武豊線(1) - 駅と駅舎の旅写真館

JR東海・武豊線の印象深い駅をめぐる鉄道の旅。
東京‐大阪間の鉄道建設の資材運搬のため、1886年(明治19年)3月1日に開業した武豊線は、愛知県初の鉄道路線。大府駅‐武豊駅間の19.3kmに10駅がある。現役最古といわれる亀崎駅の木造駅舎、半田駅の跨線橋とランプ小屋、武豊港駅跡のレアな転車台など、歴史感じる設備が残る。


武豊線・半田駅、役目を終える明治築の国内最古の跨線橋

JR東海武豊線・半田駅プラットホームと国内最古の跨線橋

JR東海武豊線の半田駅が駅高架化工事のため、駅舎など主な設備での営業が6月5日をもって終了となる。半田駅と言えば、1910年(明治43年)築の国内最古の跨線橋がいまだ使われ続けている事で知られている。意味的には「同じ場所でずっと使い続けられている」だが、110年もずっと佇み続けているのは驚嘆に値し、愛知県下初の鉄道路線である武豊線の歴史を感じさせる鉄道遺産だ…

JR東海・武豊線・武豊駅構内の池の中にある謎の島!?

JR東海・武豊線・武豊駅プラットホーム端の方にある池庭

武豊線の終点、武豊駅プラットホームを端の方まで何気に歩いていると、小さな池庭があるのを発見した。今までこんなモノがあるなんてまるで気づいていなかった。武豊線はラッシュ時を除き2両編成だ。なので、2両でも余るホームの先端部分まで足を運ぶ事は無く、気づきにくかったのだろう…

亀崎駅 (JR東海・武豊線)~最古の駅舎だけじゃない!レトロさ溢れる情景ある駅~

明治19年1年築の日本最古の現役駅舎とされている武豊線・亀崎駅

約1年と数ヶ月振りに亀崎駅を訪れた。2001年に初めて訪れて以来、近場という気軽さから、たまに訪ねるようになった。今回は桜が満開の時季を狙っての訪問だ。素朴な木造駅舎だが、取り付けられている「M19年1月」と標された建物財産標により、明治19年(1869年)築の国内最古の現役駅舎とされている…

乙川駅 (JR東海・武豊線)~武豊線ゆかりの蒸気機関車に会いに行く~

乙川駅近く、半田市民ホールに静態保存されていた蒸気機関車C11-265

数週間程前に訪れた武豊線の亀崎駅と半田駅の間に、乙川(おっかわ)という駅がある。1933年(昭和8年)開業の古い歴史がある駅だが。最古と言われる亀崎駅の木造駅舎、JR最古の現役木造跨線橋のある半田駅のように、これといったものがあったり、有名な駅という訳でははない。

武豊駅と武豊港駅~現在の終着駅とかつての終着駅~

武豊駅より先、日本油脂専用線と武豊線・武豊港駅への廃線跡

武豊駅はレールが途切れる武豊線の終着駅だ。だが、かつては約1km先の、武豊港まで引き込み線が延び、貨物駅の武豊港(たけとよみなと)という駅もあった。1886年(明治19年)の武豊線開業時の終点は、現在の場所ではなく、その約1km先の武豊停車場であった…

半田駅 (JR東海・武豊線)~二つの「明治」が並び立つ風景~

JR武豊線・半田駅、木の感触が心地よい最古の木造跨線橋。

武豊線・亀崎駅から武豊行きの列車に乗り、2つ目の半田駅で降りた。島式のホームが駅舎と跨線橋で繋がれている。何気なく風景に溶け込んでいる跨線橋は、1910年(明治43年)に完成して以来、使われているJR最古の跨線橋だ。亀崎駅の木造駅舎のように、ここにも「最古」があるのだ…

現役最古の駅舎・亀崎駅~武豊線の駅を巡る旅(1)~

JR東海・武豊線・亀崎駅、現役最古と言われる木造駅舎

歴史があり、かつ発展著しく将来性のある武豊線の駅で、「ジェイタウン半田のぞみヶ丘」の玄関口の亀崎駅の木造駅舎は、1886年(明治19年)と記述された建物財産標が残っている事から、現役最古の駅舎と言われている。地元にこんなに凄い駅があるとは最近まで知らなかった…