因美線、存続が心配な超ローカル区間と取り壊し予定の木造駅舎を巡る



~津山線と因美線のレトロ駅舎を列車と折りたたみ自転車で巡る旅(3)-因美線2~

最近の因美線

 今年2022年に入り、JR西日本からローカル線の収支が公表された。一日の乗降客が2000人未満の区間が対象となったが、都市を離れた地方ローカル線の苦境は大きな衝撃的だった。

 因美線では、東津山‐智頭間が公表の対象となった。レポートによると、この区間で100円を稼ぐのに必要な経費(営業係数)は2017-2019年度で1963円。公表された30区間の中でも上位に入る収支の悪さ。他の利益で穴埋めしているのだろうが、区間単体で見ると、とてもやっていけないのは誰にでも解り、公共交通という使命があるとは言え、考えされられる数字。「廃線」の二文字さえちらつく。

折りたたみ自転車・DAHON K3と美作滝尾駅の木造駅舎
前日、列車と折りたたみ自転車のDahonK3で訪れた美作滝尾駅…

 因美線のそれ以外の区間、智頭‐鳥取間は、智頭急行を経由する特急「スーパーはくと」や「いなば」が乗り入れ、山陽地方と山陰地方を結ぶ鉄道路線「陰陽連絡線」の一部を成している。普通列車の数も東津山‐智頭間より5割以上も多い。例え東津山‐智頭間が廃線となっても存続するだろう。

 しかし、鳥取県内では因美線4駅と山陰本線5駅の、一日の乗降客3000人未満で築60年以上の古い駅舎を建替え、維持管理費を押さえていく「駅舎のシンプル化」方針が公表された。一斉にすぐにではなく、今後、十数年かけて行う予定との事。老朽駅舎の建替えはこれまでも継続的に行われてきたとは言え、同時にこれほどの駅舎改築が明確になる衝撃はレトロ駅舎好きとしては大きい。名駅舎にかまけている間に不意を突かれた心地だ。

閑散区間・津山‐智頭間の木造駅舎を巡る

美作加茂駅

 まだ真っ暗な中、津山5時01分発、因美線の始発列車・智頭行きの快速に輪行袋に入れたDahon K3と共に乗り込んだ。

 昨日の夕方訪れた美作滝尾駅を車内から眺めようと思っていた。しかし気が逸れている内に、いつの間にか通過してしまった。あれれ…、夜の風情を一瞬だけでも眺めたいと思っていたが。今度は日が出てない時に訪れるのがいいかもしれない。

因美線、夜明け前の美作加茂駅

 空がようやく白み始めた頃、列車は美作加茂駅で停車、私もここで下車した。最初の主目的地は知和駅だったが、快速のため通過してしまう。なので知和駅へは、ここから自転車だ。

 軽く駅を撮影すると、駅舎の外で自転車を展開した。

 自転車を出している時、地元の人が一人、駅の中に入っていた。そしてしばらくしたもう一人…。何をしに来たのだろうか?お年寄りの朝は早いが、朝の散歩コースになっているのか…。それともついでに駅のトイレでも使っているのだろうか?

因美線、美作加茂駅の木造風駅舎

 バックパックを自転車に装着し、今日も出発準備が整った。駅舎を背景に一枚!

 駅舎は中央に時計塔のような採光窓を備えた現代的なデザインで、地元産の木材を使い2003年に建て替えられたもの。今年2022年で築19年。木の質感は年季が入り味わいを帯びつつある。だが築半世紀をゆうに超えた古い木造駅舎とは雰囲気を異にする。新木造駅舎といった感じだ。駅舎右側の池を模した庭園風の空間もいい味出している。

