の駅舎は産直市場「みくりや市」に~

鳥取県大山町、山陰本線・御来屋駅、明治35年築の木造駅舎

サンライズエクスプレスや特急いなばなどを乗継ぎ、桜訪れた春の山陰路へ…。普通列車に乗り換え木造駅舎が残る御来屋駅で下車した。典型的で素朴な木造駅舎と言えるのだが、1902年(明治35年)、山陰初の鉄道として、境港-御来屋間が開業した当時から残る山陰最古の駅舎だ…

直江駅(JR西日本・山陰本線)~駅の一員ではなくなった木造駅舎~

JR西日本・山陰本線・直江駅、昭和12年築の木造駅舎

出雲市駅から東に一駅隣の直江駅で下車してみた。駅舎は残っているが、もう閉鎖されていると聞いていた。しかし、いざ列車から降りて、改札口がポスターや新建材で塞がれているのを見て、一体どこから外に出ればいいのかと戸惑った。直ぐに「出口」と書かれた看板を見つけはしたが…

湯里駅 (JR西日本・山陰本線)~時が止まったままの木造駅舎~

jR西日本・山陰本線・湯里駅旧駅舎、時が止まったままの待合室

江津駅から山陰本線の上り列車に乗り湯里駅で降りた。駅は小高い山を切り開いた場所にあり、国道の坂道の横に沿うように駅が設置されている。プラットホームは国道の坂の上と同じ高さにあり、ホーム北端は周囲の集落を見下ろすように位置している。そして、プラットホームからは坂の下に、古びた木造駅舎が佇んでいるのが見下ろせた…