いつ頃築か不明の駅舎(2) - 駅と駅舎の旅写真館



上州一ノ宮駅 (上信電鉄)~味わい深い佇まいに包まれた木造駅舎~

上信電鉄・上州一ノ宮駅、レトロで味わい深い佇まいの木造駅舎

十数年振りに上信線の上州一ノ宮駅に降り立った。急角度の切妻屋根が特徴的な駅舎は、ホーム側はクリーム色で塗装されてるが、古い木造駅舎らしさ溢れる佇まい。窓枠や付け庇も古い木のまま。屋外改札口が残るのも昔の駅さながら。まさに昔の駅に降り立ったような感覚に陥る…

追分口駅(えちぜん鉄道・勝山永平寺線)~中と外のギャップが面白くもある木造駅舎~

えちぜん鉄道・勝山永平寺線・追分駅、トタン張りに改修された木造駅舎

木造駅舎の外壁は白いトタンで改修されていた。安っぽさは否めないながらも、それでも軽快な雰囲気に。えち鉄には無名の木造駅舎が多く残るが、山王駅など多くがこのように改修されている。いわば「えち鉄仕様」の木造駅舎と言える…

吉井駅(上信電鉄上信線)~看板建築風のユニークな木造駅舎~

上信電鉄・看板建築のような木造駅舎が特徴的な吉井駅

木造駅舎の左側の待合室部分だけに四角く出っ張っていて、その屋根の部分は板のようなもので覆われた看板建築のようなレトロな造りが印象的だ。その部分を除けば、横長の半切妻屋根というありふれた造りだ。個性的な木造駅舎が多く残る上信電鉄だが、なぜこの形なのだろう…

揖斐駅 (養老鉄道)~味わい残した木造駅舎が佇む終着駅~

養老鉄道・揖斐駅、元近鉄車の610形が停車中

駅の開業は1919年(大正8年)の初代養老鉄道時代。2007年に近鉄から現在の養老鉄道が運行を引き継いだ。北端の終点が揖斐駅だ。名鉄揖斐線の黒野駅-本揖斐間が廃線となってからは、揖斐川町唯一の鉄道駅として街の玄関口としての役割を担う…

鼓ヶ浦駅(近鉄名古屋線)~昔は大勢の海水浴客を迎えた小洒落た駅舎~

近鉄名古屋本線・鼓ヶ浦駅、小洒落た木造駅舎が現役

近鉄の白子駅から伊勢街道を歩き、隣の鼓ヶ浦駅までやってきた。だいぶ改修されているが、古くからと思われる木造駅舎が健在。駅舎をぐるりと囲むような軒が印象的だ。開業は、伊勢鉄道時代の1915年(大正4年)9月10日。当時は子安観音という駅名で、駅の位置は現在より300mほど南にあったという…

千垣駅 (富山地鉄・立山線)~立山を目前に佇む古色蒼然とした木造駅舎~

富山地鉄立山線、大正開業の千垣駅、古い木造駅舎

いくつもの富山地鉄の木造駅舎を訪れてきたが、まだ未訪で気になっていた立山線の千垣駅で降り立った。平行する県道6号線と、常願寺川の間に立地する駅だ。立山へあと少しとなった鉄路は、ここまで来ると景色は山深くなり、まだ雪を被った山々が見えた…

山王駅 (えちぜん鉄道・勝山永平寺線)~秋深まる駅…~

えちぜん鉄道・山王駅に入線する福井行き列車

えちぜん鉄道の木造駅舎は、外観は白いトタンで覆われ、待合室は真新しい木材で新築のように改修されている駅が多かった。2014年11月は、改修からそれほど経っていない駅が多かったようで、木の温かみのある待合室の、眩しいような新鮮さが印象的だった…

越前新保駅 (えちぜん鉄道・勝山永平寺線)~気になる古い木のベンチがある駅…~

えちぜん鉄道・勝山永平寺線・越前新保駅、古い木造駅舎が現役

福井駅より4駅目で、住宅などが立ち並ぶ街中にあり、古い木造駅舎は、他のえちぜん鉄道の古駅舎の多くで見られるように、外壁は白いトタンで覆われるなど改修されている。しかし、今も有人駅という事もあり、内部の改修は最小限のようで、窓口はまだ現役で使われている…

鷹泊駅 (JR北海道・深名線)~廃線後、木造駅舎は朽ちるままに…~

まだ廃線となる前の深名線の写真を懐かしく見ていた。すると夜の鷹泊駅の写真があった。1990年代前半の冬、深川行きの列車に乗っていて、鷹泊駅に停車した時、車窓の外にたまたま駅舎が入ったのでシャッターを切ったのだろう。その頃は木造駅舎に興味は無かった…

三条駅 (JR東日本・信越本線)~木造駅舎の旅~

JR信越本線・三条駅の木造駅舎、風除室風の車寄せ

弥彦線の高架区間から街並みを見下ろすと、雪が僅かに残る中、黒い瓦屋根の住宅が立ち並ぶ街が事の外印象的だった。東三条駅で信越本線に乗り換え、三条駅で降りた。三条駅の屋根も同じ黒い瓦屋根だ。どっしりと広い屋根は、民家以上の重厚感が漂う…