日田彦山線・石原町駅~駅の1ページを秘かに伝える池庭跡~
JR九州のローカル線・日田彦山線の石原町駅で下車してみた。かなりリニューアルされてはいるが、同線の採銅所駅と共通デザインの木造駅舎が残っていると聞いていた。駅舎正面の駐車スペースの片隅に、燈篭がある緑豊かな一角があった…
採銅所駅 (JR九州・日田彦山線)~ローカル線のハイカラ木造駅舎~
日田駅から日田彦山線の列車に乗った。田川後藤寺駅辺りまで来ると、山から徐々に街の風景へとなっていき、人口100万を擁する北九州市が近付いているのだなと実感する。しかし、採銅所駅に到着するとまた山中の集落の風景へと変わった。駅名は文字通り、昔、この地区で銅が採れた事に由来し…
池尻駅 (JR九州・日田彦山線)~木造駅舎亡き後、広い構内跡にポツンと残された枯池~
日田彦山線の池尻駅に列車が停車した時、枯池があるのを発見した。木造駅舎が取り壊され更地となった風景の中、ポツンと残っているので、車内からでも余計に目に付きやすい。駅舎を取り壊した時に、何故いっしょに撤去しなかったのか…
大行司駅 (JR九州・日田彦山線)~プラットホーム眼下の木造駅舎~
JR九州・日田彦山線の大行司駅で降りると、ホームに沿ってズラリと黄色い布が万国旗のように巡らされていた。この黄色い布が掲げられている風景を見て、多くの人が映画「幸福の黄色いハンカチ」を思い出すものだろうが、まさに主演の高倉健ゆかりの駅だ…
嘉例川駅 (JR九州・肥薩線)~登録有形文化財となった明治の木造駅舎~
今回2007年6月の九州旅行の最終訪問駅は嘉例川駅になった。嘉例川駅には2004年の2月に初めて訪れ、その約1年半後にも再び訪れている。数年の内に3回の訪問と、遠く離れた九州の駅の割に訪問頻度は高く、それなら未訪の他の駅に行ってもよかったのだが、近くを通るとなると見過ごす事できず、どうしも立ち寄りたいと思わせる駅だ…
真幸駅 (JR九州・肥薩線)~スイッチバックの秘境駅にもう1つの庭園跡~
JR九州・肥薩線の真幸駅は、日本三大車窓の一つと称される絶景、矢岳越えを控えた山深い風景が有名だ。険しい地形を越えるため、スイッチバック駅となっている。駅至近に人家は皆無で、少し離れた所に集落があるだけ…
熊本市電・上熊本停留所に移築され、一応!?生き残ったJR上熊本旧駅舎
JR九州・鹿児島本線の上熊本駅の2代目駅舎は、1913年(大正2年)に建てられ、洋風木造の名駅舎として知られていた。九州新幹線工事に関連し、上熊本駅は高架化される事になり、この大正の香り漂わす洋風木造駅舎は取り壊しの危機に瀕していた…
南久留米駅 (JR九州・久大本線)~小さくなっても街並みの中で佇む木造駅舎~
緑豊かな中を駆け抜けた久大本線も、さすがに終点の久留米に近付くにつれ住宅が増え、車窓はいつしか街の風景へと変わっていた。そして久留米駅の一つ手間、南久留米駅に停車するため、列車は徐々に速度を落としていった…
上臼杵駅 (JR九州・日豊本線)~木造駅舎と庭園のように植栽が美しい駅~
駅開業の1917年(大正6年)以来の木造駅舎が現役。何といっても植栽が整えられたスロープが美しく、乗降客を迎える古く趣きある木造駅舎が佇む様が、鉄道が賑わっていた頃の駅はこんな風だったのだろうと、古き良き時代への郷愁をかき立てる…
築城駅(JR九州・日豊本線)~幸運の枯池!?~
日豊本線の下り列車に乗っていると、築城駅に停車した。何気に駅舎の方を見ていると、上りホームで鶴と亀のが向かい合っているのに気づいた。そしてその周りが窪んでいた。明らかに枯池だ!初め、この駅で下車する予定は無かったが…