JR東日本(3) - 駅と駅舎の旅写真館



鶴形駅 (JR東日本・奥羽本線)~一風変わった高床式の木造駅舎~

JR東日本奥羽本線・鶴形駅、戦後築の高床式の木造駅舎

鶴形駅の開業は戦後の1949年(昭和24年)と比較的新しい。当初は仮乗降場で、上下3本ずつの列車が停車したという。駅に昇格したのは1952年(昭和27年)1月25日。木造駅舎は築堤上のレールに合わせた高床式という変わった構造が強いインパクトを発する。古レールなどの鉄骨が駅事務室や待合室のある駅本屋を高くかかげ…

来宮駅 (JR東日本・伊東線)~行楽ムード漂う洒落た洋風木造駅舎~

JR東日本伊東線・来宮駅、南欧風の洋風木造駅舎

駅開業の1935年(昭和10年)築の木造駅舎が残る。スペインなど欧州を思わせるオレンジ色の屋根瓦、車寄せや窓周りの装飾など、リゾート地の別荘のような佇まいが印象深い洋風木造駅舎だ。伊豆多賀駅や網代駅など伊東線の駅舎は…

西条駅 (JR東日本・篠ノ井線)~一見、味わい無い改修木造駅舎だけど…~

JR東日本・篠ノ井線・西条駅、リニューアルされた木造駅舎

西条駅(にしじょうえき)の開業は1900年(明治33年)で、今の駅舎は1934年(昭和9年)築だ。しかし大幅なリニューアルで板張りがほとんど新く換えられるなど、昔風の木造駅舎を再現した新築駅舎と言った風情を漂わせている…

国定駅 (JR東日本・両毛線)~古き良き趣が残された木造駅舎~

群馬県伊勢崎市、両毛線の国定駅、昔の趣を残しつつ改修された木造駅舎

駅の開業は1889年(明治22年)、両毛鉄道の駅として。国有化後の1925年(大正14年)に竣工した、築94年という古い木造駅舎が現役だ。国定駅の1日の利用者数は約1500人で、これだけ利用者が多いと、駅舎は建て替えられても不思議ではない…

中川駅 (JR東日本・奥羽本線(山形線) )~貨車駅舎の不思議~

奥羽本線(山形線)中川駅、貨車の廃車体を再利用した簡易駅舎

改築のため2017年9月末で使用停止となった奥羽本線(山形線)の神町駅舎を訪れた後、帰路に着きつつ駅巡りでもしようかと思っていた。しかし、山形線と愛称が付けられている新庄‐福島間では、私が好むような木造駅舎はほぼ壊滅と言っていい状態だ…

越後岩沢駅~JR飯山線最後のレトロ駅舎!?~

JR東日本飯山線・越後岩沢駅、昭和2年築の木造駅舎

2016年夏、山形と新潟を訪れ、飯山線を経て長野から特急しなので帰路に就くつもりでいた。そこで、飯山線にいい木造駅舎がある駅が無いかとウェブ上で情報を漁った。しかし、31駅中、古い姿を留めた駅舎は僅か1駅、越後岩沢駅だけだった…

倉見駅 (JR東日本・相模線)~大正のコンクリート駅舎~

JR東日本・相模線・倉見駅、大正築のモダニズムコンクリート駅舎

2004年の3月に訪問して以来、約12年振り2度目の訪問だ。駅舎は箱型のコンクリート駅舎というシンプル過ぎる形状にアーチ型の出入口が印象的。半円の窓を通して見る外の世界は不思議な感じで、大げさながら芸術性とはこんなちょとなもので…

那古船形駅、ちょっと不思議な夕方の光景~駅に集まるホンダ・スーパーカブ~

JR内房線、開業の大正時代の木造駅舎が残る那古船形駅

2007年秋のある日の午後、駅巡りの旅で千葉県館山市にあるJR東日本内房線の那古船形駅で下車しました。駅をあれこれ見ていると、スーパーカブが駅前に停められ、運転していた人は駅の中に消えていきました。それから続くように1台、また1台とバイクがやってきては…

白河駅 (JR東日本・東北本線)~大正の洋風駅舎など歴史と風格漂う駅…~

JR東日本東北本線・白河駅、大正ロマン漂う洋風木造駅舎

JR白河駅は1887年(明治20年)、東北本線の前身、日本鉄道時代の開業。開業当時は120mほど北に位置していたという。現在の洋風木造駅舎は2代目駅舎で1921年(大正10年)の築。東北本線の主要駅ではあるが、町の玄関口の座は東北新幹線の新白河駅に譲った。

三条駅 (JR東日本・信越本線)~木造駅舎の旅~

JR信越本線・三条駅の木造駅舎、風除室風の車寄せ

弥彦線の高架区間から街並みを見下ろすと、雪が僅かに残る中、黒い瓦屋根の住宅が立ち並ぶ街が事の外印象的だった。東三条駅で信越本線に乗り換え、三条駅で降りた。三条駅の屋根も同じ黒い瓦屋根だ。どっしりと広い屋根は、民家以上の重厚感が漂う…