石川県(1) - 駅と駅舎の旅写真館

北陸地方・石川県の印象的な駅をめぐる鉄道の旅。
木造駅舎など古く趣きある駅舎、ローカル線の無人駅、ふらりと下車し心魅かれた駅etc…。春夏秋冬、駅を巡る旅『駅旅』で目の当たりにした心に残る風景。駅構内設備、駅前や周辺の気になるモノ、そして、あの日、あの瞬間、体感した空気感も…


西岸駅(のと鉄道・七尾線)~昭和初期の木造駅舎は長閑なムード…~

開業の昭和7年以来の木造駅舎が現役、のと鉄道七尾線・西岸駅

穴水駅から七尾行の列車に乗り二駅、木造駅舎が残る西岸駅で下車した。ホームから駅舎の方を見ると、木の窓枠の向こうのがらんとした旧駅事務室の中に、木の机が置かれているのが見えた。どこか田舎の分校のような風情。壁はグリーン基調に塗装されている。しかし、それでも木造駅舎らしい古い木の質感が伝わり味わい深さがあふれていた…

倶利伽羅駅 (IRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道)~明治の木造駅舎~

IRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道・倶利伽羅駅、明治築の木造駅舎

富山県の県境がすぐ近くにある石川県東端の駅・倶利伽羅駅で下車した。北陸新幹線開業でJR北陸本線が第三セクター鉄道化された区間、IRいしかわ鉄道とあいのかぜ富山鉄道の境界駅で、前者が管理する駅だ。JR時代から何度も通り過ぎた道だが、こうして下車したのは初めてだ…

加賀一の宮駅(北陸鉄道・石川線)~門前の見事な和風木造駅舎~

北陸鉄道・石川線・加賀一の宮駅、昭和2年築の和風木造駅舎

野町駅からの列車が石川線の終点、加賀一の宮駅に到着した。鶴来駅までは日中に約30分に1本の列車があるが、鶴来-加賀一の宮間は列車本数が半減する。乗降客は少なく、駅はひっそりとしていた。加賀一の宮駅は現在の終着駅でレールは途切れるが、かつては金名線として約17km先…