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西幡豆駅(名鉄・蒲郡線、木造駅舎)


西幡豆駅訪問記と写真

名鉄蒲郡線、西幡豆駅駅舎

 古い木造駅舎が残る西幡豆駅。ほぼ箱状の単純な造りながら片流れの屋根になっていて目を引く。

 近年、名鉄では無人駅など末端部の小駅にも駅集中管理システム導入を進めていて、それに伴い古い駅舎の多くが取り壊されてきた。しかし蒲郡線では、その何れも未対応で、導入の予定も無いという。それは、蒲郡線の存廃が問題になっていて、多額の費用を掛け導入した所で、廃止となってしまえば無駄になるからと取れなくも無い・・・。蒲郡線は名鉄に僅かに残ったローカル線の風情が楽しめるとは言え、そういう事情があることを思えば複雑だ。

西幡豆駅、駅前の構内売店

 駅舎の向かいには構内売店の跡が残っていた。このように名鉄の駅に付随したように駅前で営業する売店は、かつては三河一色駅、吉良吉田駅の駅前でも見られ、吉良吉田駅前のものは2008年までは営業していた様子。「構内」という響きが気になるが、名鉄の認可を受け、地元の業者が駅売店として営業しているのだろう。

西幡豆駅待合室

 待合室は狭い。無人化され、窓口跡は埋められ、掲示物が貼られていたり、自動券売機が置かれていたりした。

西幡豆駅、待合室に展示された絵

 待合室の窓の上には、付近の海や山などを描いたと思われる、風光明媚な風景画が何枚も掲示されていた。その中にうさぎ島と猿ヶ島を描いたものもあった。

 三河湾に面した地を走る蒲郡線は、かつては観光路線として名鉄に位置付けられ、名鉄はうさぎ島などの観光事業を手がけ、直通特急も運転されていた。しかし、レジャー利用客が減少すると、それら沿線の観光事業から手を引いた。車社会が進んだこの地域において、残ったのは学生など車を運転する事ができない少数の人々が中心となり、ついに蒲郡線の存廃までもが問題になるようになってしまった。

西幡豆駅、改札口跡

 かつての改札口付近。非常に狭く、出入りする人がぶつかってしまいそうだ。

西幡豆駅、ホームから見た駅舎

 駅舎ホーム側を見てみた。側面には古い手押しポンプ、防火水槽も残っている。

西幡豆駅ホームやトイレ

 西幡豆駅のホームや構内。別棟で古めかしいトイレも残されていた。


[2009年1月訪問](愛知県幡豆郡幡豆町)