倶利伽羅駅 (IRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道)~明治の木造駅舎~

富山県の県境がすぐ近くにある石川県東端の駅・倶利伽羅駅で下車した。北陸新幹線開業でJR北陸本線が第三セクター鉄道化された区間、IRいしかわ鉄道とあいのかぜ富山鉄道の境界駅で、前者が管理する駅だ。JR時代から何度も通り過ぎた道だが、こうして下車したのは初めてだ…
南海電鉄・浜寺公園駅~明治の洋風木造駅舎、現役最終日の夜~

2016年(平成28年)1月27日、南海電鉄・浜寺公園駅の明治築の洋風木造駅舎が遂に現役引退の時を迎える。この駅舎、1907年(明治40年)、東京駅を設計した事で有名な辰野金吾が片岡安と大阪で設立した「辰野片岡事建築事務所」が手掛けた事で知られている。駅舎は高架の新駅舎の前に移築され…
南海電鉄・浜寺公園駅、失われゆく名脇役を愛でる~現役引退迫る明治の洋風駅舎~

2016年年明け、南海本線の浜寺公園駅を訪れた。浜寺公園駅の駅舎は明治40年(1907年)に建てられた洋風木造駅舎が現役で残っている事で知られている。しかしその駅舎も、南海本線の高架化により2016年1月27日を最後に役目を終える。名高い駅舎そのものは保存される事になった。しかしそれ以外の多くのものは失われゆく運命にある。それらは地味ながら、どれも駅舎と共に浜寺公園駅を構成し続けた一員で、歴史感じさせる興味深いものばかり…
居組駅 (JR西日本・山陰本線)~秘境駅の廃れた庭園跡~

山陰本線の兵庫県西端にある居組駅は秘境駅としても知られる。改修されているものの、古い木造駅舎が健在だ。駅舎正面出入口の両側は、生垣で囲まれた小さな庭がある。小さなとは言え、駅にこんな緑豊かな空間が丹念に整えられている様は、まるで庭園の中に駅があるかのようだ…
矢岳駅 (JR九州・肥薩線)~日本の原風景の中に佇む明治の木造駅舎~

人吉駅から吉松行きの始発列車に乗った。単行の列車に乗り込んだのは何と私1人。十何年前、初めて肥薩線のこの区間の下り列車に乗った時も1人だった事に驚いたが…。肥薩線は2004年に九州新幹線が開業してから、観光路線として注目されるようになった…
大畑駅 (JR九州・肥薩線)~周囲に民家が無い秘境駅で夜を迎える…~

肥薩線の旅を楽しんでいた4月のある夕方、人吉駅から吉松行きの列車に乗り、一駅の大畑駅(おこばえき)で下車した。かつては難所「矢岳越え」を往来する列車たちが、ひと時、体を休めた広い構内跡のあちこちは満開の桜で彩られていた…
津軽新城駅(JR東日本・奥羽本線)~雪の中に佇む明治の木造駅舎~

青森駅から奥羽本線の列車に乗り、2駅の津軽新城駅で下車した。真冬を迎えた駅は雪で真っ白で、なおも雪が降り注いでいた。雪が滅多に積もらない地域に住む私は驚く事しきりだ。駅は2面3線の構造で側線もあり、片隅には除雪車が留置されてた…
亀崎駅 (JR東海・武豊線)~最古の駅舎だけじゃない!レトロさ溢れる情景ある駅~

約1年と数ヶ月振りに亀崎駅を訪れた。2001年に初めて訪れて以来、近場という気軽さから、たまに訪ねるようになった。今回は桜が満開の時季を狙っての訪問だ。素朴な木造駅舎だが、取り付けられている「M19年1月」と標された建物財産標により、明治19年(1869年)築の国内最古の現役駅舎とされている…
櫟本駅(JR西日本・桜井線)~石垣に鎮座する明治の木造駅舎~

桜井線の駅の一つに櫟本(いちのもと)という駅がある。JRのはるか前身、奈良鉄道時代の1898年(明治31年)の駅開業時以来の木造駅舎が未だに現役だ。あのJR九州・肥薩線、嘉例川駅駅舎(JR九州・肥薩線)の1903年(明治36年)築よりも5年も早く建てられた駅舎で…
建部駅 (JR西日本・津山線)~昔の駅の情景があった木造駅舎~

数年振りに、津山線の建部駅で下車した。 2面2線の相対式ホームを持つ駅で、津山線の前身、中国鉄道時代の1900年(明治33年)、駅開業時以来の古い木造駅舎が残っている。その横には、塀に囲まれた中に木造の建物が残っているのも気になった…