JR西日本(5) - 駅と駅舎の旅写真館



旧大社駅 (JR西日本・大社線)~至高の和風木造駅舎を訪ねる旅~

大社線・大社駅、神々しい駅舎内部と芸術品のような出札口(切符売場)

大社線の廃止から20年以上過ぎたが、終着駅だった旧大社駅の駅舎はいまだに健在だ。この壮麗な社寺風の和風木造駅舎は1924年(大正13年)建築された。寺社か老舗旅館かという純和風の外観の大柄な駅舎は、和風駅舎の最高傑作という賞賛を贈っても、まだ言い足りない…

因原駅 (JR西日本・三江線)~桜咲く荒れた廃止ホーム~

JR西日本三江線・因原駅、木造駅舎には運送会社が入居

三江線の石見川本駅からバスに10分ほど乗り、因原インフォメーションセンターというバス停で降りた。「道の駅インフォメーションセンターかわもと」の最寄バス停で、道の駅でおみやげをいくつか買うと、因原駅を探しに裏手に歩いた…

三江線・尾関山駅駅の池庭跡

JR西日本・三江線、蘇鉄や植込みが印象的な尾関山駅

三江線の尾関山駅は列車で何度か通り過ぎたことがある。初めてこの駅を車内から見た時、夜の闇の中、構内通路の両側に高く育った2本の蘇鉄が印象的に映ったものだ。構内配線は元々、島式で2線のホームだったと思われる。しかし、駅舎に近い1線の方はかなり前に撤去された…

柘植駅(関西本線・草津線)~古き木造駅舎映える緑豊かな池庭跡~

関西本線・草津線の柘植駅、駅舎前の植栽豊かな空間

数年前の夜、関西本線と草津線が交わる柘植駅で降りた時、駅舎の前に枯池があるのは知っていた。しかし完全に暗くなっていて、デジタルカメラの感度を上げでも不鮮明な写りだったので、いつか柘植駅を再訪し、この枯池をじっくり眺めてみたいと思っていた。そして2010年の4月、遂に再訪する事ができた…

関西本線・佐那具駅の枯池~ひっそり佇む信楽焼のタヌキが哀愁誘う…~

関西本線・佐那具駅、上りホームの枯池と信楽焼のたぬき

名実共に「本線」だったかつての名残を留める長い長いホームのあるJR西日本・関西本線の佐那具駅。上りホーム西側、奈良方に枯池があった。荒れ果てた雰囲気だが、岩が組まれた燈篭のようなオブジェが目を引いた。そしてよく見ると、信楽焼のあの狸が佇んでいるのが見えた…

櫟本駅(JR西日本・桜井線)~石垣に鎮座する明治の木造駅舎~

石垣の上に載った様が重厚さ感じさせる櫟本駅の木造駅舎

桜井線の駅の一つに櫟本(いちのもと)という駅がある。JRのはるか前身、奈良鉄道時代の1898年(明治31年)の駅開業時以来の木造駅舎が未だに現役だ。あのJR九州・肥薩線、嘉例川駅駅舎(JR九州・肥薩線)の1903年(明治36年)築よりも5年も早く建てられた駅舎で…

美作滝尾駅(JR西日本・因美線)~懐かしさ溢れる昭和初期の木造駅舎~

因美線の美作滝尾駅、開業の昭和3年以来の木造駅舎

 味わい深い木造駅舎が残る美作滝尾駅。因美線の津山-美作加茂駅間が開業した1928年(昭和3年)に建てられた駅舎だ。窓枠は木製で内部など、各所が非常に原形を留め、「昭和初期の標準的な小規模駅舎」という点が評価され、2008年11月1日付けで登録有形文化財となった…

建部駅 (JR西日本・津山線)~昔の駅の情景があった木造駅舎~

JR津山線・建部駅、明治33年築の木造駅舎は登録有形文化財に

数年振りに、津山線の建部駅で下車した。 2面2線の相対式ホームを持つ駅で、津山線の前身、中国鉄道時代の1900年(明治33年)、駅開業時以来の古い木造駅舎が残っている。その横には、塀に囲まれた中に木造の建物が残っているのも気になった…

備前一宮駅(JR西日本・吉備線)~まもなく失われる明治の木造駅舎~

吉備線・備前一宮駅、開業の明治37年築の木造駅舎も改築に…

備前一宮駅は吉備線の前身・中国鉄道の吉備線として1904年(明治37年)に開業した。木造駅舎は開業以来のもので、岡山県内でも最古級との事。特に、中国鉄道の社紋が入った屋根瓦が残っている事が知られている。だが、2008年の9月下旬で駅舎が使用停止、そして取り壊しになるという事をニュースで知った…

稲荷駅 (JR西日本・奈良線)~鯉が泳ぐ池があるミニ庭園~

JR奈良線・稲荷駅、緑豊かで鯉も泳ぐ池庭跡

伏見稲荷大社のJR側の最寄り駅、奈良線の稲荷駅で下車した。プラットホームから駅舎へ降りる階段を下っていると、左手に緑豊かな一角があるのが目に付いた。よく見ると、その中には池があった。しかも枯れていない!昔は、駅構内に池のある小さな庭園があった事が多いようだが…