木造駅舎・美作滝尾駅、そして自転車で津山駅へ戻る



~津山線と因美線のレトロ駅舎を列車と折りたたみ自転車で巡る旅(2)-因美線1~

Dahon k3を輪行袋に入れ因美線に乗車

 折りたたみ自転車・Dahon k3で津山線の駅巡りをした後、列車で今日の泊地となる津山駅に到着した。これから因美線の美作滝尾駅に行くつもりだ。

 ちょうどいい時間に列車で行って帰って来られるダイヤだった。だけどせっかくK3を持ってきたのだしと思い、帰りも列車にするかもしれないが、とりあえず持っていく事にした。そのかわり、お泊りグッズはなどが入ったバッグパックはホテルに置き、カメラバッグと輪行袋だけの幾分か身軽な姿になった。

津山駅・因美線用の1番線に停車するキハ120形気動車

 駅前のホテルだが、ホテルからホームまで輪行袋に入れたK3を担ぐのはなかなかの重労働。こういう時に、日頃のへなちょこさが出る感…。K3もブロンプトンみたいに転がし輪行できるようにならないかな。どっちみち、駅構内では転がしは禁止だけど、それ以外の場所だけでも転がせると、負担はだいぶ違ってくると思うのだけど…

久しぶりの美作滝尾駅

 15時14分に出た列車は、わずか17分で美作滝尾駅に着いた。

 4回目の訪問で、前回は10年前の2012年にイベント列車「みまさかスローライフ列車」でやって来た。やや長めの停車時間が取られ、物販などおもてなしイベントも催され、普段はひっそりとした駅が、お祭りのような賑わいだった。駅事務室内部も公開されていて、昔のままの姿を完全に留めたレトロ過ぎる室内に感動したもの。

 その前の2回目は2009年で、長閑な駅で味わい深い木造駅舎や貨物上屋ををじっくり堪能したもの。こっちの方がいつもの姿なのだろう。なので素の美作滝尾駅は13年振りと言える。

 そして4回目。こうして愛車となったDahon k3と共に、美作滝尾駅で新しい思い出を重ねられるのはなんと幸せな事だろうか!

美作滝尾駅の木造駅舎、昔のままの切符売場など窓口跡

 待合室、切符売場、手小荷物窓口と言った窓口跡は古びた木の昔のままの造り。無人化されると窓口は大抵、塞がれてしまう。ここまでの駅は、もうほどんど無い。

折りたたみ自転車・DAHON K3と美作滝尾駅の木造駅舎

 駅前の日陰のベンチで、木造駅舎を眺めながら一休み。相変わらずだったり、変わっていて驚かされたり、4回目だけど新鮮な滞在だったなぁ…。
(※今回の美作滝尾駅については、別に訪問記を作成予定なのでしばしお待ちを…)

 自転車を広げた時点で…、いや、輪行でわざわざ持ってきた時点で何となく決めてはいたのだけど、津山駅までK3で行く事にした。離れるのを惜しみつつ、また来られると信じつつ、津山市街に向けペダルを漕ぎだした。

因美線沿いを走り津山市街へ

 津山まで因美線だと約12㎞。自転車で走ったら、それより少し長い位だろうか。

美作滝尾駅から因美線沿いを走り津山市街に戻る

 日が長い夏とは言え、午後5時を過ぎると空は夕方の色を帯び始め、光は少しずつ少なくなってゆく。完全に夜になる前に着けるだろうか…?

 道は期待した通り、ほとんどが下り。お陰で楽々と津山が近づく。

 風景はローカル線らしい田舎風景から、地方郊外のロードサイド店が並ぶような風景に変わっていった。地図を見ると、因美線の高野駅が近いらしい。少し立ち寄ってみよう…

DAHON K3で因美線沿線ポタリング、高野駅に立ち寄る

 高野駅は木造駅舎だった。予備知識全く無く訪れたため、予想外で驚かされた。改修されていて、美作滝尾駅ほどの味わいは無いが年季入った駅舎だ。光り輝く赤い屋根瓦はJR化後に葺かれたもので、車寄せの鬼瓦はJRマーク入りだ。

因美線・高野駅を出発するキハ120の普通列車

 17時28分発津山駅行きの列車が出発していった。もしかしたら帰路はこれに乗っていたのかもと思いながら見送ると、不思議な気分だ。

東津山駅近くのアノ人の実家へ…

津山市、東津山駅近くの商店街

 どんどん街になっていった。因美線の踏切を渡り東津山駅が近づいたかなかなと思うと、こじんまりとした商店街に入った。昔ながらの風情漂わすこの道は、かつての出雲街道で、津山はその宿場町だった。

津山市、イナバ化粧品店

 商店街の中の、イナバ化粧品店というお店の前で足を止めた。残念ながら閉店時間でシャッターは降りているけど。

 旅で何で化粧品店と思うが、このお店、長年、日本のトップミュージシャンとして活躍するB’zの稲葉浩志氏の母が経営しているお店として有名で、ファンの聖地でもある。イメージキャラクターは稲葉さんの似顔絵。店内にはB’zに関する展示もあり、時にはファンの相手もしているそう。息子の知名度を活かしなかなかやり手のよう。ご高齢だけどかなりお元気で、美容への探求心は旺盛。インスタで自ら発信するなど積極的に商売している様子を見て、何てパワフルな人なんだと思う。

ゴールの津山駅

 ここまで来るとゴールは近い…

因美線の正式な終点で姫新線との接続駅・東津山駅

 その前に津山駅のひとつ手前の駅東津山駅に立ち寄った。姫新線との乗換駅で、因美線の籍上の終点は津山駅ではなく、この東津山駅だ。

 幹線道路に出てラストスパートへ…。吉井川沿いに津山駅を目指した。

津山市街地を流れる吉井川沿いを走る

 川の向こうの駅前のホテルが一際目立つ。「K3よ、あれが津山の灯しだよ!」と心の中で語り掛けた。

折りたたみ自転車・ダホンK3で美作滝尾駅から走りゴールの津山駅に

 そして津山駅に到着した。旅の一日目、津山を起点にしたミニトリップ、そして津山線駅巡りを無事完走。明日は早い。本格的に因美線の駅を巡る予定だ。早々にホテルに入り体を休めよう。

今回の記録は…(by Strava)
走行距離 : 12.24km
経過時間 : 1時間27分59秒
実走行時間: 54分05秒
平均速度 : 13.6㎞
最高標高 : 170m
獲得標高 : 35m
※セットするのを忘れ、500m進んだあたりから計測。
この日の走行距離合計
22.19km

[2022年(令和4年)8月訪問]

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