秘境駅(4) - 駅と駅舎の旅写真館



玉川口駅廃駅跡 (JR東日本・米坂線)~「廃」な風景広がるかつての駅~

米坂線の事を調べていると、玉川口駅の事を知った。1936年(昭和11年)年8月31日に、小国駅と越後金丸駅間が開業した事により、米坂線は全通となった。それと同時に、この区間の中間で、山形県の端っこの新潟県との県境近くに玉川口駅が設置された。駅舎と交換設備を備える駅だったと言う…

阿波大宮駅 (JR四国・高徳線)の池庭跡

JR四国・高徳線・阿波大宮駅の枯れた池と木造駅舎

JR高徳線・阿波大宮駅は徳島県の北端、香川県との県境付近にある駅だ。小さな木造駅舎が残るが、無人駅となっていて、一日の利用客は20人程度とひっそりとし、秘境駅の様相さえ漂わす。駅舎に面したプラットホームの端に、枯れた池庭跡が残っていた…

JAL羽田発女満別行き、そして空港から歩いて西女満別駅へ…

JR北海道・石北本線の秘境駅・西女満別駅、青空と雲

いよいよ存続が危うくなってきた、ちほく高原鉄道ふるさと銀河線に乗りたいと思いスケジュールを練った。往路か復路のどちらかで、ふるさと銀河線にアクセスしやすい空路を選ぼうと思い、結局、女満別空港を選んだ。それは石北本線の西女満別駅という隠れ空港アクセス駅への興味が大きかったからだ…

女鹿駅~たった数秒、視界を掠めた秘境駅を訪ね…~

山形県遊佐町、夜の闇に包まれ秘境駅ムード溢れる女鹿駅

青森発大阪行きの特急白鳥に乗車し、車窓に広がる日本海と雪景色を眺めている時だった。雪深い林の中を走っていると、突然「女」「鹿」という黒い文字が目の中に飛び込んで来た。ハッとして振り向くと、その文字が書かれた小さくて粗末な建物とプラットホームが後方に飛び去っていく様が見えた…

木津川駅 (南海電鉄・高野線(汐見橋線))~大都会・大阪市の秘境駅~

大阪市内の秘境駅、南海高野線(汐見橋線)・木津川駅

2003年1月、南海の高野線、汐見橋駅‐岸里玉出駅間の「汐見橋線」と称される区間に乗った。日本第2の都市・大阪市内の路線ながら、地方のローカル線にも劣らぬ閑散振りに、ただ驚かされた。その時、車内から見ていて気になったのが木津川駅だった…

定光寺駅 (JR東海・中央本線)~崖っぷちの秘境駅~

JR東海、名古屋に近い秘境駅、中央本線定光寺駅と庄内川の渓流

幼い頃の定光寺駅の印象は、私の記憶の中にいまだに焼き付いている。20年以上前のまだ昭和だったある日、小学校の遠足で定光寺に来た。崖にへばりついたような所に駅があり、列車から下車した時、下りホームに降り立ち異様に狭いホームを歩かされ..

古虎渓駅 (JR東海・中央本線)~名古屋近郊の秘境駅!?~

JR東海・中央本線(中央西線)、名古屋近郊の秘境駅・古虎渓駅

中央本線(中央西線)の名古屋口の沿線は、近年、名古屋のベットタウンとして発展し、多治見以遠、太多線各駅からの利用者も増加した。だが、愛知県と岐阜県の県境をまたぐ高蔵寺-多治見間は、そんな発展とは無縁な山間の自然豊かな風景が続く…

海峡線・津軽今別駅と津軽線・津軽二股駅の奇妙な関係??

JR東日本・津軽線・津軽二股駅とJR北海道・海峡線・津軽今別駅

青森-函館間の津軽海峡線は、新規開業した中小国-木古内の海峡線以外は、既存の路線を活用している。青森‐中小国間は津軽線、木古内‐五稜郭は江差線、五稜郭-函館は函館本線が正式名称で、青函トンネルを介し、青森-函館間を結ぶ線の総称として津軽海峡線と呼ばれている…

石勝線・楓駅~1日1往復、日曜運休の駅~

JR北海道・石勝線・楓駅、早朝、3番ホームから出発する1日1本の列車

JR北海道に楓駅という一風変わった駅がある。北海道夕張市にあり、札幌-道東を短絡する石勝線の駅の1つだが、特急が飛ばす本線上から分岐した一線隣りの小さな駅舎に、朝1日1往復の列車のみが発着する。楓駅から新得駅までの約84kmは山林が続くばかりで、集落は点在する程度だ…