JR西日本(2) - 駅と駅舎の旅写真館



吉野口駅(JR西日本和歌山線・近鉄吉野線)~明治の木造駅舎が宿すレトロさ~

JR和歌山線、近鉄吉野線、開業時からの古い木造駅舎が残る吉野口駅

近鉄吉野線の列車に乗り吉野口駅にやってきた。吉野口駅はJR西日本の和歌山線との乗換駅。列車本数はそれほど多くなく、駅は静か。3面5線のホームは持て余し気味…。しかし、石積みに古い木の上屋が掛けられたプラットホームが並ぶ様はどこか懐かしく、古き良き時代の鉄道風景を見ているかのよう…

神戸駅(JR西日本)~瀟洒な貴賓室があった重厚な洋風駅舎~

JR西日本・東海道本線・山陽本線の神戸駅、昭和9年築の洋風駅舎

大阪難波駅から阪神電車に乗り三ノ宮駅に。そして神戸駅にやって来た。ゆとりもって配されたプラットホームと、重厚な上屋が私鉄と違う国鉄駅らしさを漂わせていた。神戸駅には1930年(昭和5年)、駅の高架化に先駆けて建てられた洋風駅舎がいまだに健在。かつては貴賓室があった事で知られている…

名手駅(JR西日本・和歌山線)~改修されながらも100年以上佇む木造駅舎~

大正2年築の木造駅舎が残る名手駅(JR西日本和歌山線)

名手駅の開業は1901年(明治34年)10月1日。和歌山線の起源となる紀和鉄道時代。粉河駅‐橋本間は前年の1900年11月25日に開業していて、名手駅も設置される予定だった。村内のどこに設置するかで争議となり、結果として約1年開業が遅れた。現在の木造駅舎が建てられたのは1913年(大正2年)と百年越え…

東佐野駅 (JR西日本・阪和線)~洋風な屋根が特徴的な小さな木造駅舎~

JR西日・阪和線・東佐野駅、駅開業の昭和14年以来の木造駅舎が現役。

東佐野駅の開業は阪和電気鉄道時代の1939年(昭和14年)1月9日。当初の駅名は泉ヶ丘駅。同社子会社が開発した泉が丘住宅地の最寄駅として設置された。阪和電気鉄道はその後、南海電鉄に合併。1944年5月1日に戦時買収により国有化され、東佐野駅に改名された。木造駅舎は開業以来のもの。急角度の半切妻屋根が特徴的で…

出雲横田駅(JR西日本・木次線)~小駅なれど神社のような風格の和風木造駅舎~

JR西日本木次線・出雲横田駅、社殿風の純和風木造駅舎

小粒だけど本当に見事な和風駅舎。日本神話に、スサノオノミコトと結婚したと伝えられる櫛稲田姫(クシナダヒメ)を祀っている稲田神社を控え、和の粋を凝らした車寄せ、校倉造の壁、入母屋の屋根など、堂々たる社殿。きれいに整えられた植栽や和風の外観を持つトイレ、日本庭園風の空間と言った脇役も、この駅の魅力を高めている…

駅猫の誘惑~駅巡りの旅で出会った猫たち…~

銚子電鉄・笠上黒生駅の駅猫

駅と駅舎の旅写真館、小さな写真展「駅写*今日の一枚」2021年1月は駅猫特集。「主なき家」「罪深き爪とぎ」「睨み」「店番」「改札のお時間」…

比婆山駅「あの」古い駅時刻表、どこの駅のものだったのか…?

比婆山駅、古い駅時刻表を使いまわした駅名看板(大)

比婆山駅と言えば珍名物があって、それは駅舎の正面に掲げられている駅名看板。漢字とローマ字で駅名が濃い青色の板に掛かれたレトロなものなのですが、よく見ると文字の下に列車の時刻らしきもの浮き出ています。

比婆山駅 (JR西日本・芸備線)~社殿風の木造駅舎と気になるモノ…~

JR西日本芸備線・比婆山駅、社殿風の木造駅舎が現役

比婆山駅の開業は1935年(昭和10年)12月20日。開業当初の駅名は備後熊野駅だが、1956年(昭和31年)に現在の駅名に変更となった。比婆山は駅から北に直線距離で約11㎞にそびえる標高1299mの山で、日本神話の国生み神話女神の伊邪那美が埋葬された地との伝承があり…

京終駅 (JR西日本・桜井線)~開業の明治時代のイメージに改修された木造駅舎~

奈良市、桜井線京終駅、開業の明治以来の木造駅舎

JR桜井線は、関西本線の奈良駅からJR和歌山線の高田駅を結ぶ路線で、奈良駅から一駅、1.9km行くと京終駅(きょうばてえき)だ。変わった読み方をする難読駅だが、奈良時代に都が置かれた平城京の東側半分「左京」と、続きの小さな出っ張り「外京」から外れた場所に位置し、「京が果てる」という響きがとても合う駅名だ…

木造駅舎でたまに見かける動輪マーク入り木製長椅子

JR東海道本線・美濃赤坂駅、待合室の国鉄動輪マーク付き木製ベンチ

木造駅舎とかレトロ駅舎めぐりの旅なんかをしていると、色々と古い設備や施設を駅で見つける事があります。待合室では、古い木製の長椅子(ベンチ)がいまだに使われている駅もあります。年月を経て渋みがしみ込んだ木のベンチは、古く味わい深いオーラを放ち、強い存在感があります…