 出発間際に駅舎を一瞥すると、待合室の灯りが消えているのに気付いた。さっきの人はJRか市に頼まれて、照明の電気を切りに来ていたのかもしれない…

 さあ出発!駅を出て左に曲がり街の中に漕ぎ出した。周囲はライトを点けなくていい位に明るくなっていた。

早朝の知和駅

 まだ6時にもなっていない早朝、走っている車はほとんど無かった。途中で景色を眺めたり写真を撮ったりしながら順調に走り、6時10分頃、知和駅に到着した。

JR西日本・因美線、昭和6年の駅開業以来の木造駅舎が残る知和駅

 2004年に初めて訪れてから18年、そして今回で3回目…、古く趣深い木造駅舎はほとんど変わらない姿で、私を迎えてくれた。

因美線知和駅、趣ある木造駅舎と折りたたみ自転車・Dahon K3

 角度を変えてホーム側から木造駅舎越しに、愛車・Dahon K3を撮影。そして早朝の誰もいない知和駅を独占し、思う存分堪能した。来てよかった。桜の木々がだいぶ成長していたので、今度は桜の季節に来てみたい。

(※知和駅について、詳しくは以下の訪問記へどうぞ!
  知和駅(JR西日本因美線)~時が止まったままの郷愁溢れる木造駅舎~


 さて、次の訪問駅は二つ隣の那岐駅だ。その間の美作河井駅にも木造駅舎が残るが、訪れた事があり今回はパス。

 鳥取方面行の列車は7時14分。もう少し知和駅を愉しみたかったが、いい駅舎はいつも去りがたいもの。また来れる事を信じ、振り切るのも時には必要。

 それに7時14分を逃すと、次は12時09分。何と5時間後!津山-智頭間は列車本数が少ない閑散区間で、日中は数時間も来ない事も。K3を持ってきてるなら走ればいいじゃないかと思うけど、15㎞ほど離れている上、地図上の道から察するに、結構な上り坂が予想された。なのでちょうどいい時間に列車があると思い、自転車を広げ走って来たばかりだが、再び輪行袋に収納し、列車に乗った。

 美作河井駅を出ると、列車は人里離れた山深い風景をひたすら走った。そんな風景を眺めながら、列車を選んで正解だったかなと思った。

美作加茂駅-知和駅間の走行記録(by Strava)
走行距離 : 3.88km
経過時間 : 35分13秒
実走行時間: 20分29秒
平均速度 : 11.4㎞
最高標高 : 279m
獲得標高 : 81m

県境を越え鳥取県、那岐駅へ…

 岡山県に別れを告げ、鳥取県に入って最初の駅、那岐駅に到着した。

 カーブがかったプラットホームは山の斜面の高い位置にあり、駅舎の周囲に広がるののどかな集落を一望できる。

因美線那岐駅、ホームから駅舎を降りる木造シェルター付きの階段

 プラットホームから駅舎を降りる階段は急で、輪行泣かせ…。しかし、古い木造のシェルターで覆われた階段、那岐駅やこの地域の人々が雪と戦ってきた歴史を感じさせる。階段の壁には、昔の那岐駅やこの地域の写真も展示されていた。自転車を担ぎつつ一枚一枚見ながら降りた。

因美線、県境を越え鳥取県にある那岐駅舎

 那岐駅には10年振りの訪問。しかし前回はみまさかスローライフ列車歓迎イベントの撤収が終わっていなかった。なので、素のままの木造駅舎が眺めるのは初めて。駅舎は駅開業の1932年(昭和7年)以来のもの。旧駅事務室は診療所になっていて、月2、診察が行われる。窓口跡は改修されかつての面影は無いが、外観は古い木のままの木造駅舎らしい姿。無人駅とは言え、駅舎前の植栽は手入れされ、駅舎の美しさを引き立てていた。

 那岐駅の乗降客数は多くなく、駅舎は老朽化していると思われるが、鳥取県にありながら建替えの対象ではない。診療所として利用されているのもあるが、因美線の智頭以北は米子支社鳥取鉄道部の管轄で、智頭駅の一つ南の土師駅から東津山駅までは岡山支社の管轄だからだろう。

