備前一宮駅(JR西日本・吉備線)~まもなく失われる明治の木造駅舎~

備前一宮駅は吉備線の前身・中国鉄道の吉備線として1904年(明治37年)に開業した。木造駅舎は開業以来のもので、岡山県内でも最古級との事。特に、中国鉄道の社紋が入った屋根瓦が残っている事が知られている。だが、2008年の9月下旬で駅舎が使用停止、そして取り壊しになるという事をニュースで知った…
稲荷駅 (JR西日本・奈良線)~鯉が泳ぐ池があるミニ庭園~

伏見稲荷大社のJR側の最寄り駅、奈良線の稲荷駅で下車した。プラットホームから駅舎へ降りる階段を下っていると、左手に緑豊かな一角があるのが目に付いた。よく見ると、その中には池があった。しかも枯れていない!昔は、駅構内に池のある小さな庭園があった事が多いようだが…
四辻駅 (JR西日本・山陽本線)~松や木々に彩られた庭園駅舎…~

桜を巡る中国地方鉄道のローカル線の駅をめぐる旅で、最後の訪問駅が山陽本線の四辻駅となった。沈みゆく太陽に駅舎が染められている時で、近付きつつあるこの旅の終わりを噛み締めた…
東松江駅 (JR西日本・山陰本線)~改修されまくりの魔改造木造駅舎!?~

古い駅舎が残るという山陰本線の東松江駅で下車してみた。新建材等で大きくリニューアルされて古さは感じないが、軒を支える柱は木の部分が露だ。駅舎を通り抜け正面から見てみると絶句した…。東松江駅の駅舎はあまりにもリニューアルされ過ぎで…
列車でゆく桜満開の山陰路~駅・桜旅2007~

桜満開の山陰路、ローカル線の列車に揺られきままに下車し、咲き誇る桜を愉しむ旅。JR西日本、山陰本線~三江線~山口線へ。山陰最古の駅舎と桜の老木、駅舎と共に列車が再びやってくるの待つ桜、打ち棄てられたホーム跡を華やかに彩る桜…
御来屋駅(JR西日本・山陰本線)~山陰最古の駅舎は産直市場「みくりや市」に~

サンライズエクスプレスや特急いなばなどを乗継ぎ、桜訪れた春の山陰路へ…。普通列車に乗り換え木造駅舎が残る御来屋駅で下車した。典型的で素朴な木造駅舎と言えるのだが、1902年(明治35年)、山陰初の鉄道として、境港-御来屋間が開業した当時から残る山陰最古の駅舎だ…
直江駅(JR西日本・山陰本線)~駅の一員ではなくなった木造駅舎~

出雲市駅から東に一駅隣の直江駅で下車してみた。駅舎は残っているが、もう閉鎖されていると聞いていた。しかし、いざ列車から降りて、改札口がポスターや新建材で塞がれているのを見て、一体どこから外に出ればいいのかと戸惑った。直ぐに「出口」と書かれた看板を見つけはしたが…
柳井港駅 (JR西日本・山陽本線)~急行停車を記念した池庭跡~

山陽本線・柳井駅で、寝台特急はやぶさ・ふじ号から下車し、一駅戻り柳井港駅(やないみなとえき)にやってきた。松山の三津浜港行きの船に乗る前の僅かな時間、駅を観察していた。すると駅舎横のトイレの前に、枯池があるのを発見した…
川平駅(JR西日本・三江線)~味わいある木造駅舎と駅猫と…~

三江線は山陽と山陰を結ぶ鉄路、陰陽連絡線の路線群の中で、国鉄時代に全通した路線としては最後発だ。比較的新しい新しい路線と言え、古い駅舎はほとんど無いだろうと想像していた。しかし、1963(昭和38)年までに、最後の浜原-口羽間を残して開通していたので、意外と古い駅舎は残っているのだ…
湯里駅 (JR西日本・山陰本線)~時が止まったままの木造駅舎~

江津駅から山陰本線の上り列車に乗り湯里駅で降りた。駅は小高い山を切り開いた場所にあり、国道の坂道の横に沿うように駅が設置されている。プラットホームは国道の坂の上と同じ高さにあり、ホーム北端は周囲の集落を見下ろすように位置している。そして、プラットホームからは坂の下に、古びた木造駅舎が佇んでいるのが見下ろせた…