来宮駅 (JR東日本・伊東線)~行楽ムード漂う洒落た洋風木造駅舎~



来宮駅、駅舎と風景

JR伊東線・来宮駅ホームと留置線
伊東線の来宮駅は東海道本線との分岐点付近にあり、東海道新幹線も並走する。留置線には東海道本線の長大編成の列車が停車中。
JR伊東線・来宮駅、駅舎と周囲の風景
熱海温泉がすぐそこで、山肌にはリゾートマンションやホテルが立ち並ぶ。
JR東日本伊東線・来宮駅、南欧風の洋風木造駅舎
駅開業の昭和10年築の洋風木造駅舎がいまだ現役。小洒落た駅舎はリゾート地の別荘のような佇まいだ。
JR東日本伊東線・来宮駅の木造駅舎、駅舎側面
屋根にはオレンジ色のスペイン風瓦が敷き詰められている。駅舎は妻面に車寄せがある長い造りだ。
JR伊東線・来宮駅の駅舎、待合室
小さな待合室がある。一日千数百人の利用客があるが、2015年より無人駅となり窓口は塞がれた。
JR伊東線・来宮駅の木造駅舎、窓枠の洒落た装飾
窓周りの装飾は木枠。ちょっとした彫り込みが模様のようで手が込んでいる。
JR伊東線・来宮駅の木造駅舎、車寄せの軒支え
車寄せを支える木の持ち送りも…。細部の装飾が小洒落たユニークな駅舎だ。

来宮駅訪問ノート

 駅開業の1935年(昭和10年)築の木造駅舎が残る。スペインなど欧州を思わせるオレンジ色の屋根瓦、車寄せや窓周りの装飾など、リゾート地の別荘のような佇まいが印象深い洋風木造駅舎だ。

 伊豆多賀駅や網代駅など伊東線の駅舎は、大きさや形状こそ違え、細部の装飾が洒落ていて、来宮駅と似たような洋風木造駅舎となっている。伊東温泉や熱海温泉など有名な観光地があり、行楽色のある駅舎にしたようだ。大型のホテルは熱海駅より、この来宮駅周辺に多い。歩くには遠く坂道がきついが…

 来宮駅は海からやや高い位置にあり、5分ほど坂を下り続けると繁華街に出る。昔も…そして今も、ひと風呂浴びそぞろ歩きする宿泊客で賑わうのだろう。繁華街外れの路地裏には、遊郭や飲み屋街だったと思しきレトロな街並みが寂れつつ残っている。昔の温泉旅行の残照を留めるかのように…

[2019年(令和元年) 10月訪問](静岡県熱海市)

~◆レトロ駅舎カテゴリー: 三つ星 JR・旧国鉄の三つ星駅舎