智頭駅へ悠々…

 那岐駅を後にし、智頭駅に向け漕ぎ出した。

因美線・那岐駅近くの街並み

 ローカル線の昔ながらの風情残した駅前通りを走った。

鳥取県那岐駅近く、旧郵便局舎だった木造建築

 那岐駅近くの街並みの中に、一棟の古い木造建築があった。この建物、実はかつての郵便局の局舎。現在は毎週水曜日だけオープンするカフェとして利用されている。旧郵便局舎のレトロな建築物は独特な造りで、ちょっと見ていれば解る事が多い。しかし、この旧局舎はありふれた木造家屋のような造り。Googleマップは出てこなければ、ただの古い木造建築で終わっていただろう。

 是非、中でひとやすみしたかったが、残念ながら一日違いの火曜日で休み…。しかし貼紙を見ると、8月中は夏休みでほとんど休みだったようだ。


 こじんまりとした街並を抜け、国道53号線に出た。道はひたすら下りだった。幸運にも、ほとんどペダルを漕がなくても前に進んでいく。逆に漕がなさすぎて単調で、たまった疲れが呼び覚まされ頭がボーっとしてきた。居眠り運転になりそう…。こんな事じゃいけないと思い、ブレーキに手を添えつつハンドルを握り気を引き締めた。

 智頭町の中心街にが近づくと久しぶりに大きな街に来たなと感じた。

智頭駅、JR因美線側は木造駅舎

 そして楽々、智頭駅に到着した。

 智頭急行の駅舎が、同社の運輸部が入った大柄なのに対し、JR側は古い木造駅舎を改修しながら大切に使われている。JR西日本のローカル線では、主要駅でも直営の取りやめ、地元に切符の販売等を委託する簡易委託化が進んでいるが、JR智頭駅は直営が維持されている。智頭駅の一日の乗降客は約2700~2900人程度との事。地元の人の利用も多いのだろうが、智頭急行とJR因美線との境界駅なので、スーパーはくとなどで境界を跨ぐ場合は乗降として数えているのかもしれない。

 古駅舎の生き残り基準の、乗降客一日3000人は僅かに下回ってるものの、接続駅として何かと重要なのだろう。智頭駅は今の所、駅舎シンプル化の対象となはっていない。

 駅前の観光案内所のベンチで一休み、智頭宿を見るなど、しばし智頭に留まった。

那岐駅‐智頭駅間の走行記録(by Strava)
走行距離 :7.27km:
経過時間 : 1時間11分20秒
実走行時間: 36分16秒
平均速度 : 12.0km
最高標高 : 293m
獲得標高 : 10m

「駅舎シンプル化」予定の気になる木造駅舎たち

因幡社駅

 智頭駅からは、例の「駅舎シンプル化」対象の木造駅舎を巡る。まずは隣の因幡社駅だ。

 約8㎞で、自転車で走って行っても良かった。しかし真夏の昼間はかなりの暑さ。それに次の列車は約1時間後の12時56分なので、どっちで行っても到着時間は大差ないだろう。だったら列車で…と思うのは鉄道ファンの性だろう(笑)

 しかしこれが失敗だった。智頭駅の待合室は冷房が掛かっていなく酷く暑い。元々そうなのか、コロナ対策で換気を優先してるのか…。風通しも悪くうんざりで、休んでいるのに疲れる一方。これなら走った方がよかったかもしれない。ホーム上のベンチの方が幾分か風通しがあり、まだマシなのに気づき移動した。

 やっと来た列車に乗り込み一駅、因幡社駅に到着した。

JR因美線・因幡社駅の木造駅舎と荒れた植栽

 木造駅舎は駅開業の1923年(大正12年)以来のもの。駅舎自体は見た所、それほど古く寂れた感じはしない。それもそのはず、数年前までは理髪店として利用されていたという。この理髪店、駅が無人化された翌年の1971年(昭和46年)に開業してから、ずっと続いていたという。

