国定駅 (JR東日本・両毛線)~古き良き趣が残された木造駅舎~



いい佇まいが残された大正の木造駅舎

JR東日本・両毛線、国定駅に到着した国鉄型211系電車
( 湘南色をまとった両毛線の211系電車が雨の国定駅に到着 )
JR東日本・両毛線・国定駅、駅舎ホーム側
( 古い駅舎は現状に合わせ設えられているが、いい佇まいに目が引かれる。 )
群馬県伊勢崎市、両毛線の国定駅、昔の趣を残しつつ改修された木造駅舎
( 改修されつつも昔の趣はよく残された木造駅舎。出入り口の風除け板が特徴的。 )
JR東日本・両毛線・国定駅、木の軒の造りが木造駅舎らしさ溢れる
( 軒や支える柱も木製のまま、きれいに手入れされている。 )
両毛線・国定駅、跨線橋に上り木造駅舎を真横から見下ろす。
( 駅舎正面の左手真横に自由通路があり、普段見られない角度から駅舎を拝む。 )
両毛線・国定駅前、石造りの立派な農業倉庫
( 再開発された駅南口の片隅には、石造りの農業倉庫が残る。まだ何かに使われているようだ。 )
群馬県伊勢崎市、JR両毛線・国定駅、国定忠次の記念碑
( 上州・国定出身の江戸時代の侠客・国定忠次の記念碑。 )

国定駅訪問ノート

 駅の開業は1889年(明治22年)、両毛鉄道の駅として。国有化後の1925年(大正14年)に竣工した、築94年という古い木造駅舎が現役だ。

 国定駅の1日の利用者数は約1500人で、これだけ利用者が多いと、駅舎は建て替えられても不思議ではないが、各所は現状に合わせ設えられている。駅舎のある北側と反対側の南側は自由通路で結ばれ、南側はロータリーが設置されるなど、整備されている。

 しかし大正築の木造駅舎は、昔のままの趣は残しつつきれいに改修され、いい雰囲気に仕上げられているのが好印象。年々、木造駅舎は取り壊されていくが、こうやって使いついでいってほしいもの…。

[2019年(平成31年) 4月訪問] (群馬県伊勢崎市)

~◆レトロ駅舎カテゴリー: 一つ星JR・旧国鉄の一つ星駅舎