若桜鉄道・安部駅の池庭跡に置かれた灯篭の気になる文字

映画「男はつらいよの」第44作「寅次郎の告白」のロケ地になった事でも知られる、若桜鉄道・若桜線の安部駅で下車してみた。プラットホームの片隅、太く高い木がどっしりと根付いている近くに、庭園の遺構があり、その中に枯れ池がひっそりと残っているのを発見した…
美作滝尾駅(JR西日本・因美線)~懐かしさ溢れる昭和初期の木造駅舎~

味わい深い木造駅舎が残る美作滝尾駅。因美線の津山-美作加茂駅間が開業した1928年(昭和3年)に建てられた駅舎だ。窓枠は木製で内部など、各所が非常に原形を留め、「昭和初期の標準的な小規模駅舎」という点が評価され、2008年11月1日付けで登録有形文化財となった…
採銅所駅 (JR九州・日田彦山線)~ローカル線のハイカラ木造駅舎~

日田駅から日田彦山線の列車に乗った。田川後藤寺駅辺りまで来ると、山から徐々に街の風景へとなっていき、人口100万を擁する北九州市が近付いているのだなと実感する。しかし、採銅所駅に到着するとまた山中の集落の風景へと変わった。駅名は文字通り、昔、この地区で銅が採れた事に由来し…
北府駅 (福井鉄道・福武線)~古色蒼然とした木造駅舎は生き残った…~

地図を見ていると、福井鉄道に北府駅という駅を発見した。あれ?武生から乗ったら次は西武生駅じゃなかったっけ?と、かつて訪れた西武生駅の木造駅舎を思い浮かべながら改めて調べてみると、2010年の3月25日から北府(きたご)という駅名に改称されていたのだった…
建部駅 (JR西日本・津山線)~昔の駅の情景があった木造駅舎~

数年振りに、津山線の建部駅で下車した。 2面2線の相対式ホームを持つ駅で、津山線の前身、中国鉄道時代の1900年(明治33年)、駅開業時以来の古い木造駅舎が残っている。その横には、塀に囲まれた中に木造の建物が残っているのも気になった…
紀伊清水駅 (南海電鉄高野線)~藤の花びら舞い散る枯れた池~

NHKの熱中時間に出た時、南海高野線でロケ中に、紀伊清水駅の枯池の存在をたまたま知って、予定外にこの駅で収録する事になった。収録という事で 遠慮があったので(笑)、ひとりでもう一度心ゆくまで見てみたいと再訪した。そして、藤棚も印象的だったので、藤が咲いていそうな時期を狙って再訪してみた…
芦野公園駅 (津軽鉄道)~桜の名所で喫茶店として余生を過ごす木造駅舎~

登校する学生で賑わう津軽鉄道の列車に揺られ、朝、芦野公園駅で下車した。駅は木々で囲まれ森の中のような雰囲気だ。駅名の通り、同駅が最寄となる芦野公園は、青森県有数の桜の名所として知られている。それだけでなく、プラットホームや線路沿いなど、駅周囲にも桜の木が何本も植えられ…
稲荷駅 (JR西日本・奈良線)~鯉が泳ぐ池があるミニ庭園~

伏見稲荷大社のJR側の最寄り駅、奈良線の稲荷駅で下車した。プラットホームから駅舎へ降りる階段を下っていると、左手に緑豊かな一角があるのが目に付いた。よく見ると、その中には池があった。しかも枯れていない!昔は、駅構内に池のある小さな庭園があった事が多いようだが…
嘉例川駅 (JR九州・肥薩線)~登録有形文化財となった明治の木造駅舎~

今回2007年6月の九州旅行の最終訪問駅は嘉例川駅になった。嘉例川駅には2004年の2月に初めて訪れ、その約1年半後にも再び訪れている。数年の内に3回の訪問と、遠く離れた九州の駅の割に訪問頻度は高く、それなら未訪の他の駅に行ってもよかったのだが、近くを通るとなると見過ごす事できず、どうしも立ち寄りたいと思わせる駅だ…
御来屋駅(JR西日本・山陰本線)~山陰最古の駅舎は産直市場「みくりや市」に~

サンライズエクスプレスや特急いなばなどを乗継ぎ、桜訪れた春の山陰路へ…。普通列車に乗り換え木造駅舎が残る御来屋駅で下車した。典型的で素朴な木造駅舎と言えるのだが、1902年(明治35年)、山陰初の鉄道として、境港-御来屋間が開業した当時から残る山陰最古の駅舎だ…