 駅舎前の植栽は手入れする人無く荒れ、古色蒼然とした木造トイレは水道が使用できなくなったとかで閉鎖。町の片隅にある駅は寂れた印象はぬぐえない。

 駅舎はシンプル化の対象だが、もし理髪店が健在だったら、因幡社駅の駅舎は生き残っていたかもしれない。過疎化や店主さんの都合など、色々難しいのだろうが…

因幡社駅前のお洒落なカフェ・燕珈琲

 駅前には、都会かリゾート地にでもありそうなお洒落なカフェがあった。いつも見るようなローカル線の駅とは180度雰囲気が違う異次元感を感じさせる。このカフェ、燕珈琲は自家焙煎のコーヒーを出すこだわりの珈琲店だ。でもGoogleマップなんか見ていると、田舎や地方の思わぬ所に、こんな高評価の店を発見する事が少なくない。

 是非入りたかったが、残念ながら休業日…。ついてないね。

意外なレトロさ残る用瀬駅へ

 因幡社駅さらっと一通り見た後は、本日三度の自転車展開。そして北に向けて走り出した。

因幡社駅から因美線沿いを自転車で走る

 田んぼ、川、小さな集落…小高い山の間に囲まれた因美線の風景はのどかだ。県境を越えれば、基本、日本海側に向かって下っていく地形なので、沿線の空気を愉しみつつ、のんびりと下った。

用瀬駅近く、旧因幡街道の用瀬宿の水路のある街並

 こじんまりとした街並が残る用瀬(もちがせ)に。今は鳥取市だが、合併前は用瀬町、古くは因幡街道の宿場町だった町。街中を流れる水路も趣あり、昔のならがの街の面影を感じさせた。

JR西日本因美線・用瀬駅の木造駅舎とDahon K3

 用瀬駅に到着。何年築かは不明だが古くからの木造駅舎が残っている。しかし半分はシルバー人材センターとなっていて、その部分だけ新築のよう。今日、見てきた中で、すごく味わいがある駅舎ではないが、思わぬものが残されていた…

因美線・用瀬駅の木造駅舎、正面出入口上部の動輪マーク

 駅舎外壁のほとんどが、新建材などで改修された中、車寄せの下、出入口上の部分の上は木のまま残され、何故か動輪マークが刻み込まれていた。蒸気機関車の車輪を象った動輪マークは、官設鉄道・国鉄の紋章として広く使われていた。動輪マークが刻まれた木製ベンチなどを見る事があるが、こんな所にも残っていたなんて…

用瀬駅の木造駅舎、窓口跡カウンターのマル「工」マーク

 待合室の切符売場や荷物窓口跡のカウンターも古い木のまま残されている。この木のカウンターの持ち送り(支え)、ただ物では無く、何と!丸の中に「エ」が書かれたマークが刻み込まれていた。カウンターの持ち送りに装飾が施されている例はよくあるが、こんなマークが施されているものは初めてだ。この「工」マーク、もしかしたら、明治の頃、鉄道を管轄していた工部省、そして工部省から鉄道の管轄を引き継いだ鉄道省に由来しているのだろうか?鉄道省のマークも「工」を引き継いでいる。

 いつしか、空から雨が降り出した。曇り空だったが…。小雨だったらよかったが、出発を躊躇う本降りの勢い。自転車を軒下に入れ待合室で雨宿りをした。
「あーあ、この先はK3を輪行袋にしまい列車か…」
と思い外を見つめた。

 しかし雨は止んだ。西の空を見てみると、心なしか明るい。どうやら通り雨だったよう。再び降り出しても次の国英駅までは5㎞程度だし、どこかに雨宿りする場所位はあるだろう。そう思い用瀬駅を後にした。

