糸魚沢駅(JR北海道・根室本線(花咲線))~個性的な屋根の木造駅舎~

花咲線という愛称を持つ根室本線末端区間を列車で旅している途上、根室駅から折り返して木造駅舎が残る糸魚沢駅で下車するつもりでいた。しかし寝過ごしてしまい、目を覚まし車窓の外に目をやると、ちょうど糸魚沢駅のプラットホームから離れているところだった…
藻琴駅 (JR北海道・釧網本線)~田舎の校舎のような素朴な木造駅舎~

釧網本線の藻琴駅は、オホーツク海の近くに立地する。田舎の小さな校舎ような素朴な木造駅舎は駅開業の1924年(大正13年)築。それ以来、雪とオホーツク海からの風に長年耐え続けてきたと思うと、味わいもひとしおだ。無人駅だが、旧駅務室跡に喫茶店「トロッコ」が入っている…
南下沼駅 (JR北海道) ~冬の宗谷本線、廃止迫る小さな駅…~

朝の5時前、特急利尻で宗谷本線の幌延駅に降り立った。稚内行きの普通列車までは一時間半もあるので、一旦、待合室に向かった。ストーブは点いているものの、外の寒さに押されているのか、火力が弱いのか、思いの外、暖かくない。寒い思いをしながら列車はまだかと待ち焦がれた…
JAL羽田発女満別行き、そして空港から歩いて西女満別駅へ…

いよいよ存続が危うくなってきた、ちほく高原鉄道ふるさと銀河線に乗りたいと思いスケジュールを練った。往路か復路のどちらかで、ふるさと銀河線にアクセスしやすい空路を選ぼうと思い、結局、女満別空港を選んだ。それは石北本線の西女満別駅という隠れ空港アクセス駅への興味が大きかったからだ…
夜、津軽今別駅へ再び…

中小国駅から津軽線の列車に乗り、三たび、青函トンネルの救護施設を眺め、終点の三厩駅を訪れた後、再び津軽二股駅に戻ってきた。ここから津軽今別駅に停車する快速海峡11号に乗り換え青函トンネルを越え、函館に抜ける事にしていた。こんな所で、3時間も時間を潰さなければいけないと思うと気が遠くなりそうだが…
海峡線・津軽今別駅と津軽線・津軽二股駅の奇妙な関係??

青森-函館間の津軽海峡線は、新規開業した中小国-木古内の海峡線以外は、既存の路線を活用している。青森‐中小国間は津軽線、木古内‐五稜郭は江差線、五稜郭-函館は函館本線が正式名称で、青函トンネルを介し、青森-函館間を結ぶ線の総称として津軽海峡線と呼ばれている…
石勝線・楓駅~1日1往復、日曜運休の駅~

JR北海道に楓駅という一風変わった駅がある。北海道夕張市にあり、札幌-道東を短絡する石勝線の駅の1つだが、特急が飛ばす本線上から分岐した一線隣りの小さな駅舎に、朝1日1往復の列車のみが発着する。楓駅から新得駅までの約84kmは山林が続くばかりで、集落は点在する程度だ…
幌糠駅(JR北海道・留萌本線)~自転車旅、峠の後の一休み~

1997年7月、100日に渡る北海道自転車旅行の道中のとある日、初めての峠越えの日を迎えた。その峠とは国道233号線の留萌市と北竜町の境にある美葉牛峠だ。峠と言っても、知床峠や国道237号線の金山峠と言った名だたる峠を越え旅を終えた後に思えば…