白河駅 (JR東日本・東北本線)~大正の洋風駅舎など歴史と風格漂う駅…~

JR白河駅は1887年(明治20年)、東北本線の前身、日本鉄道時代の開業。開業当時は120mほど北に位置していたという。現在の洋風木造駅舎は2代目駅舎で1921年(大正10年)の築。東北本線の主要駅ではあるが、町の玄関口の座は東北新幹線の新白河駅に譲った。
三条駅 (JR東日本・信越本線)~木造駅舎の旅~

弥彦線の高架区間から街並みを見下ろすと、雪が僅かに残る中、黒い瓦屋根の住宅が立ち並ぶ街が事の外印象的だった。東三条駅で信越本線に乗り換え、三条駅で降りた。三条駅の屋根も同じ黒い瓦屋根だ。どっしりと広い屋根は、民家以上の重厚感が漂う…
弥彦駅(JR東日本・弥彦線)~まるで神社!?威厳ある和風木造駅舎~

開業は越後鉄道時代の1916年(大正5年)10月16日。その翌年に現駅舎が竣工したという。彌彦神社を模した木造駅舎は、瓦が敷き詰められた大きな入母屋屋根を戴き、細部の装飾も印象的で、まさに神社の風格…
津軽新城駅(JR東日本・奥羽本線)~雪の中に佇む明治の木造駅舎~

青森駅から奥羽本線の列車に乗り、2駅の津軽新城駅で下車した。真冬を迎えた駅は雪で真っ白で、なおも雪が降り注いでいた。雪が滅多に積もらない地域に住む私は驚く事しきりだ。駅は2面3線の構造で側線もあり、片隅には除雪車が留置されてた…
仙北町駅 (JR東日本・東北本線)~後に首相となる人の鶴の一声でできた駅!?~

盛岡駅から仙台寄りに1駅の仙北町駅で下車した。約5年振りの訪問で、前回、木造駅舎が印象的だったので、また来てみたいと思い続けていた。跨線橋は、趣深い木造駅舎に似合う古めかしい木造だ。木の手すりまで残っている…
鳩ノ巣駅(JR東日本・青梅線)~駅舎とホームの間に埋もれた池庭跡~

青梅線も立川や青梅を超え鳩ノ巣駅まで来ると、周囲の風景は山深く、まるで中央西線か中国山地の駅かと思える。駅名標には標高306mと標されていた。駅前の人家はまばらでローカル線の風情満点。東京都の別の顔を実感させられる。きっと休日には登山やハイキングなど…
根府川駅~東海道本線の数少ない無人駅、慰霊碑と池庭…~

木造駅舎が残る神奈川県のJR東日本の根府川駅で下車してみた。東京‐熱海間の長大編成の普通列車が何本も行き交い、東海道本線東京口の圏内とも言えそうだが、ここまで来るとローカル色も混じり始める。根府川駅は美濃赤坂支線の美濃赤坂駅と荒尾駅を別にすると、東海道本線唯一の無人駅だ…
伊勢崎駅 (JR東日本・両毛線、東武鉄道・伊勢崎線)~ハイカラな洋風駅舎~

JR両毛線には、栃木駅、佐野駅などハイカラな古い洋風駅舎が多く残っていた。昭和9年(1934年)築の伊勢崎駅駅舎もその一つだ。特にファサードの洋風っぽい造りが印象的で、両毛線の古駅舎らしさを感じる…
田端駅の鑑賞池(JR東日本・山手線、京浜東北線)

駅の中にひっそりと存在する池のある庭「池庭」や、廃れたその遺構「枯池」に興味を持つようになって、ウェブ上で何気にあれこれ調べていると、いつしかJR東日本の田端駅に「鑑賞池」なるものがある事を知った。田端駅と言えば東京都北区にある山手線と京浜東北線の乗換駅で、1日の利用客は約4万以上…
行川アイランド駅~楽園の入口だった駅は秘境駅に…~

JR東日本・外房線、千葉県の勝浦市にある行川アイランド駅が秘境駅として見られるようになったのは、行川アイランドそのものが閉園されたにもかかわらず、駅名はそのままに駅が存続しているからだと思う。行川アイランドは様々な鳥類や植物の展示し、設立に際し「鳥の楽園」を目指した…