国英駅

 幸いにも再び雨に降られる事もなく、順調に走り続けた。

鳥取市、因美線・鷹狩駅付近の国道53号線

 道を下り鳥取市が近づくほどに、開けた感じの景色になってゆく。振り返ってガソリンスタンドを少し過ぎた所に鷹狩駅が隠れている。

鳥取県鳥取市山間部を流れる千代川

 日本海に注ぐ千代川沿いの国道53号線をのんびり走った。

 途中「国英駅→」という看板を見つけ、矢印に従い右に曲がった。集落の中、道なりに緩い坂を上り切った所に小さな建物がポツンと佇んでいた。

鳥取市、因美線・国英駅周辺の集落とDahon K3

 この建物こそが国英駅だ。駅は行き止まりの街外れにあり、背後は山や林ばかり。いちばん近くの家屋は廃墟で荒れ、ひっそり寂れた空気感を漂わす。それでも屋根付きの自転車置場は20台以上はとめられそうだ。今は夏休みでガラガラだけど。

JR西日本因美線・国英駅、半分の大きさに改修された木造駅舎

 駅舎は元々、立派な木造だったのだろうが、無人駅となり不要となった駅事務室分が削がれ簡易駅舎化。そうなってからもう随分と過ぎたのだろう。駅舎はくすみ老朽化した印象だ。

 ここから列車に乗る事にした。暑くちょっと疲れたのが本音…。自転車を袋にしまい、16時14分発鳥取行きの列車に乗り込んだ。

街中の津ノ井駅

 残す所、鳥取駅までの約4㎞となったが、津ノ井駅で輪行袋に入れたK3を抱え下車した。

 もうここまで来ると完全に街中で、乗降客も目に付く。列車はJRだけでなく、若桜鉄道や智頭急行から乗り入れる車両も行き交う。駅の前には交通量の多い道が通る。周りは家屋だらけだ。

JR西日本因美線・津ノ井駅、改修された木造駅舎

 だけどそんな駅にも木造駅舎が残っている。改修され古き良き味わいは今一つだが、木造駅舎らしいさ感じる姿に整えられている。

 ドン!ドン!と駅舎を塞ぐように4台の飲料の自動販売機が置かれているのが目に付く。利用客の多さを物語るのか?それとも通りがかりのドライバーが買っていくのか…。

因美線、鳥取市内の津ノ井駅、無人駅となり塞がれた窓口

 鳥取市街という事もあり、一日の乗降客数は約千数百人程度とまあまあ多い。だけど今年2022年4月から簡易委託も無くなり、完全な無人駅となった。利用客が多くても、大きな駅舎は不要となったためか、残念ながら駅舎シンプル化の対象駅となってしまった。

 よく見ると塞がれた窓口跡のカウンターの持ち送りは、用瀬駅で見たのと同じマル工(こう)マーク!乗降客を気にしつつ狂喜乱舞の心地で撮影した。


 鳥取駅への最終走者、17時24分発は、智頭急行の車両だった。

 そして鳥取駅へ。真夏の暑さには相当やられた。だけど列車と折りたたみ自転車・Dahon K3でリレーした因美線70㎞の旅、トラブル無く何とか乗り切れホッとした。旅は残す所あと一日。今日は朝が早過ぎた分、早めに休もう。最後のひと頑張りと輪行袋を持ち上げ、鳥取駅前のホテルに向かった。

[2022年(令和4年)8月訪問]

因幡社駅‐国英駅間の走行記録※(by Strava)
走行距離 : 8.0㎞※
経過時間 : 1時間24分※
実走行時間: 23分38秒※
平均速度 : 11.1km
最高標高 : 75m
獲得標高 : 10m
※因幡社‐用瀬間でセットし忘れたので、デジカメの撮影時刻や道路の距離等も考慮したおよそ数値。下の三項目は推定しづらいので計測値通り。
この日、計測した3区間の合計(by Strava)
走行距離 : 19.15km
経過時間 : 3時間10分33秒
実走行時間: 1時間15分23秒
平均速度 : 11.5㎞
最高標高 : 293m
獲得標高 : 101m