若桜鉄道(1) - 駅と駅舎の旅写真館

若桜鉄道・若桜線の駅をめぐる鉄道の旅。
国鉄若桜線から転換された鳥取県の第三セクター鉄道で、JR因美線との接続駅の郡家駅と若桜駅の19.2kmの路線。わずか9駅のローカル線だが、八東駅など6駅で古い木造駅舎が残る。その6駅の駅本屋や若桜駅の転車台など、同社の古い鉄道施設が登録有形文化財となった。
近年では、隼駅がスズキのバイク・GSX1300Rハヤブサの聖地となり、8月上旬に開催される「隼駅まつり」には多数のライダーが参加。


若桜鉄道・隼駅~懐かしい昭和の木造駅舎がある駅はライダーの聖地!?~

若桜鉄道・隼駅の木造駅舎、原形をよく留めた窓口跡

若桜鉄道の隼駅には、先程訪れたばかりの八東駅とほぼ同型の木造駅舎が現役で残っている。1929年(昭和4年)の築で、駅の開業は翌年の1月20日。開業以来の駅舎だ。サッシ窓が少し惜しいが、それでも押縁下見の木の外壁が、木造駅舎本来の味わい深さを感じさせる…

八東駅 (若桜鉄道)~昭和の木造駅舎など古き良きローカル線の風情が残る駅~

若桜鉄道・八東駅、遺跡のように埋もれた側線ホーム跡

若桜鉄道のレールバスで運転室の横に立ち、いわゆる「かぶりつき」をしていた。八東駅がどんどん近づくと、プラットホーム横に行き止まりのホーム跡が残っているのが見え驚かされた。ローカル駅なれど、まるでターミナル駅を思わす堂々とした構内配線だ…

若桜鉄道・安部駅の池庭跡に置かれた灯篭の気になる文字

若桜鉄道・安部駅、登録有形文化財となった木造駅舎には理髪店が入居。

映画「男はつらいよの」第44作「寅次郎の告白」のロケ地になった事でも知られる、若桜鉄道・若桜線の安部駅で下車してみた。プラットホームの片隅、太く高い木がどっしりと根付いている近くに、庭園の遺構があり、その中に枯れ池がひっそりと残っているのを発見した…