愛知県(1) - 駅と駅舎の旅写真館

印象的な愛知県の駅をめぐる鉄道の旅。
木造駅舎など古く趣きある駅舎、ローカル線の無人駅、ふと魅かれ降り立った駅…。駅を巡る旅『駅旅』で見た心に残る風景、駅構内や駅前、周辺の気になるモノ、体感した空気感…
車社会の愛知県だが、JR中央線の秘境駅・定光寺駅、飯田線の各駅、そして名鉄線などユニークな駅も。


吉良吉田駅(名鉄西尾線・蒲郡線)~三線交わった分岐駅に佇む小さな木造駅舎~

名鉄西尾線・蒲郡線・吉良吉田駅、改修されているが古い木造駅舎が残る

西尾線の列車に乗り終点の吉良吉田駅へ。蒲郡線との接続駅で、かつては三河線とも繋がっていたが、2004年に海線と称された区間が廃線。3線のちょうど合流点にある吉良吉田駅の敷地は三角状。ゆとりある敷地は乗換え通路として機能し、庭園風の一角には金魚が泳ぐ小さな池もあった…

富貴駅(河和線・知多新線)~名鉄では本当に貴重な素朴な木造駅舎~

名鉄・富貴駅の木造駅舎、堂々たる造りの車寄せ

私が駅巡りを始めた頃2000年代の前半、営業距離が長く末端にローカル線を多く抱えていた名鉄には、まだ古駅舎が多く残っていた。しかしこの20年ですっかり数を減らしたもの。そんな中、河和線と知多新線の分岐駅である富貴駅では、まだ古い木造駅舎が現役だ…

武豊線・半田駅、役目を終える明治築の国内最古の跨線橋

JR東海武豊線・半田駅プラットホームと国内最古の跨線橋

JR東海武豊線の半田駅が駅高架化工事のため、駅舎など主な設備での営業が6月5日をもって終了となる。半田駅と言えば、1910年(明治43年)築の国内最古の跨線橋がいまだ使われ続けている事で知られている。意味的には「同じ場所でずっと使い続けられている」だが、110年もずっと佇み続けているのは驚嘆に値し、愛知県下初の鉄道路線である武豊線の歴史を感じさせる鉄道遺産だ…

三河線・高浜港駅~また消えゆく名鉄の木造駅舎~

名鉄三河線・高浜港駅、昭和15年築の木造駅舎

名鉄三河線、高浜港駅の木造駅舎が2014年度中にも取り壊されるというニュースに接した。思えば2000年以降、木造駅舎など名鉄の古駅舎はばったばったと次々となぎ倒されていくかの如く、取り壊されていったものだ。その理由の一つが駅集中管理システム導入にあわせた老朽駅舎の改築だ…

JR東海・武豊線・武豊駅構内の池の中にある謎の島!?

JR東海・武豊線・武豊駅プラットホーム端の方にある池庭

武豊線の終点、武豊駅プラットホームを端の方まで何気に歩いていると、小さな池庭があるのを発見した。今までこんなモノがあるなんてまるで気づいていなかった。武豊線はラッシュ時を除き2両編成だ。なので、2両でも余るホームの先端部分まで足を運ぶ事は無く、気づきにくかったのだろう…

亀崎駅 (JR東海・武豊線)~最古の駅舎だけじゃない!レトロさ溢れる情景ある駅~

明治19年1年築の日本最古の現役駅舎とされている武豊線・亀崎駅

約1年と数ヶ月振りに亀崎駅を訪れた。2001年に初めて訪れて以来、近場という気軽さから、たまに訪ねるようになった。今回は桜が満開の時季を狙っての訪問だ。素朴な木造駅舎だが、取り付けられている「M19年1月」と標された建物財産標により、明治19年(1869年)築の国内最古の現役駅舎とされている…

西幡豆駅(名鉄蒲郡線)~名鉄のローカル線、小さな木造駅舎~

名鉄蒲郡線・西幡豆駅、小さな木造駅舎が残る

蒲郡線で古い木造駅舎が残る西幡豆駅で降りた。小さくほぼ箱状の単純な造りながら片流れの屋根になっていて目を引く。近年、名鉄では無人駅など末端部の小駅にも駅集中管理システム導入を進めていて、それに伴い古い駅舎の多くが取り壊されてきた。しかし蒲郡線では導入の予定も無いという…

飯田線・東上駅~池は枯れれど友情は枯れること勿れ~

JR東海飯田線・東城駅、木造駅舎前の「友情の池」

飯田線の東上で下車し、駅舎や周辺をあれこれ見ていると、駅出入口脇の植え込みの中に、枯れた池がひっそりと残っていた。小さな池だが、池の前のコンクリートで固められた部分に「友情の池」と書かれているのが目を引く…

飯田線南部、桜駅めぐり(2)~桜で彩られる日常の風景~

JR飯田線・小坂井駅、夕陽に彩られる桜とプラットホーム

茶臼山駅の駅舎は味気無い簡易駅舎に建て替えられてしまった。しかし桜は相変わらず枝いっぱいの花を咲かせている…

飯田線南部、桜駅めぐり(1)~奥三河の無人駅で愛でるように桜を愉しむ旅~

JR飯田線・長篠城駅、桜越しに眺めた駅構内

城西駅で列車から降りるとまず桜の木に目が引き付けられた。咲き誇る桜は、まさに天に向かって伸びているかのようだ…